IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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A おーい、もう9月だぞ、何やってんだテメェ!どっかし天丼!
B 俺の夏休みは20日までだ!今更御託を並べるな!


第55話 死ぬときゃ芋づる式

 ドカァァァァァァァァンッ!【0/99000】

「何だお!」

「爆弾が炸裂したんだろ。逃げるぞ。」

「あち!あちち!ああっ!くそっ!息子がやけどしちまったじゃねえか!ちっくしょうもう!バッカ野郎!クソッタレが!どうしてくれんだよこのザマ!海は汚れる!(IS)スーツは台無し! おまけによぉタマはゆで卵になっちまった!」

「お前男だったのか?」

「違う、ストレス解消法だよ。ボディービルの観賞、筋肉へ栄養をやり、特別な発声法に無意味な罵倒、そしていい木霊を聴く。気が落ち着く。くだらない気休めだと思うかもしれんが、心臓のバイパス手術を受ける羽目になるよりはマシだ。」

 ドボォンッ・・・ドボォォォンッ←入水

「ブハッッ!おい、織斑一夏!お前が居てこの様か!?」

「これはちょっとした手違いだ。傷つけるつもりはなかった。」

「傷つくどころか沈んだ!」

「そうかい、じゃ、俺はうちに帰ってのんびりして、テレビのトレーニングモノでも見て勉強するさ。」

「おいおい、お連れさんはいいのか?」

「ん~、どらどら~?」

「見たことが無いISだ。・・・どうした織斑一夏。」

「・・・そんな。」

「何だ?」

「・・・殺したはず。」

「どうした。」

「スコール・ミューゼル!あんのヤrrrrルォ!生きてやがったか。おい、アイツを倒せ!」

「アイツって、某国野郎の事か?いい考えあるか。」

「何か思いついたか?」

「私も聞きたい!」

「クソッ、チェーンガンを寄こせ!」

「・・・チェーンガンって何だ?」

「ミニガンだ!」

「ああ!?ミニガンなんかねぇよ!ヌンチャクならあるけどな!」

「そいつを寄こせ!早く!」

「どうする気だ?」

「スコォォォォォルゥゥゥゥゥゥ!!!」

ブオンッ!

 

「ふふっ、無駄よ、更識楯無。あなたのISじゃ私を・・・ん?」

 ガインッ!【30000/35000】

「ぶっ!?」

「えっ!?ちょ、ちょっと織斑君!?」

「来やがれ!どうした?やれよ!殺せ!どうした、こいよ!俺はここだ!さぁ殺せ!殺せ、殺してみろ!どうした!ここだと言ってるだろうが!どうした!さぁ殺せ!殺してみろ!」

「チィ・・・!織斑一夏・・・。」

「織斑君、生身じゃ無理よ!逃げて!」

「もう遅いわよ!」

 チュドォォォォォォォォォン!!【29000/35000】

「うっ・・・!?」

「おーい、友達が来たぜー。」

「か、簪ちゃん!?」

「更識さんだけではありませんわ!」

「ここまで来て俺は一匹狼だなんて言うなよ!」

「死ぬときゃ一緒、二度と言わせるな。」

「セシリア!俺の武器あるか?」

「魚雷!ドイツのアサルトライフル!マグナム44!なんでもありましてよ!」

「セシリアちゃん、何でそんなもの揃えてるのよ!」

「テメェをKOROSU道具だ!」

「えっ!?」

「冗ぉ談だよォ!真に受けるな!」

「隙だらけね!織斑一夏!」

 ズドォォォォォォォォォン!!!【25000/35000】

「クッ・・・!?」

「アタシ達がいるのを忘れてもらっちゃ困るのよねぇ!」

「くっ、中国の候補生・・・生身の癖に調子に乗って・・・!」

 ババババババババババッ!【23000/35000】

「寝ボケた事を・・・私達を何だと思ってる。福祉団体じゃないぞ?IS学園の生徒でしかも、人殺しの道具を持ってる。ISが相手となったら、生身で戦うのは当然だろ。」

「そっちは・・・まさか篠ノ之博士の・・・」

「お言葉を遮るようで申し訳ないけど・・・」

 ガゴォンッ!【17000/35000】←魚雷投擲

「よし良いぞ簪!今だ!」

「爆破ですよぉ!」

 チュドォォォォォォォォォン!!!【7000/35000】

「クソォ・・・仕留め損なった・・・」

「あの体・・・やっぱりサイボーグ・・・。」

「ターミネーターみてぇだ。腕がなるよ。」

「簪ちゃん・・・ばらす気?」

「そうは行かない!」

 バッ!

「簪ちゃん!」

 ドォォォォォォン!【45000/50000】

「クソったれ・・・逃げられたか。会長、五分死ですか。」

「え、えぇ・・・まぁ・・・。」

「よーし、パーティーは終わりだ、みんな家に帰れ。」

「おいおい待て待て」

「?」

「ここまで助けに来たんだ。何かあっても良いんじゃねぇか?」

「・・・ラーメンでいいか?」

「飯がくえりゃ文句はねぇ。」

「晩飯が死ぬほど食いたかったんだよぉ!もう半日もまともな飯食ってねぇ、やってられっかい!」

 

「おーい、友達が来たぜー。」

「何でぇ、一の字・・・えらく花抱えてやがるな。」

「花?花なんか抱えてない。抱えてんのは腹だけだ。」

「こんだけいてそれってのもどうなんだ・・・てもどうすんだ、こんなにいっぺんに屋台に入らねえぞ。」

「ああ・・・ちょっと待ってろ。」

 ・・・ガゴォン・・・!

 ガシャンッ!

「これで出来た。」

「一の字・・・これどっから持ってきたぃ?」

「後で返す。」

「ああ・・・そうかい。千の姉御の弟離れは遠いなぁ・・・。」

「弟離れ・・・?ありえないね。家事の一つもこなせないんだ。誰が手綱を握っとくんだ?・・・姉貴頼めるか?」

「・・・ちょっと待ってろ、スープが沸いてる。」

「どうなんだ答えろ!」

「え!?ラーメン六つな!」

「無頼めぇ・・・!クソォ、逃げたか!」

「アンタ、往生際が悪いわよ!大人しく答えなさいよ!」

「イェアァァァァァ!麺どうだ!?早いとこ湯切りしようぜ!伸びちまう。」

「鈴、諦めろ。毎度のこった。」

「ところでヌンチャクさんよ。ラーメンの食い方分かるか?」

「・・・私の事?」

「違ったか?最新のチェーンガン、いや違う。弓だ、間違いない。・・・セイバーか?」

「私は刀奈よ!カ・タ・ナ!」

「Katana?」

「セシリアちゃん、発音良くしなくていいから。」

「あら、これは失礼。」

「はいよ!ラーメンお待ち!」

「はい、ナイフさんお箸。」

「刀奈よ。」

「マジで怒ってるな?」

「残念だが、刀とナイフとは大変良く似ている。」

「サイズが違うでしょ!サイズが!」

「サイズって、なんの事かしらぁ・・・?」

「ちょ、鈴ちゃん、そっちじゃ・・・!」

 ガインッ!【4900/5000】

「麺が伸びる・・・。」

「か、簪ちゃん・・・なんで私だけ・・・」

「一緒にいる時間の長さより中身の濃さだよなぁ?」

「簪ちゃんに友達が出来たのはうれしいけど、なんだか複雑だわ・・・で、これどうやって食べるの?」

「これか?これはこうするんだ。」

 ズズッ!ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾッ!

「え、す、すするの?」

「私も、すするのは少々苦手ですわ・・・。」

「お嬢さん方、ラーメンってなぁ、気取って食うもんじゃねえ。本能だ本能!思いっきり音立てて食ってみなァ!激ウマだでぇ!」

「うっ・・・」

 ズッ、ズゾゾゾゾゾゾッ!

「あら、美味しいですわ!」

「うぅ・・・わ、私も・・・」

 ズゾゾゾゾゾゾゾゾッ!

「本当、美味しいわ!」

「気に入ってもらえたようで何よりだ。」

「・・・そういえば織斑君、後二人はどうしたの?」

「お使いを頼んでる。」

「お使い?」

 

「ス、スコール・・・。」

「オータム、がっかりした?」

「いや、体の事は分かってた。」

「あら、そう。」

「敵は私が討つ。今度こそ・・・」

「邪魔するぜぇ!」

「友達が来ましたよ?」

「お、お前ら、ドイツの軍人にデュノア社の娘・・・!どうしてここが!?」

「いやー、一夏が片腕だと可哀そうだから早いところ腕を取りに行かざるを得ないようにしてやれってぇ・・・。」

「クソッ・・・スコール、逃げるぞ!織斑が来たらマズイ!」

「え、ええ・・・!」

「あの二人・・・ただの仲間かと思ってたが・・・もっと深い関係だな?」

「ラウラそれ、二人の前で言わなきゃ。」

「・・・手遅れ。」




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