Sideイッセー
「グオオオ…!」
「待ってろ!すぐに元に戻してやるからな!」
テロリスト集団禍の団の英雄派と呼ばれる連中が京都の裏側の統治者である大妖狐である八坂の大将さんをロクでもない実験に使った。
その上に上級フレイズまでもが取り憑いてしまい暴走状態に陥ってしまっていた。
俺はデモニクスツァーリオンを呼び出して機会を伺っていた。
「!そろそろゲリラライブのフィナーレが迫っているか!」
ローナ達の行っているライブが最高潮を迎えラストの歌が紡がれる。
「『まるで波紋の様 心を侵す甘い嘘は まるで洪水の様 真実と共に牙を剥いて素顔見せるわ♪』」
「『カナリアの空 風が鳴く頃 終焉などない血の決戦が今始まろうとしてる♪』」
「「『斬り裂け!闇の支配者 脆く果敢なあの彗星の様に 一か八か切るわ今、Bliliantcard!嵐を呼んで全て壊すの 制御不能なこの感情 只もう一度君に会いたくなるよ♪~』」」
「『欲望の寄生虫飼い慣らせたら楽になるの?♪』」
「『星屑の廃墟で夢の矛盾と揺られていた過去へJustseygoodbye♪』」
「『胸で聴こえた無重力アリア 約束の空あの日の君が今も笑ってる♪』」
「「『僕等は時に愚かにでも美しく流星群の夜に何度だって強く願い歌うから!
何が正義かまだ分からないだからせめて未来には嘘は吐かない君の名前に誓おう♪~』」」
「「『斬り裂け!闇の支配者 脆く果敢なあの彗星の様に 一か八か切るわ今、Bliliantcard!嵐を呼んで全て壊すの 制御不能なこの感情 只もう一度君に会いたくなるよ♪
僕等は時に愚かにでも美しく流星群の夜に何度だって強く願い歌うから!
何が正義かまだ分からないだけどずっと君だけに伝えたいんだ絶対独りじゃないと♪~』」」
「グ…グオオオー!?…」
ローナ達の紡ぐ歌が八坂の大将さんに取り憑いた悪しき根源を浄化し始める。
「今の内に!…はああああああー!」
俺はツァーリオンの閃光の翼を全開にして突撃する。
「漸く奴が離れた!ここで一気に!!」
その最中でフレイズの核が飛び出てきたのを見て機体をそれに突撃させ粉砕した。
「すー…」
「無事に終わったか…皆の所に戻るとするかな!」
フレイズから解放され暴走が漸く収まった八坂の大将さんは普通の妖狐の姿へと戻り眠っていた。
俺はツァーリオンを戻してすぐに彼女を抱えて皆の所にへと戻るのだった。
ちなみに別の異世界からやって来ていた者達はライブが終わってすぐに己の世界へと帰還したようだった。
かくして英雄派の連中は正に呆気無く壊滅の一途を辿ったのだった。
次回からコラボでもやろうかな?
希望者は報告版へ!