吸血鬼ちゃんとドキ☆らぶ日常生活♡   作:吸血鬼好きのファミマ店長

2 / 3
王から凛蝶を奪い返した悟。だが卑怯な手で取られたことに責任を感じ、戦争を起こしてしまう。
またしても凛蝶を取られ、覚醒する悟の運命は…?!


~魔界編~

一章『愛を求めるセカイ』

 

俺は悟。吸血鬼と付き合ってるのだが、訳あって魔界に来てる。

 

「凛蝶…ここになんで来たの?」

 

「知らーん♪」

 

「デートしたかったのー♪」

 

作者さんどうにかしてー

 

作「断る」

 

何でだよっ!断らないでよ!

 

作「だってめんどいじゃん」

 

しばくよ?

 

作「まぁまぁ落ち着いて」

 

作「この子の好きなようにさせてあげな」

 

返答が、出来なかった

 

兵「姫様。お迎えに参りました。」

 

「お前ら誰だよ」

 

俺はそう聞いた

 

兵「はっ。我々は」

 

「あ、ごめん察したからいいわ」

 

絶対凛蝶連れ戻しに来ただろこれ

 

兵「…」

 

「デートの続きしよーよ♪」

 

「そーだな」

 

兵「姫!お待ちになってくだ」

 

「黙れ下郎が」※凛蝶

 

こいつ怖い。と初めて思った…だけどやっぱ可愛い。

 

「ねぇさとるぅ~」

 

「なに?」

 

「手繋ぎた~い」

 

「好きにしな」

 

冷たく答える

 

「わぁ~い♡」

 

ぎゅ~

 

いや、これは手を繋いでるんじゃない

 

腕に抱きついてるだけじゃねーかっ

 

「柔らかーい…」

 

お前の胸の方がよっぽど柔らかいわっ

 

…そうこうしてる内に城についた

 

プシュウウウウ

 

「なんだっ?!」

 

「この…粉は!」

 

「あの時の!」

 

「悟!助けて!嫌ァァァァ!」

 

「凛蝶ぁぁぁぁ!!」

 

また、凛蝶がさらわれるのか

 

そんなの…嫌だっ!

 

「俺は何のために…こいつを好きになったんだよ…」

 

「もうこんな悲惨な光景…見なくない!」

 

「俺は…凛蝶を助けるんだっ!」

 

俺の心が…燃えた。

 

「ウァァァァァァ!!!」

 

自覚した。

 

俺は、人間では無くなってしまったと。

 

こうして、本気の魔界戦争が始まった。

 

 

 

 

 

 

二章『コレカラとイマカラ』

 

力が…爆発した

 

そんな事を思いながら凛蝶を助けに行く

 

「助ける」

 

そう呟きながら…城を破壊した。

 

案の定凛蝶は居なかったのだが

 

兵「ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

・・・見なかったことにしよっと

 

王「お前はなぜここに来た」

 

「凛蝶を連れ戻すためだ」

 

王「あの子は次期王女なのだぞ?」

 

「構わないね。あいつの事好きだから。」

 

王子「あの人は僕の物です」

 

「手出ししないでくださ」

 

「だまれヘナチョコ野郎」

 

「どこにいるのか教えろ」

 

王「断る」

 

王子「ことわ」

 

「わかった。じゃあ決まりだ」

 

「戦争をしよう」

 

凛蝶「待って!」

 

王「なぜお前がここに」

 

凛蝶「黙れクソジジィ」

 

「ねぇさとる!」

 

「?」

 

「あの王子の代わりに」

 

「うちと結婚して!」

 

王、王子、悟「なっ?!」

 

「…仕方ないな」

 

「わがままなんだから。」

 

「うるさい!」

 

「さーとーるっ♡」

 

とか言いながらキスしてきた

 

王子「こんなの…認めない!」

 

グサっ

 

なんの音だ…と思った矢先

 

「さと…る…グフッ」

 

槍が…凛蝶に刺さっていた

 

「うわぁぁぁぁぁァ!!!」

 

王子「これで…お前の恋人など…」

 

「道具に過ぎなくなったなぁ!」

 

ブチっ

 

その時俺は初めて

 

本気でキレた。

 

「黙れクソ野郎がぁぁ!!」

 

「凛蝶を返せえええええ!」

 

俺は王子を真っ二つに斬った。

 

ここから、戦争が始まってしまうことになるなんて…

 

「凛蝶は…俺が助ける!」

 

平和な日常が、幕を閉じた瞬間だった。

 

 

 

 

三章『終わりと始まり』

 

王子を…殺した

 

元はと言えば、これが戦いの原因になったのかもしれない。

 

「馬鹿野郎…」

 

と、自分に言い聞かせた

 

「お前なんか」「近付くな」「クソ野郎」

 

今までの記憶が遡ってくる。なぜかここに立ち尽くしていた。

 

だが、そんな事をしている時間は無い。

 

「早く…凛蝶を…助け…ないとっ!」

 

即座に周りの兵士を吹き飛ばした。住民が驚いている中、俺の「敵」を倒しつつ、凛蝶を探す。

 

こんな事しか出来ない奴でごめんな。

 

一方、凛蝶は

 

「ここ…どこ?」

 

確かうちは…悟と城に行って…それでまたあの時みたいに…

 

そんな考えが、彼女の頭をループする。

 

カーテンを開けてみると…

 

「ここは…」

 

「レイン郊外?!」

 

うちの住んでるところから…2万kmのところだ…。

 

うちは…また…悟を…

 

「起きられましたか、姫。」

 

そんな事を言われても…反応ができない。

 

「悟の場所に連れて行って」

 

「それは出来ません」

 

答えられた。悟に会いたいのに…どうしてみんなそういうの…

 

「会わせてよ!」

 

「無理なんですって!」

 

何を言っても断られる。なんで?どうして?会いたいだけなのに…。みんな…嫌い。

 

「悟…っ!」

 

「凛蝶ぁぁぁぁ!!」

 

その時、二人は繋がった。

 

「俺は」

 

「うちは」

 

シンクロして言葉を放った

 

「悟に」

 

「凛蝶に」

 

最も、繋がった瞬間だった

 

「会うんだぁぁぁぁぁ!!」

 

その時、二人の世界観が変わった。

 

 

 

 

四章『恋の魔法』

 

恋はいろんなものがある。だけど…俺らは例外だった。

 

みんなは言う。恋愛してるー!とか、失恋しちゃった…とか。

 

俺らが作り出したものは、そんなアマチュアな物ではなく…とてつもない力を持った物だった。それが、

[恋の魔法]だ。

 

は?なんそれカッスwwwとか思うかもしれない。

 

だけど俺らは起こしてしまった。

 

この世を変える騒動を…。

 

「姫様!何を?!」

 

「悟の所に…行ってくる」

 

「ダメです!姫さ」

 

シュパッ

 

凛蝶は悟に会いに行った。

 

とんでもない事になってる事も知らずに。

 

「悟!」

 

「…」

 

「ねぇ!悟!」

 

「…」

 

「どうして…?返事してよ…」

 

凛蝶が、来た…。返事、してあげたい。抱きしめてやりたい。

 

だけど俺には…そんな力が残っていない。

 

王「我々が倒した」

 

「何ですって?!」

 

「…さいてー」

 

俺は何も出来なかった。約束も果たせずに、ただ凛蝶を悲しませるだけで…。俺は…泣いた。

 

「ねぇ悟!」

 

「ご…めん」

 

「約束…まも…れな…かった」

 

「何言ってるの?」

 

「うちらはいつも一緒だよ?」

 

凛蝶がキスしてきた。こんな時なのに、何故か落ち着く…。

 

心が、熱い。

 

王「これは…まさかっ!?」

 

「恋の魔法…?!」

 

恋の魔法…か。聞いた事があるなぁ…愛し合ってる者がキスをすると…その力は生まれる、と…。…いや、待てよ?愛し合ってる?

 

…俺いつの間にこいつの事好きになってたんだ…?

まぁいい…。っ?!

力が…湧いてくる!?

 

「まだ…死んじゃダメ」

 

「うち…こんなに」

 

「こんなに君の事、大好きなんだよ?」

 

泣きながら言われた。やばい可愛い。

 

んなこと考えてる場合じゃねえって!俺のバカ!

 

そして俺はまた、王と戦いを始めた。

 

 

 

 

五章『君が好きです』

 

もう…負けられない。あいつが助けてくれたんだ…俺の事。

 

「王…お前の思い通りにはさせない!」

 

「俺はこいつを守る!」

 

王「ふんっ。どこまで耐えられるかな?」

 

悟、王「オラァァァァ!!」

 

そして、戦いが始まった。

 

耐えては攻撃。そのループだった。

 

俺が圧倒的に不利だと言うことは分かってる。だけどやらないと…なにも始まらない!

 

必ず取り戻さないと…っ!俺はまだ、伝えてない事があるんだ!

 

「俺の邪魔を…」「するなぁぁぁ!!」

 

眼が…紅くなった。

 

王「まさか…」

 

「俺こそが…隻眼の死神だぁっ!」

 

俺は正体を現した。どうやら王は混乱してるらしい。

 

王「お前に…死神の資格などっ!」

 

「俺には守らなきゃいけない人がいるんだよ!」

 

「それを邪魔されてたまるか!」

 

そう、俺には守りたい人がいる。凛蝶以外の…誰でもない。

 

俺にはあいつが必要だから…

 

「凛蝶!」

 

「…なに?」

 

「俺はお前の事が」

 

「大好きだ!」

 

「えっ」

 

そして俺は…倒れそうな状態で、王を倒した。

 

だけどまだ、伝えてない…事が…。早く…言わなきゃ。

 

魔界の民「凛蝶様は我々の物だァァァ!」

 

凛蝶「お黙りなさい!」

 

「あの人は…私が恋した者です!」

 

突然な発言に驚いた。

 

今しか…伝えられないなら…伝えるしかない!

 

「凛蝶」

 

「なに?」

 

「俺の…」

 

「?」

 

「俺の…家族になって下さい。」

 

凛蝶はキョトンとした顔で俺を見た。その後、泣きながら笑って

 

「うん…!」

 

「うちを悟のお嫁さんにして下さい!」

 

そのまま倒れ、その時俺は凛蝶に言った。

 

「君が好きです」

 

そして…意識が飛んでいった。




いやー、書いてみて思ったのですが
兵士可哀想っすね( ̄▽ ̄;)
結婚するのは…w
まだ続編はありますので
是非みてください!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。