ある。
俺達は今その肥溜めに落っこってんだ。文字通りドツボにはまって全文語録まみれだよ。
-お風呂にて-
ザァァァァァ・・・
〈スッキリするな。〉
ゴトッ・・・
「ん?」
「ちょ!一夏君!脱衣所のドアが開かないんだけど!?」
「?嘘つけ。鍵なんかかけてないぞ?」
「えぇい、開けなさい!」
「自分で何とかするんだな。」
「・・・いいのね?」
「何がだ?」
「開かぬなら、バラしてしまえ蝶番!」
パラパラ・・・バッタァァァァァァァンッ!
「グエッ!?」
ガチャ
「大丈夫か?」
「一夏君!助けて!」
「そんだけ話せるなら大丈夫だな。」
バタン・・・
「ちょっとぉぉぉぉぉ!!!」
「お前のミスだ。潰れても知らんぞ。」
「こんなの家庭用じゃないわ!金庫の扉よ!」
「・・・助けてやるから静かにしてくれ。」
ガチャ
「ワァーオ。凄い筋肉。私には分かる、鍛えてるだけじゃないわ。ソレは人を殺せる筋肉よ。」
「まだ、殺したことはない。」
ヒョイッ←片手
「!?」
キュッキュッ
「これでいい。」
「・・・開かないんだけど?」
「そうか?」
ガチャッ
「・・・このドア立て付けが悪くない?」
「いいや、立て付けは悪くない。箒も鈴も、セシリアでも開けられる。」
-後日-
「会長~。だいじょーぶ~?」
「あら・・・本音ちゃん・・・。」
「お疲れだね~。お茶飲むぅ~?ご飯食べられないなら、栄養ドリンク持ってくるよ~?」
「栄養ドリンクとプロテインで・・・。」←筋肉痛予防
ガチャ
「お帰り。ウエイトにするか?ベンチプレスにするか?それとも俺と一緒に体幹でもするか?」←逆転
〈もう嫌!〉
バタァアンッ!
-学園祭当日-
「織斑君!クレープ3つ入ったよ!」
「篠ノ之さん!炒飯2つ追加で!」←喫茶じゃなかったのか?
「グゥレイトォォォォォ!」
「お客の回転が落ちてきたわ!」
「誰か厨房に行って連中に急ぐようにハッパをかけて!」
「二人とも急いで!後、チーズとペパロニのグッチョマイピッツァも追加で!」
「やってる!クソ!久しぶりすぎて、(料理の)腕が落ちてる!」
「だが、今はやるしかない!」
「ねえ一夏。僕はメイド服がいいって――」
「良いとこに来た、それ運んでくれ。」
「・・・。」
-前日-
「一夏さん!私は燕尾服が良いと思いますわ。」
「あぁ、いいな燕尾服。」
「燕尾服・・・。」〈僕はメイド服が。〉
「燕尾――」
パッカーン☆
「服を買うならレゾナンス!!!新作!人気作!!!充実です!」
「「!?!?!?」」
-今日に至る-
「なあ、何か匂わないか?」
「2組が中華でもやってるんだろ?これは酢豚だな。」
「大佐ァ、篠ノ之!代わりますぜ!」
「ラウラ、大丈夫なのか?」
「セシリアにも手伝わせまさぁ。」
「!?大丈夫なのか?」
「勿論です。死ぬ気で仕込んでおきました。」←死にかけた
「「よし、任せた。」」
テクテク・・・
「ちょっと良いですか?」
「何だ?」
スッ・・・
「私こういうものです。」
「IS装備開発企業?お宅も暇だねぇ。」
「まあ、そう言わずに。」
「カタログ見せてくれ。」
「えぇ、どうぞ。」
「・・・ロケットランチャーはないのか?チェーンガンも書いてないな。」
「え、えぇまあ、追加装甲や補助スラスターの企業ですので・・・。」
「お前ら一体俺に何の恨みがあるんだ!ご先祖様でもお墓にブチこまれたのか!?寄って集って俺を落とそうとしやがる!手前、空飛ばしてやろうか!?」
ガシッ!
「ホラよ!」
POI☆
「ウーワァァァァァ!!!」
ベキッ☆
「・・・そろそろか。」
-3日前、五反田食堂2階-
ピリリリリ←弾の携帯
『弾か?俺だ。』
「一夏か。どうした?」
『学園祭の入場券があるから送――』
ブツッ・・・
ジリリリリリリイィン、ジリリ←固定電話
「はい、五反田です。・・・一夏さん!?はい、行きます!!」
「まて、蘭!!」
「お兄ぃ、一夏さんが学園祭の招待状くれるから行くよ!!!」
「」
-IS学園、正門前-
ズルズル・・・
「やめろ!放せ蘭!!」
「すいません!1年1組の教室って何処ですか?」
「誰かの招待ですか?チケットを確認させて貰える?」
「はい。」
スッ
「・・・織斑君のお知り合い?あら?招待は一人一枚の筈なんだけど・・・?」
「よく来たな弾に蘭。」
「織斑君これは?」
「一枚は凰鈴音の登録じゃないか?」
「あら、ホント。ごめんなさいね。」
「・・・あ、あの!」
「?何ですか?」
「散歩には良い天気ですね!?」
「?そうね。」
「何してんだ弾?」
「いや、何でも・・・。」〈しくじったぁぁぁ!!!〉
「そうか。そう言えば美術部が面白いことやってたな。最初はそこだな。」
「何があるんですか?」
「聞かねえ方が良いぞ蘭。何があるのか・・・。」
「黙ってて!」
「いわれなくても。」
「爆発は芸術だ!」
「!?」
「ホレ見たことか・・・。」
「一つやらしてくれ。」
「?君にできるかな?」
「・・・これとこれと・・・それからこれだな。ニッパーを。」
「はい。」
「どうも。」
プツンッ!
「「待って!まだ死にたくない!」」
「安心しろ。この大きさならかき氷山盛りぐらいの威力で済む。」
「ソレは済むとはいわねえ!」
プツンッ!プツンッ!
「これで良し。」
「「」」
「クソッ、やられたわ!」
「聞くのが怖いんだけど、ソレって失敗したらどうなるんですか?」
「見るか?」
「「いや結――」
ブチンッ!ブンッ!←投擲
チュドォォォォォォォォォォォォン!
「ああなる。」
「何処がかき氷だ!」
「埋め込み式かき氷器に比べりゃ大したことはない。」
「埋め込み式って・・・地雷・・・ですよね?」
「気にすることはない。さあ、鈴のところに行こう。」
「「・・・。」」
「よお、流行ってるな。」
「久しぶりです、鈴さん。」
「あら、蘭じゃない。元気そうね。弾は、まぁいいわ。」
コトッ
「水が冷えてるな、えぇ?」
「溶鉱炉がお望み?」
「お前等のが言うとシャレにならん。」
「ところで・・・すまん、電話だ。」
『大佐ァ!交代お願いしたいのですが!』
『篠ノ之さん!!!そろそろ限界ですわ!』
『直ぐ傍にいる。待っててくれ。』
『よし分かった。』
「用事ができた。後は適当に見て行ってくれ。」
「あの、一夏さん。」
「何だ?」
「ISの使用は国際法で禁止されているのでは?」
「クソッタレ共の作ったルールだ。守る価値はない。」
「」
スタスタ・・・
「オーダーは?」
「ケバブが3つですわ!ラウラさんは?!」←喫茶店の要素は?
「ピロシキは今できた。焼きそばが今から、1つだ!」←同上
「よし。分かった。」
シュバババババッ!
「篠ノ之さん!抹茶点てられる?」
「「それは茶道部に行ってもらえ!織斑先生が何とかしてくれる!!」」
よお、ご機嫌いかが?
最高だよ。今日か明日には貴様(の腹筋)は死ぬか硬化される。シャンパンでお祝いだ。