IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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作 なあ、もし明日死ぬって分かってたら、最後に何が読みてえ?一つだけ
読 名作と、頭の悪い作品
作 そいつは深いな


第69話 怖いか?当然、クソッタレ!

- 正門にて -

 「遅いぞ!織斑一夏!」

 「道が空いてた。」

 「ならば尚更早く来ぬか!」

 「行こう行こう、いつも先を急ぐ。そしてある日死ぬ。たまには足を止めて人生の楽しみを味わうべきだ。」

 「そうかも知れぬが、そのせいでわらわは何度も生徒に間違われたのじゃぞ!何度も!それも中学生じゃと!」

 「お前の国がどうかは知らんが、日本じゃ一四歳は中学生だ。間違われたくないならドレスを着とくんだな。」

 「わらわを馬鹿にするか!死刑にするぞ!」

 「やってみろ。返り討ちにしてやる。」

 「ふん、嫌みなヤツじゃ!早く車を回せ!」

 「OK!」

 クルクルクルクル・・・

 「」

 「喜べ、いつもより速く回してるんだ。」

 「お主、人間か?」

 「おうともよ。それがどうした。」

 「もうよい。歩いて行くぞ。」

 「ところで、何と呼べば言い。」

 「名前か?いつも姿を隠すときは、アリスと名乗っておる。そう呼べ。」

 「あなたは稲妻の~。」

 「???」

 「何でもない、気にするな・・・。」

 

 

- ショッピングモール -

 「この城は何じゃ?今からお主が攻め落とすのか?」

 「バカ言え。ここはショッピングモールだ。服を買うならレゾナンス。新作!人気作!!!なぁーんでも揃ってる。」

 「そうか。随分と大きな施設じゃな・・・。」

 「バカ言え。IS学園はもっと大きい。」

 「そうか。ところでじゃが、わらわはそばというものを食べてみたいのじゃ。」

 「()()()()。有名なそば屋を予約してある。」

 「随分と気が利くではないか。褒めて使わすぞ。」

 ズルッ

 ヒョイ

 「転けるなよ。脚を痛める。」

 「お主、心があったのじゃな。」

 「そうみたいだな。」

 

 

- そば屋 -

 「これがわらわの待ちわびた天ざるそばか!」

 「違ぁう!厳選素材の天ぷらと繋ぎなしのグッチョ美味いそばだぁ。激うまだでぇ!」

 「なんじゃ、あの店員。」

 「気にするな。」

 「それよりお主、世界に興味はないか?」

 「世界はもう見てきた。」

 「そうか。わらわの国に興味はないか?」

 「ルクーゼンブルクか?いい国だった。十年前までは、な。」

 「わらわの祖国を馬鹿にするのか?」

 「違う。」

 グイッ!

 バタァアンッ!【25669/30000】

 「こいつが滅茶苦茶にしたからだ。どうした、やることなくなってこんな所でバイトか?」

 「ひぃ!い、いっくん。こ、これは!」

 「篠ノ之博士ではないか!久しいのう!」

 「は?あんた誰?興味ないんですけど。勝手に話しに入ってこないでくれる。」

 「・・・お主には今後一切、時結晶は差し出さぬからな。」

 「ひっどぉおい!フローレンスが虐めるよう!」

 「気にするな。こいつは名前なんて覚えたことがない。自分のも、な。」

 「そうか。」

 「ねえ、束さんが呼んだんだから返事をしなよ!」

 「死刑にするぞ!」

 「できっこないのさ!私はオーバースペックだからさ。」

 「織斑一夏!」

 「お任せを!」

 「わぁ!!なしなし!!謝るよぉう!」

 「分かったら店の邪魔をする前に帰れ。」

 シュバババババ・・・・・

 「折角の美味いそばがのびちまう。早いとこ喰おう。」

 「そうじゃな。」←悟った

 ずぞぉぉぉぉぉっ

 「そうやって音を立てて食べるのか?」

 「あぁ、そうだ。日本じゃ、イタリアン以外の麺はこうやって食べる。」

 「う・・・むむむ・・・・・。難しい。」

 「気にするな。食べ方なんて、美味く食えて人に不快な思いさえさせなければ何だっていい。」

 「なるほど。」

 クルクル

 「美味い!ミヤビじゃなあ!」

 「それは良かった。」

 「・・・ん?わらわは目が回・・・。」

 「・・・。」

 バタンッ

 チラッ

 「お客様、大丈夫ですか?お休みされるなら、どうぞこちらに。」

 

 

- 某所 -

 「う・・・ここは?」

 「お目覚めですか?王女殿下。」

 「おぬし、何をしておる。」

 「あなたには人質になってもらいます。利用価値が大いにありますからね。」

 「どうする気じゃ?」

 「心配ご無用です。どうでも良くなりますから。今から、ね。」

 「見くびられたものじゃ。最後に三秒だけ時間をくれてやる。」

 「?」

 「神へのお祈りは済ませたの?では・・・・・参れ!『セブンス・プリンス』!」

 ペカー

 「あの世で懺悔するがよいぞ!」

 「あなたがね。」

 「?!」

 ドシィンッ!

 「神経毒か!!おのれえぇぇぇぇぇ!」

 「今からあなたのお気に入りの執事を殺してあげる。目の前でね!連れてこい!」

 「遅いじゃないか。待ちくたびれたぞ!」

 ズーリ、ズーリ・・・POI☆

 「お仲間も寝ちまった。」

 「な!貴様、眠っていたはずじゃ!」

 「残念だったな、トリックだよ。」

 「一夏!気を付けるのじゃ!こやつら毒を!」

 「黙れ、裸の王女。さて織斑一夏か。私らだけでケリ付けようじゃないか。どうだおい、ガチの勝負だ。どっちがさっさと相手の背骨をへし折るか、テキパキボキバキと。なんなら、ISでも使うか?」

 「いいや、必要ない。」

 「では、参る!」

 ドベキシ「オフゥイ」 【0/200】

 「これで片が付いた。巻き込んでしまってすまないと思ってる。」

 「べ、別に構わぬが・・・お主、この数を一人で?」

 「まさか。来たときには寝てたのさ。」

 

 

- IS学園、寮 -

 「なんたる失態!なんたる無様!」

 「介錯はしてやる。いつでもいいぞ!」

 「その刀は何だ!」

 「今から切腹するんだろ?介錯は私がしてやると言ってるんだ。」

 「ここだけの話、篠ノ之は剣術の達人だ。」

 「お前のことだ!織斑一夏!貴様が付いておきながら、誘拐されるとは!」

 「だから事前に伝えたろ!スパイがいると!あぶり出して殲滅するためにはこの手が最善だ。いわゆるコラテラルダメージというものに過ぎない。軍事目的の為の致し方ない犠牲だ。」

 「犠牲者は、出てないと思うけど?」

 「王女殿下を巻き込んでおいてどの口がほざく!織斑一夏!貴様はルクーゼンブルク本国へ連れて帰り、然るべき罰を受けてもらう。」

 「無理無理、無駄なこった!」

 「真耶!貴公、IS学園の教師だろう!この生徒を引き渡せ!」

 「私如きじゃ、この人達の処遇については対処出来ません。」

 「上に取り合うくらい出来るだろ!」

 「織斑君達に言うことを聞かせられると思いますか?」

 「そうやって逃げるのか!前もそうだった!逃げるというなら、今度は捕まえるまで追い続けてやる!イエェェェェェア!」

 ドカ、ベキ、ボキィ!【1/2500】

 「私だって、伊達に織斑君達と生活してるわけじゃないんですよ?」




読 けどシリーズものも好き
作 シリーズものは持てはやされすぎだぁ

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