MUV-LUVALTERNATIVE外伝 黒き戦神   作:kaenn

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話を繋げるための過去編を書きました。

恋愛原子核は健在な黒鉄さんは、やはり多数の女性を引きつけます。


過去編 大陸派兵そして…

日中韓軍合同による大規模BETA掃討作戦である。

 

”九一六作戦”

 

だったが、大方の予想を超えたBETAの地中侵攻や物量に圧され、いくつかの部隊で敗走や壊滅が起き始めた頃、

 

「メーデー!!メーデー!!此方!っが……。」

 

「駄目だ!数が多すぎるっ!弾が切れた!補きっ……」

 

自身の所属部隊も壊滅し気を失いそうになっていた時、戦術機のコクピット内で聴こえてくる声や音は全て味方からの救援要請でCPは体制を立て直せとしか言わない。

 

目の前で私を庇って死んだ新井君は重光線級のレーザー照射で戦術機ごと融解してしまったのだろう……

何処をどう見ても人の影も形も見えない。

未だ残るBETAを、動かない戦術機の視界で眺めていると集団から離れた戦車級が1匹私に近づいて来る。

 

「あぁ…私も彼みたいに食べられるのか……せめて苦しくなく一瞬で死ねるといいな……」

 

頭を打ってしまってぼんやりとした思考でその様なことを考えていると斯衛軍の白い瑞鶴が視界の端に映り突撃砲をばら撒くと私の激震の周りにいたBETAを掃討してくれた。

 

「其処の激震の衛士!生きているなら戦術機を動かせ!!」

 

おそらく瑞鶴の衛士だろう女性の声に反応して私は激震の頭部を左右に動かす。

それに気づいたその女性衛士は近くの激震のコクピット外装を剥がして生存者が戦術機の中に居ない事を確認してから動力部と跳躍ユニットに狙いを定め撃ち抜く。

すると燃料に引火したのか爆発して敵もろとも吹き飛ばす。

 

「こんな所で死んでたまるか!私は死なない!……妹の…白音の「お帰り!」を聞くまでは!!」

 

弾が切れたのか瑞鶴は突撃砲を捨てて、近接戦闘長刀を左右の兵装担架から取り出し、迫り来るBETA群に対して斬りつける

 

 

「何アレ?凄い…綺麗…。」

 

まりもは瑞鶴の衛士の剣舞を見て綺麗だなぁ…と思いながら眺めていたが、さすがに数が多すぎるのだろう段々と圧され始め遂には長刀の一本が根元から折れてしまった。

 

「駄目……逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げてえぇ!!」

 

瑞鶴の後方からグラップラー級がゆっくりと近き射程距離内に入ってしまった。

咄嗟に瑞鶴に向けてそう叫ぶが、残念ながら私の激震は完全に死んでしまっており最早マニュピレーターの一本さえ動かない。

 

案の定、瑞鶴はグラップラー級の衝核を叩きつけられ吹き飛ばされて岩盤に当たり、ピクリとも動かなくなってしまった。

彼女の次は私かぁ……などと考えているといつの間にか黒い戦術機が白い瑞鶴にトドメを刺そうとしていたグラップラー級を一刀の下に斬り捨てたのを最後に私の記憶は途切れている。

 

 

 

「白瀬!?無事か?………呼吸はあるか…うん、脈も少し早いぐらいだし命には別状なしか…それにしてもなんでこの激震を庇ってたんだ??」

 

黒い瑞鶴の衛士(黒鉄大和)は不思議に感じながら白瀬が守って居た激震のコクピットを強制解除して衛士の姿が露わになる。

 

「………ん?まさか……そんな…いや、居てもおかしくないのか……久し振り、まりもちゃん……。」

 

 




眠いので切ります。

おやすみなさい 

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