緋弾のアリア~スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー~   作:シャラシャラン

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振り回される、カゲヨシくん


第二十九話 皆で旅行、二日目前半

第二十九話

 

 

 

起床。

何事もない。

 

ベッドから抜け出す。

いつも起きた時はこんな感じだ。

朝食はホテルでとれる。

二階のレストランで食べれるらしい。俺は着替え朝食のチケットをポケットに入れ部屋から出る。もうここにいないやつもいるらしい。

エレベーターに乗り下に降りる。

 

 

 

 

 

 「おはようカゲヨシくん」

 「シャーロックか、おはよう」

 

窓際の席に名探偵が座っていた。

コーヒーを飲んでいた。

朝食はビュッフェなので食べ物がある場所まで行く。

パンやベーコン、スクランブルエッグなどを取りお皿に盛る。そして飲み物にオレンジジュースとコーヒーを淹れる。

シャーロックの向かい側の席に座る。

理子、夾竹桃、ジャンヌと買い物に行くのは午前の10時からである、それまで自由。

適当に料理を口に運ぶ。

 

 「そういえば昨日先端科学の人間に会ったんだけど」

 「ああ彼か。何をしていたのだい」

 「酒飲んで酔ってた」

 「彼らしい」

 

コーヒーの苦みが広がる。

正直あんな堂々と街中を歩いているとは思わなかった。

もうちょっと隠密行動を心がけているかともった。

 

 「グアムにいるの知っていたのか?」

 「私が知らない事があるとでも?」

 「実際あるんだろう?」

 「もちろん。だが私は予測できるのだよ、カゲヨシくん」

 

その予測はほぼ確定レベルなのだけど。

昨日の奴らは置いておこう、今日は慌ただしい一日なるぞ。

なんせ理子がいるしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前十時

 

いつもと違う服装を着て、スキャッグスのネックレスを首に掛ける。

暑いグアムを朝から歩き回るのだ。動きやすく尚かつ涼しい格好をせなばならない。

 

部屋を出てホテルの一階で待つ。

ここが集合場所である、でも相手が理子なので時間どおりに来てくれるかどうか不安である。あれ程ゆるい人格なのに本人は直そうとしていないからな。ふと携帯を開ける。メールが何件か来ていた。どうやら武偵高校からだ。メールの差出人は高天原先生だった。内容は入学式や寮内での俺の部屋、制服、などなどだった。部屋は寮内の一番良い部屋を使わせてくれるようだ。そして俺の存在の公表は入学の二日前にするそうだ。世間がうるさくなるぞ。

 

 「お~い、カゲく~ん!」

 

理子の声がしたので携帯を閉じポケットに入れる。

席を立ち理子のほうに歩く。

 

 「おはよう」

 「グッドモーニーング!」

 「おはようカゲヨシ」

 「おはよう」

 

理子だけ以上にテンンションが高いが無視だ。

 

 「それで今日はどこに行くんだ?」

 

 「まずショッピングだよ!プラザに行こうよ。あとイルカも見に行こう!」

 

どうやら今日のプランは全て理子が考えてくれたようだ。

後ろの二人は行きたいところはるのか?

 

 「基本的に何処でも」

 「あらそうですか」

 

やはり理子頼み。

俺も観光用のパンフレットには目を通したが、そこらへんは理子の方が詳しそうだ。

 

 「それじゃあいっくよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやそんなことある訳ないでしょ。

 

こんな事タイミングが悪すぎるだろ。

 

よりによって俺達がいる所に、なんで……

 

 

 「ここは我々が占拠した。モール内に残っている人たちは中央広場に集まれ!」

 

 

よくわからないテロリストに襲われました。

 

 

 

 

 「いやいやいやいや」

 「どうするのよ」

 

続々と怖がりながらも人々が手を挙げて集まってくる。

俺達四人は最上階からそれを見ている。

どうやら集めた人を人質に使うらしい。

 

 「どうする?」

 「帰りたい」

 「上に同じ」

 

俺は正直に意見を言う、帰らせてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それじゃあさっさと仕事を終わらせるぞ」

 

 「らじゃー」

 

 「さっさと帰ってもう終わりにしよう」

 

 「まだまだ時間はあるわよ」

 

 「よし人質になって時間をつぶそう」

 

 「ゆ☆る☆さ☆な☆い!」

 

冗談である

俺達がいるのは三階である。

ちなみに三階に居るテロ共はもう倒した、ぶっちゃけ弱かった。防弾チョッキとライフルを持てばいいと思っているのか?

 

理子はスモーク等の非殺傷系のグレネードを持っている。

俺は殺さない程度に戦っている、主に打撃武器だ。

他の二人も同じ様な状態だ。

 

残るは二階と一階だ。

二階はほとんどいない、居る場所は人質を見張っている敵だ。

その二階と一階のテロリストを同時に撃破、その後人質を逃がす。

これで大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

「よっしゃ各個、移動開始」

 

理子と夾竹桃は二階に残りタイミングを見て二階の敵を鎮める。俺とジャンヌは一階に下り危険な武器を持っている奴から潰す。

 

俺はジャンヌと別れ反対側まで移動する。

一応テロリストを殺してもいいことにしているが、ここはカッコよく無殺生で行きたい。ちなみに俺含め全員顔を隠している。見られたら危ないからな。

二階に居る二人と俺の場所からちょうど反対側のジャンヌにサインを出す。

全員親指を上げる、大丈夫なようだ。俺は指を三本立てカウントダウンを始める。ゆっくり一本ずつ指を折っていく。そしてゼロになったと同時に動いた。

まず理子がフラッシュを天井の窓に向かって投げる。窓に当たり大きな音をたてる。その音のありかを見るためテロリスト達は上空を見上げるがそこにあるのは閃光弾。軽い爆発音の後に強烈な光と音が出る。俺達はその光をみないようにする。まず理子と夾竹桃が二階にいる兵士たちを気絶させていく。

 

直後俺とジャンヌで敵兵を叩く。

これで終了。

ちなみに人質達もフラッシュを見ている人が多かったので、その隙に退散。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「帰ろう」

 「No!」

 

すぐに断られた。

あの後すぐに警察が突入、人質を解放。だがなぜ全てのテロリストが倒れていたことはわからなかった。ラッキーな事だ。

 

そこで俺の提案「帰ろう」は却下された。

もう充分だろ。

 

 「まだまだ買い物するよ!」

 

 「やだよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お  ま  た  せ


いや本当にごめんなさい。

まさかこんなに時間がかかるとは思っていなかった。
話を面白くしようとしたら迷った、そしてあげくこのざま。

次は早く投稿しようと思います

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