さあ、今回も嫌って程腹筋を鍛えてやるぞ!覚悟しとけ!
「さぁ!第1回、これぞTHE・液体派。水上障害物ペアの神髄レースの始まりだ!」
「「「うぉぉぉぉぉ!」」」←歓声
「ルールを再確認するわ!この50×50の――優勝です。なお、コース――」
「鈴、要はあの旗を取っちまえば良いんだよな?」
「そうみたいね。よく分からないけど。」
「コースは、ペアでなければ抜けられないように――」
「見ろ、ショートカットの見本市だ。」
「私達からすれば、こんなの真っ直ぐ進んで下さいと言っているようなもよ。」
「位置について、よーい。」
ドンッ!
ドンッ!
「何の音?」
「み、皆さん!!早くスタートして下さい!2回目の音は、あの筋肉モリモリマッチョマンの変態とまな板が――」
ドベキシッ「オフィッ・・・」【1/200】←解説の人
「何してだ鈴。そんなヤツに構っている場合か?」
「そ、それは女のプライドよ。アンタには分かんないでしょうけど!」
「勝手にしろ。お前のミスだ。(ゴールに)遅れても知らんぞ。」
ダダダダダッシュ!
「「「速っ!?」」」
「ヤツを抑えろ!!」
「邪魔だ!どけ!」
「は、速い!速すぎる!」
「構うな!ぶつけてでも止めろ!」
ワラワラ・・・
「ヌウゥゥゥン!!」
「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」
バッシャーンッ!←下のプールへダイブ
「あばよ。・・・っち、遅れたな。」
「アンタがあんな雑魚に手間取ってるからよ。」
「無茶言うな。相手は天下御免の女だ。俺の筋肉でどうこう出来る相手じゃない。」
「珍しいわね、随分と弱気じゃない。まあ、いいわ。邪魔者も去ったことだし、追撃しましょう。」
バシューンッ!
「見て、ジェット噴水だわ。」
「かき氷機の山に比べりゃ、どうってことないな。」
「あぁ、全くだ。あれは、思い出しただけでもこりごりだ。」
「・・・お前、鈴じゃないな?箒だろ。」
「む、しくじったな・・・。そうだ、私だ。」
「鈴はどうした。」
「急用ができたらしい。何でも、中国から代表候補生の総まとめが来たんだと。」
「なるほど。で、何で鈴の皮を被ってるんだ?」
「思いっきり暴れまわっても、私のせいにはならんだろ?」
「そりゃいい案だ。」
キュッ・・・
「これで完璧ですわ!」
『おぉ!マッチョマンは、実は女性だったようです!』←復活
「どっから持って来たのよ・・・。」
「お互い様でしてよ!」
「・・・かなりセシリアだけど、中身が一夏って思うとキモイわね。」
「今の箒さんに言われたくはないですわ!」
「今は鈴だ!」
「戻ってますわよ!」
「うっさい、うっさい、うっさい!」
「良い感じですわね。では、行きましょう!」
ダダダダダッシュ!
「あら?先行している方がいらっしゃいますわね。」
「ささっと沈めちゃうわよ!」
『さあ、高校生二人組がトップに追いついた!どうする、木崎・岸本ペア。・・・おぉ?高校生を迎撃するようです!』
「あいつら、良い体格してんな。」
「あぁ、倒し甲斐がある。」
〈〈・・・あぶねえ、声が戻ってた。〉〉
「岸本。追ってくるぞ、あの馬鹿。」
「ありゃ、マジの目だ。私達とやる気だ!」
「行ったかと思ったわよ!!」
「とんでもねえ、待ってたんだ!」
「!!お喰らいなさい!」
「あたし達のショットをね!」
『おお、高校生二人、果敢にもメダリストに格闘戦で挑むようです!』
バキッ!【4999/5000】←木崎*防御
【4999/5000】←岸本*防御
「「グオッ!?」」
『おぉっとぉ!?高校生が先手を取ったぁ!』
「怖いかクソッたれ。当然だぜ、現レスリング金メダリストの――」
「現柔道銀メダリストの――」
「私達に勝てるもんか!」
「試してみる?」
「私達だって、IS学園の生徒ですわ!」
「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」
バキッ!バキッ!グシャッ!・・・ガシャァァァァァァァン!!
『わーっ、何を!わぁ、待って!そこで格闘しちゃ駄目ですよ、待って!止まれ!うわーっ!!』
「「「もうやだ、夢なら醒めて!!」」」←参加者
チュドォォォォォォォォォォォォン!!!【0/5000】←プール
-事務室-
「と、とにかく!この様なことは金輪際――」
「参加させたお前が悪い!」
「木崎さん。お待ち下さいませ。」
「そもそも、この程度で壊れるプールを作るのが間違ってんのよ!」
「てか、実況が煽ってたわよね。私らが戦うように。」
「「「申し訳ございませんでした!!!」」」←従業員一同
「「「分かってくれたのなら良いんだ。」」」
「あ、あの・・・、IS学園の生徒さん。お迎えがいらっしゃいました。あ、木崎さん。それから岸本さん。タクシーの方呼びましたので、間もなく到着するかとおもいます。」
「「あぁ、ありがとう。」」
「迎え?誰が来たのかしら?」
「行ってみれば分かりますわ。では、ごきげんよう。」
バタンッ・・・
スタスタスタ・・・
「待ってたぞ。遅かったな。」
「い、一夏!?」
「い、一夏さん!?何故ここに?」
「それだと疲れるだろ。一、二の三で戻ろう。」
シュバッ!
「おい鈴。俺の皮を何処で手に入れた。」
「前に写真集くれたでしょ?あれを見ながら作ったのよ。」
「なるほど。」
「っていうかモッ・・・篠ノ之さん。アンタ、何処で私の皮作ったのよ。」
「知りたいか?私もそう思う。」
「どういうことだ?」
「知らん、気が付いたら持っていた。」
「・・・そう言えば、つい先日ラウラが何か持ってたな。確か、睡眠剤と、シリコン。」
「言われてみたら、こないだ異様に眠くて昼寝したわね。そのときか・・・。」
「あいつも、シュ○ルツェネッガー級のでっかい肝っ玉があるんだな。」
「それよりも、一夏。アンタ、セシリアの皮なんか何処で手に入れたのよ?あいつ地味に鋭いでしょ?」
「あぁ、だからアイツの専属メイドに頼んだ。三日で来たぞ。」
「その手があったか・・・。でも、セシリアの皮なんか何に使うつもりだったのよ。」
「アイツの生家は有名企業の総本山だからな。有名人にも顔が利く。ちょっとした情報収集には持って来いだ。」
「なるほど、私も一枚欲しいな。」
カキカキ・・・
「メイドの電話番号だ。」←小声
「・・・オッケイ。これで作戦の幅が広がる。」←同上
「今、何受け渡したのよ。」
「@クルーズのパフェ驕ってやるから、何もなかった。いいね?」
「よし、許す。」
「じゃ、行くか。」
コマンドーがお好き?結構!ではますます好きになりますよ。さぁさぁ、どうぞ。コマンドーの再放送です。
(腹筋が)壊(滅)的でしょ? んああぁ、仰らないで。
放送がBS。でも地上波なんて見かけだけで、ネタはよく滑るわ、すぐ宣伝が入るわ、ロクなことはない。
語録もたっぷりありますよ。どんな組合の方でも大丈夫。どうぞ(チャンネルを)回してみてください。
・・・いい映画でしょう? 余裕の笑いだ、語録が違いますよ