IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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よしてくれぇ、恐れを知らぬ読者だろうが!


第68話 病気なんて私には関係ないもの

- 大晦日 -

 「なあ、千冬姉。」

 「何だ?」

 「俺達、なんで自宅に籠もってるんだ?」

 「自粛要請が出てるから。」

 「何で。」

 「新型コロナが流行っているから。」

 「なんたってそんな外の病気が来てるんだ?」

 「決まってるだろ?書くのが面倒くさいんだ。」

 「つまり。」

 「カットしてやった。」

 

 

- 1月4日、IS学園 -

 「先生!質問があります!」

 「どうした。」

 「昨日まで猛威を振るってたウイルスはどこに行ったんですか?」

 「新型プレミオに置き換わった。」

 「「「?????」」」

 「さ、手前ら正月らしいことしてないだろうからおみくじを引かせてやる。」

 「わー!これやってみたかったんだ!」

 「あ!大吉!あなたは?」

 「私、末吉。」

 「わー中吉だ!」

 「勝った、吉!」

 「知ってる?中吉の方が強いところもあるんだよ?」

 「それがどうした!」

 「織斑君は?」

 「(字が)見えないんだ。」

 「ん~どらどら?・・・見えないね。」

 「マジで、見えない。」

 「あれ?篠ノ之さん引かないの?」

 「滅多に引かん。当たらんから。」

 「まあ、そう言わずに一回。」

 ジャラジャラー、ジャラジャラー

 PON☆

 「ん~、何?」

 「大凶。」

 「あっ。」

 「「「・・・。」」」

 「どうやらこれでも底らしい。ホントなら今年は絶好調だな。」

 〈〈〈それもそれで恐ろしい。〉〉〉

 ガラッ!

 「早く紹介せぬか!」

 「嫌だね。」

 「断る。」

 「断るだと!静まれ、静まれ!この紋章が目に入らぬか。ここにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも先の女王『アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク』にあらせられるぞ!頭が高い、控え――」

 チョイチョイ

 「何ですか、女王陛下。」

 「まだなっておらぬ!」

 「!!静まれ、静まれ!」

 「「「お前だ!」」」

 「で、そんなヤツがここに何の用だ?」

 「知らないのか?特別留学生だ。」

 「へー・・・偉いの?」

 「王女だが、所詮、七位だ。」

 「所詮は失礼じゃない。」

 「まあ、見てろ。」

 「わらわのこと、しっかりと説明してくれなくては困るぞ。織斑千冬。」

 「・・・。」

 ドベキシ「オフゥイ」【0/1000】←アイリス

 「先生を付けろ。」

 「そのようだな。」

 「言ったろ。」

 「な!貴様!アイリス様に手を出すとは!」

 「手は出してない。」

 「叩いたろ!出席簿で!」

 「安心しろ、峰打ちだ。」

 「峰?峰って何だ?」

 「ここは日本だ!郷に入っては郷に従え!」

 「おいおーい。」

 「どうした織斑。」

 「ここは日本じゃないぞ。」

 「似たようなもんだ。」

 「う、うーん?なぜわらわはここで寝ておるのじゃ?」

 「この女が殴ったのです!」

 「何と!!死刑じゃ!」

 「やってみろ。できるならな。」

 「近衛騎士団!懲らしめてやりなさい!」

 シーン

 「近衛騎士団?」

 「控え室でひっくり返ってたぞ。」

 「何?!」

 「私の(酒)じゃないだろうな。」

 「お前の(酒)は消毒だって正月に全部飲み干したろ(怒)。」

 「・・・。」

 フイッ

 「もうよい。それより、そこのうるさいの。」

 「呼ばれてるぞリアーデ。」

 「え、何?」

 「お主じゃ!」

 「え~、私かぁw。」

 「呼んでおらぬ!誰じゃお主!」

 「岸原理子だよ!」

 「ウザイ!・・・この匂いは何じゃ?」

 「航空燃料。」

 「航空燃料。いいのう、好きじゃ。」

 ガシッ!

 「同士よ!」

 「・・・ハッ!離さぬか!無礼者!」

 ずかずか

 「お主じゃ!織斑一夏。」

 「何の用だ?」

 「お主をわらわの召使いにしてやる。光栄であろう?」

 「めしつかいって何だ?」

 「ご飯作る人。」

 「なるほど。」

 「違いますわ!ご飯を操る人のことでしてよ!」

 「流石英国貴族。言葉の重みが違う。」

 「おぬし、それでも貴族か!それとも召使いも雇えぬ貧乏貴族であるのか?」

 「お生憎様。当家にはメイドしかおりませんので。」

 「もうよい!!わらわの身辺を護衛せいと言っておるのじゃ!」

 「子守りは得意じゃない。」

 「子守りじゃと?!わらわを子ども扱いするでない!」

 「俺をコケにするもりか!いっぱしの王女を気取っても、俺から見ればそこら辺のガキだ!誰が専属で面倒を見るか!」

 「貴様!王女殿下に対して無礼であるぞ!」

 ドベキシ「「オフゥイ」」 【0/1000】

             【0/200】←フローレンス

 「教室では静かにしろ。さもなくば去れ。」

 「「「上がり目しかねぇ・・・。」」」

 

 

- 午後 -

 「王女の意向だ!これを着ろ。」

 「断る!」

 「異論は認めん!」

 「授業だ。お前も受けろ、ためになる。」

 ガシッ

 「は、放せぇぇぇぇぇぇ!私には近衛騎士団長を迎えなければならんのだ!」

 「支えてんのは左手だ。利き腕じゃないんだぜ。」

 「あわわわわわっ・・・!」

 「空飛ぶか?そら!」

 「うわあぁーーーっ!!!」

 「傾注!」

 「・・・ぁぁぁぁあああああぁぁぁぁ・・・・・。」

 「フローレンス!何を遊んでいる!」

 「・・・たんです!」

 「何を言っているのか分からん!」

 「・・・ぁぁぁぁああああ!!」

 ガシッ!

 「すまない、助かった!」

 「殿下はどこだ!」

 「教室で授業を受けておられる。市街を散策されたいと申されておられたのに、織斑一夏め!強引に授業に連れて行きおって!」

 「何と!この私が直々に成敗してくれる!」

 ヒョロロ〜〜ファンファンファン

 ヒョロロ〜〜ファンファンファン↑

 「・・・何の音だ?」

 「誰だ!!お前は。」

 「一夏に頼まれてる。」

 「くそ!あの男、どこまで外道だ!」

 「底を退け。さもなくば与えられし権限により、ナイフと結ばせてやる。」

 「・・・。」

 「なるほど。ならば死ね!」

 ズバババババババッ! 【1/2500】

            【1/800】

 「お、お前は一体・・・・・何者だ。」

 ガクッ

 「・・・。」

 スタスタスタ・・・

 

 

- 週末 -

 「で?結局、アンタはついて行ってやるわけ?」

 「ちょっとした事情があってな。」

 「なるほどね。」

 「大佐、お気を付けて。」

 「あぁ、行ってくる。」

 「・・・ねえ、一夏はトラブルを引き寄せるの?」

 「違ぁう!逃げるトラブルを追いかけ、見つけ出して殺す。」

 「・・・本当は面倒くさがってない?」

 

 

- 廊下にて -

 「これはこれは、ジブリルさん。ご機嫌如何です?」

 「ご機嫌だ。目の前のマッチョマンが消えっちまえばな。」

 「それは出来ぬ相談にございます。」

 「王女殿下の身に何か起こってみろ。溶鉱炉で溶かすぞ。」

 「それも出来ぬ相談にございます。」

 「何?!」

 「お宅にスパイがいる。」

 「どういうことだ特ダネや。」

 スッ

 「この時間にここにいる。」




読 何かが俺達(の腹筋)を狙っている・・・・・人間ではない・・・。全員殺される。
作 くだらん。恐怖でおかしくなったか?相手はただのMADだ、どうってことない!

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