届いた手の代償に青年は青年でなくなり、見知った世界にたどり着く
さあ、これで役者はそろった
これより、『物語』は産声を上げる――――
■者達よ、絆を紡ぎ、世界を暴け
一話 転生って? ←ああ!! それってテンプレ?
俺は
同級生の毛利桜と待ち合わせをしていたら、創作によくある転生トラックに跳ね飛ばされそうな奴を助けようとした奴を見つけてしまう。影から様子を伺いつつ、そいつを助けたら、その時不思議なことが起こって気絶、誰かに薬を飲まされ、目が覚めた時には……転生してしまっていた!!
たった一つの真実見抜けぬ!! 見た目は子供、中身も子供(精神年齢30代前半)!!
その名は、小日向遊策!
……はい、お気づきの方もいますでしょうか。
小日向ですよ、小日向。お気づきじゃない方も、これの原作名と小日向未来という名前を聞けば思い当たるかもしれません。
そうです、自分、妹がいるんですよ。
小日向未来っていう、黒髪の白リボンがキュートな天使です。
……どう考えても、シンフォギアです。
シンフォギアというのは前世での変身ヒロインに当たるもので、正式名称『戦姫絶唱シンフォギア』。アニメは三期まであり、さらには四期五期と放送が決定している最近のアニメの中では珍しい部類だ。原作は、俺はやっていないが『ワイルドアームズ』を手掛けた金子彰史さん。そして、二期からだが、監督があの遊戯王5D,sの監督である小野勝巳さんがやっているアニメだ。……アークファイブ? 知らない子ですね(すっとぼけ)
アークファイブはシンクロ次元編が悪かった。あと、デュエルの中断と軽視。それとザァークの雑な扱い。過去キャラも出さなければもっとスムーズにいけただろうに……。ファンサービスにこだわりすぎたんだ。希望を与えられ、そしてそれを奪われる……まさしくⅣのごときファンサービスだよ!! まあ、いい点もあったし、嫌いじゃないわ(京水並感)!!
と、まあ、話が大幅にずれた。
とにかく、シンフォギアの世界に来てしまったことは確かだ。
それに俺が転生した経緯は大体上記の通りだが、この世界がシンフォギアだと確信したのは未来がいたから……だけではない。
実は神と名乗るものからここに転生するまでの経緯と、この世界での役割を示唆した手紙が俺が5歳のころに届いたのだ。
役割の内容がトンでもないもので、今度聞かせるとして、実は俺が助けてしまったのは元々オリ主……つまり、オリジナル主人公になるべき者だったのだが間違えて、俺の方を殺してしまったらしく、そのままじゃヤべーから適当な世界に転生させとけ、と、この世界に転生されたのだ。
なんて雑な転生だろうか、もう少し事情説明とかをして欲しかった。二次創作にある、神の間みたいなところでのあーだ、こーだは一応事情説明としては親切な方だったんだなと、俺は痛感した。
そうこう思考してると、窓から家に、マイリトルスイートエンジェル未来が友達の立花響ちゃんを連れてやってきたのが見えた。
……お菓子の用意しておくかな。
「ただいまー!」
「おじゃましまーす!!」
「はいよ、お帰り」
鍵を開けリビングに入ってきた未来と友達の響ちゃん。響ちゃんは俺を見て挨拶しながら飛び掛ってきて、未来は俺のやってることを理解したのか、まだ用意してなかったジュースを取りに冷蔵庫に向かう。
「こんにちは!! おにーさん!! おにーさんのたちばなひびきですよー」
「おにーちゃん!! ジュースとってー」
「ええい、うるさーい。今、お菓子の仕度してるからちょっと待って!!」
天真爛漫な笑顔で抱きついてくる立花響ちゃん(10才)。そして、腕を限界までプルプルさせながら冷蔵庫の中の少し高めのところにあるジュースを取ろうとしている妹の未来(10才)。そして、ズリズリと響ちゃんを引きずりつつ、お菓子を出してもてなしの用意をする俺(14才)。
これが今の俺の日常だ。
皆さん、こんにちは。
星屑英雄というものです。
この度は、当小説をお読みくださり、ありがとうございます。
今回、自身のスキルアップのためこの小説を投稿させていただきました。
文章を書く速度が異様に遅いということで、スキルアップのため『夏休み期間中、毎日投稿』を目標に書かせていただきます。頑張って書いていこうと思いますので、お付き合いいただけたら幸いです。
それでは、また明日!!