IS《ISの帝王:MAD版》   作:只のカカシです

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 読者諸君!今日は21時からBSモーニングサン(隠語)でコマンドーの放送があるって聞いたんで、急いで書き上げた!
 さあ、今回も嫌って程腹筋を鍛えてやるぞ!覚悟しとけ!


第32話 弾けろ!テンション!飛び散れ、水!

 「さぁ!第1回、これぞTHE・液体派。水上障害物ペアの神髄レースの始まりだ!」

 「「「うぉぉぉぉぉ!」」」←歓声

 「ルールを再確認するわ!この50×50の――優勝です。なお、コース――」

 「鈴、要はあの旗を取っちまえば良いんだよな?」

 「そうみたいね。よく分からないけど。」

 「コースは、ペアでなければ抜けられないように――」

 「見ろ、ショートカットの見本市だ。」

 「私達からすれば、こんなの真っ直ぐ進んで下さいと言っているようなもよ。」

 「位置について、よーい。」

 ドンッ!

 ドンッ!

 「何の音?」

 「み、皆さん!!早くスタートして下さい!2回目の音は、あの筋肉モリモリマッチョマンの変態とまな板が――」

 ドベキシッ「オフィッ・・・」【1/200】←解説の人

 「何してだ鈴。そんなヤツに構っている場合か?」

 「そ、それは女のプライドよ。アンタには分かんないでしょうけど!」

 「勝手にしろ。お前のミスだ。(ゴールに)遅れても知らんぞ。」

 ダダダダダッシュ!

 「「「速っ!?」」」

 「ヤツを抑えろ!!」

 「邪魔だ!どけ!」

 「は、速い!速すぎる!」

 「構うな!ぶつけてでも止めろ!」

 ワラワラ・・・

 「ヌウゥゥゥン!!」

 「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」

 バッシャーンッ!←下のプールへダイブ

 「あばよ。・・・っち、遅れたな。」

 「アンタがあんな雑魚に手間取ってるからよ。」

 「無茶言うな。相手は天下御免の女だ。俺の筋肉でどうこう出来る相手じゃない。」

 「珍しいわね、随分と弱気じゃない。まあ、いいわ。邪魔者も去ったことだし、追撃しましょう。」

 バシューンッ!

 「見て、ジェット噴水だわ。」

 「かき氷機の山に比べりゃ、どうってことないな。」

 「あぁ、全くだ。あれは、思い出しただけでもこりごりだ。」

 「・・・お前、鈴じゃないな?箒だろ。」

 「む、しくじったな・・・。そうだ、私だ。」

 「鈴はどうした。」

 「急用ができたらしい。何でも、中国から代表候補生の総まとめが来たんだと。」

 「なるほど。で、何で鈴の皮を被ってるんだ?」

 「思いっきり暴れまわっても、私のせいにはならんだろ?」

 「そりゃいい案だ。」

 キュッ・・・

 「これで完璧ですわ!」

 『おぉ!マッチョマンは、実は女性だったようです!』←復活

 「どっから持って来たのよ・・・。」

 「お互い様でしてよ!」

 「・・・かなりセシリアだけど、中身が一夏って思うとキモイわね。」

 「今の箒さんに言われたくはないですわ!」

 「今は鈴だ!」

 「戻ってますわよ!」

 「うっさい、うっさい、うっさい!」

 「良い感じですわね。では、行きましょう!」

 ダダダダダッシュ!

 「あら?先行している方がいらっしゃいますわね。」

 「ささっと沈めちゃうわよ!」

 『さあ、高校生二人組がトップに追いついた!どうする、木崎・岸本ペア。・・・おぉ?高校生を迎撃するようです!』

 「あいつら、良い体格してんな。」

 「あぁ、倒し甲斐がある。」

 〈〈・・・あぶねえ、声が戻ってた。〉〉

 「岸本。追ってくるぞ、あの馬鹿。」

 「ありゃ、マジの目だ。私達とやる気だ!」

 「行ったかと思ったわよ!!」

 「とんでもねえ、待ってたんだ!」

 「!!お喰らいなさい!」

 「あたし達のショットをね!」

 『おお、高校生二人、果敢にもメダリストに格闘戦で挑むようです!』

 バキッ!【4999/5000】←木崎*防御

     【4999/5000】←岸本*防御

 「「グオッ!?」」

 『おぉっとぉ!?高校生が先手を取ったぁ!』

 「怖いかクソッたれ。当然だぜ、現レスリング金メダリストの――」

 「現柔道銀メダリストの――」

 「私達に勝てるもんか!」

 「試してみる?」

 「私達だって、IS学園の生徒ですわ!」

 「「「うぉぉぉぉぉ!!」」」

 バキッ!バキッ!グシャッ!・・・ガシャァァァァァァァン!!

 『わーっ、何を!わぁ、待って!そこで格闘しちゃ駄目ですよ、待って!止まれ!うわーっ!!』

 「「「もうやだ、夢なら醒めて!!」」」←参加者

 チュドォォォォォォォォォォォォン!!!【0/5000】←プール

 

-事務室-

 「と、とにかく!この様なことは金輪際――」

 「参加させたお前が悪い!」

 「木崎さん。お待ち下さいませ。」

 「そもそも、この程度で壊れるプールを作るのが間違ってんのよ!」

 「てか、実況が煽ってたわよね。私らが戦うように。」

 「「「申し訳ございませんでした!!!」」」←従業員一同

 「「「分かってくれたのなら良いんだ。」」」

 「あ、あの・・・、IS学園の生徒さん。お迎えがいらっしゃいました。あ、木崎さん。それから岸本さん。タクシーの方呼びましたので、間もなく到着するかとおもいます。」

 「「あぁ、ありがとう。」」

 「迎え?誰が来たのかしら?」

 「行ってみれば分かりますわ。では、ごきげんよう。」

 バタンッ・・・

 スタスタスタ・・・

 「待ってたぞ。遅かったな。」

 「い、一夏!?」

 「い、一夏さん!?何故ここに?」

 「それだと疲れるだろ。一、二の三で戻ろう。」

 シュバッ!

 「おい鈴。俺の皮を何処で手に入れた。」

 「前に写真集くれたでしょ?あれを見ながら作ったのよ。」

 「なるほど。」

 「っていうかモッ・・・篠ノ之さん。アンタ、何処で私の皮作ったのよ。」

 「知りたいか?私もそう思う。」

 「どういうことだ?」

 「知らん、気が付いたら持っていた。」

 「・・・そう言えば、つい先日ラウラが何か持ってたな。確か、睡眠剤と、シリコン。」

 「言われてみたら、こないだ異様に眠くて昼寝したわね。そのときか・・・。」

 「あいつも、シュ○ルツェネッガー級のでっかい肝っ玉があるんだな。」

 「それよりも、一夏。アンタ、セシリアの皮なんか何処で手に入れたのよ?あいつ地味に鋭いでしょ?」

 「あぁ、だからアイツの専属メイドに頼んだ。三日で来たぞ。」

 「その手があったか・・・。でも、セシリアの皮なんか何に使うつもりだったのよ。」

 「アイツの生家は有名企業の総本山だからな。有名人にも顔が利く。ちょっとした情報収集には持って来いだ。」

 「なるほど、私も一枚欲しいな。」

 カキカキ・・・

 「メイドの電話番号だ。」←小声

 「・・・オッケイ。これで作戦の幅が広がる。」←同上

 「今、何受け渡したのよ。」

 「@クルーズのパフェ驕ってやるから、何もなかった。いいね?」

 「よし、許す。」

 「じゃ、行くか。」




 コマンドーがお好き?結構!ではますます好きになりますよ。さぁさぁ、どうぞ。コマンドーの再放送です。
(腹筋が)壊(滅)的でしょ? んああぁ、仰らないで。
放送がBS。でも地上波なんて見かけだけで、ネタはよく滑るわ、すぐ宣伝が入るわ、ロクなことはない。
語録もたっぷりありますよ。どんな組合の方でも大丈夫。どうぞ(チャンネルを)回してみてください。
・・・いい映画でしょう? 余裕の笑いだ、語録が違いますよ

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