彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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ハイD突入!の前日談に突入よって原作名変更でございます。
*一部キャラ崩壊注意



ハイスクールDxD 魔勇賢王と旧校舎のディアボロス編
EPⅦⅩⅢ「一時の日常の中で」


Side一誠

「ふう…」

元の世界へと帰還を果たして早一ヶ月半程が過ぎた。

その間はあらかじめ世界神様に変換して貰っておいた俺の潤沢なポケットマネー資金で一等地の家屋の購入、運転免許取得したり、嫁達に簡易じゃない本物のスマホを買い与えたり、そして一番大変だったのが日本の真の管理者といっても過言ではない日本神話トップである女神、天照大神様との会談だった。

俺が人の身で神と成り得た事や神がかりの力を持つ者である信に対して彼女達はひどく驚いていた。

無論、冬夜や俺の私情までは流石に話してはいないが。

「つ、疲れたにゃー…」

「お、お疲れのようだな黒歌」

「な、何も聞かないで欲しいのにゃ…」

「ああー…」

天照様との会談から帰ってきてリビングでゆっくりしているとなんだか大分やつれた顔になっていた黒歌の様子に俺は疑問を感じるがその直後に凄く良い笑顔で部屋に入ってきたローナを見て事を察した。

ローナと桜はスマホで絵が描けたり、歌う様子を動画で撮れ世界中の人に観て貰う事が出来る事を知るや否やすぐにハマり出していつの間にかローナが自前で揃えていたMoPadやペンタブ等の機材を駆使して二つの業界でかなり有名人となっていた。

流石だが羞恥心が0所かーに振り切れているローナだけ心配で堪らないが…。

恐らく猫モチーフが含まれている歌で黒歌は彼女の動画撮影に付き合わされたのだろう。

ローナの力で文字通り合体させられて…歌っているのは黒歌じゃないのに彼女の黒歴史のページが…ご愁傷様ですと思う反面、今度動画で猫化したローナが凄く見てみたいと思う俺であった。

シルエスカ姉妹はというとエルゼはやはり体を動かす事に夢中でほぼ毎日トレーニングに出ている。

リンゼはやはり本を読み漁って貪欲に知識を吸収している。

王族・元王族であるユフィナやスゥ、ラーシア、サフィアは政治や歴史の勉強に励んでいる。

皆それぞれの形でこの世界の日常を謳歌している。

学校はというと天照様の思わぬ計らいで駒王学園に全員編入という形で通える事となった。

が…この学園実は悪魔が管理している学園でもある。

あの糞兄貴も此処に入学している事は調査済。

さてどうしたものかな…。

 

その頃、Side?

「あ!『妖桜珠』さんの動画更新されてる…アレ?…妖さんのこの格好といい、気といい見に覚えがあるような…」

私は搭城子猫。猫魎から悪魔に転生しリアス・グレモリー様を主に仕える女子高生です。

私はつい最近ですがクラスメイトに勧められてニヤニヤ動画の妖桜珠さんの歌って・踊ってみた動画や素晴らしいイラストを描き投稿している神絵師さんである魔妖さんにすっかりハマってしまっていました。

ですが妖さんがソロでUPされた動画を視聴しているとある違和感を感じた。

何故かなんだか懐かしい様な気がしたのだ。

何故だろう?…その答えは後に知る事になるとは思いも寄らない。

 

Side一誠

「ヒニャッ!?( ゚Д゚)…」

「どうした!?」

「き、気のせいかにゃ…ちょ、ちょっと悪寒を感じた様な気がしたんだけど…」

黒歌は知る由もない。

既に自分の黒歴史が身内に見られてしまった事に…。

 


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