緋弾のアリア~スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー~   作:シャラシャラン

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デートで疲れる、カゲヨシくん


第二十八話 皆で旅行、一日目後半

 

 

 

 「いいですか、教授(プロフェシオン)。あなたはイ・ウーのリーダーなんですよ!!」

 「本当にすまないと思っているよ。」

 

昼食をバーガーショップで食べている途中カナに説教をされていた。

 

 「カゲヨシくん!あなたもです!出発する前の発言はフラグだったんですね!!」

 「回収乙!」

 

理子がそう言い三つ目のハンバーガーの包み紙をゴミ箱にシュートする。

 

 「はいは、わかったから。悪かったから。」

 「まったく反省の色が見えない……」

 

ビーチバレーの結果。

結局勝敗は不明。

理由は判別できないから無効試合になったのだ。

霊夢や女子陣にぐちぐち言われたがそれでも無効試合にした。

ちなみにカナは終わったと聞いて心底嬉しそうにしていた。

ビーチは穴だらけになったか元に戻した。

死傷者はなし、のはず。でもカナいわく一人流れ霊弾に当たったらしい。

 

 「それでこの後は自由行動?」

 「そうだよ。各個すきに行動したまえ。六時にホテルの部屋に集合だ。」

 

はーい、と軽く全員返事する。

面子が面子じゃなければ唯の遠足のようだ。

 

 「ねぇねぇカゲくん、理子と一緒に観光しようよ。」

 「俺に迷惑かけなければOK。」

 「理子悪い子じゃないよ?」

 「嘘つけ、お前がいるとはしゃぎまくるだろうが。」

 

自由行動の時間は静かに過ごしたいのだ。

どっかに行ってくれ。正直疲れているんだ。

 

 「ちょっと無効試合だったのよ!?」

 

霊夢が何やら怒りながら言っている。

理子は俺の首に手をまわし後ろから俺を抱きしめる。

いい匂いがしたが、忘れて、心頭滅却。

 

 「速い者勝ちだよ!」

 「いいから離れろ」

 

俺は理子をはがし席を立つ。

 

 「一人で観光するよ」

 「え~面白くないよ?」

 「問題児と行くよりかは大分ましだ。それじゃあ後でな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人でグアムを歩く。

かなり悲しいがあの人たちと行くよりはいい。

絶対に良い。

 

 「はぁ……」

 

俺も半そでのシャツ七分だけのズボン、と動きやすく涼しい格好をしている。こんな日の下で長袖シャツなんて自殺行為だ。

 

 「おっと」

 

俺は知らいない人にぶつかる。

その人は倒れる。

 

 「だ、大丈夫か?」

 「すまねぇ。前が見なかった」

 

ちょっと荒っぽい喋り方をしている人からは微かにアルコールの匂いがした。

こんな昼間から酒を飲んでいたのか。

俺は手を貸し立ち上がろうとしたその人を起こそうとしたが、その人は足から崩れた。

 

 「おい本当に大丈夫か?」

 「いややっぱ無理だわ」

 

その男性はその場で吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「すまねぇな、迷惑掛けちまって」

 「いえいえなんの」

 

男性はお酒を飲み過ぎて吐いていた。

背中をさすってあげる。

 

 「もうすぐ身内が来るから大丈夫だ。迷惑かけちまったな」

 

誤り倒す人、見かけによらず礼儀正しいようだ。

派手な服にグラサンをかけている。

 

 「おーい!」

 

そんな中ショートヘアーの少女が走ってきた。

男性は手を振る。

 

 「すいませんうちの知り合いが迷惑をかけました」

 「いやいや、大丈夫ですから」

 

それより綺麗な英語だな。

見た目は日本人だがアメリカ圏に住んでいたのだろうか。

 

 「遅かったなフォース、何処行ってた?」

 「ごめんなさい。お買い物していたの」

 「まぁ良いか。おい兄ちゃんすまなかったな。恩にきるぜ」

 「だいじょうぶですから。次からは飲む量を間違えないでくださいね」

 

男性はフォースと呼ばれる子に手をひかれどこかへと行ってしまった。

 

 

 

――――――フォース?

 

 

 

ああ、そういうことか。

どうりで見た事のある顔だと思った。

 

また原作キャラか。

今日はちょっと濃すぎるな。

この後は平凡な日々を――――

 

 

 「あらカゲヨシくん」

 

 「カナ……」

 

まだいいだろう。

理子や霊夢よりいいだろう。

 

 「どうした?」

 「いや、パトラに追いかけられてね……あの子嫌いじゃないけど、しつこく追いかけられると疲れるわ」

 「ああなるほど」

 

納得

カナお前は恐らくこのイ・ウーの中で一番苦労しているであろう人間だな。

お疲れ様です。

 

 「俺先に帰って集合時間まで寝る」

 「あら綺麗な女性が一人でいるのに何もなし?」

 

なんだその言い方。

ナンパしろということか。

 

 「だが断る」

 「!?」

 

カナにしばかれて付いていく事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「コレどうかしら?」

 「いいんじゃないか?」

 「これなんてどう?」

 「似合おうと思うよ」

 「これは?」

 「ええんちゃう?」

 「ねぇ話聞いている?」

 「お願いしますからその物騒な鎌を降ろしてください。本当にお願いします」

 

現在病んでいる目をしたカナに鎌を首元に突き付けられています。

しばかれた後、お買い物に行きましょうと言われ引きずられた結果がこれだよ。

なんとも言えない。

 

 「あ、これなんてかわいいんじゃない」

 

カナが手に取ったのは白色のワンピース。

 

 「似合っていると思うよ」

 

純粋にそう思う。

カナは茶色やベージュの服を着ているが多いのでこのようなまぶしい色の服を着るのは斬新であった。

 

 「そう?ありがとう」

 

照れくさそうにはにかむカナ。

ん?これってデートじゃないのか?

俺は思考を停止した。

その後カナとの買い物をすませた俺は一緒に時間どおりにホテルのロビーへと向かった。

 

 

 

 

 

 

夜ごはんを食べた後、俺は部屋に直行した。

理子や夾竹桃に一緒にトランプでもしようと言われたが、それをする気力がなかったので断った。そのかわり明日は皆で買い物をすることになった。

 

今日は主にビーチバレーとカナの買い物で疲れた。

 

もう寝よう。

明日も大変で楽しい一日になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《報告》カナがヒロインに含まれました


ヒロインズ『!?』


皆ただいま!
コミケから帰ってきてしばらくしっぴつする 気力がなかったけど、俺復活!
当日は大変だったよ・・・
三日目の東方は戦争だった

これからの更新は三日以内に次話をだします。
でもあくまでも目標なので、ようじがあったりすると遅れます。
こんな小説ですがこれからもよろしくおねがいします。

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