円堂ハーレムの崩壊の悲しみを減らす為   作:ておちん

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3話

 

試合開始のホイッスルが鳴る。

 

いつもガキどもと練習している広場にて、試合が行われ始めた。キックオフと同時にDFの俺にパスをする。

すると、ジェミニストームの攻撃陣がボールを奪いにきた

 

 

 

てかはっやっ!風でガキどもが吹き飛ばされそうになっている。....ダッシュストーム(仮)見たいんになっとる。それ数人でやるとかチートだから!

 

 

マジで早いな....

すぐにジェミニストームのFW、ディアムがスライディングタックルを仕掛けてくる。おいおい、シーズン2最初の男の娘くん。顔に似合わずプレーが荒いな。それ絶対俺の足潰しに来てるだろ......

 

 

まぁ、当たらなければ意味はないんだが

 

 

 

「何っ!?」

 

「もっとフェアプレーを意識しましょうよっと!」

 

 

 

ボールを蹴り上げ、風圧に身を任せジャンプをした。空中でトラップをし、ゴールに目を向ける。

意表をついた大ジャンプに動きが止まるジェミニストーム。その隙にFW陣が一斉にあがる。

 

 

空中でボールを2度、飛び蹴りの様に蹴る。紫色のオーラを包み空中に止まる。

 

 

「3号っ!!」

 

「うんっ!2号ちゃん、お願いっ!」

 

「しょうがないでちゅは、ねっ!!」

 

 

俺の呼びかけに答えると同時に、2号が飛び台がわりにし、3号を上空に放り投げる。

 

 

3号は回転し、黒い炎を纏いながら()に向けて思いっきり蹴って来た。

 

 

シーズン1のゲームで無双していた

シャドウくんの技

 

 

「ダーク、トルネードッ!」

 

 

しかし本来のダークトルネードとは違い、幾千に分裂し弓矢の様に降って来る。俺は手をあげ

 

 

 

「これを見逃すと数年見れないゼッ!」

 

 

 

叫んだ後、思いっきり手を振り下ろし、矢が逆方向へ、つまりゴールへと向かっていく。

 

 

 

 

「サウザンドアロー!」

 

「な、何っ!?そんな遠距離シュートを入れさせる訳ないだろっ!ブラックホール!」

 

 

 

バカが。サウザンドアローはイナズマイレブンGoの最後の敵、ドラゴンリンクが使う、当時の超強力無属性シュートだ。

それに少なくともブラックホールより強力なダークトルネードをシュートチェインしたのだ。

 

距離のハンデを差し引いても

万に一つも止められやせんよ(どやっ)

 

 

「ぐあぁっ!!」

 

『な、何っ!?』

 

「..........」

 

 

相手コートのゴールネットを揺らした。

ジェミニストームのメンバーは驚きを隠せていない様子だ。レーゼを除いてではあるが.....

 

何故かレーゼは試合開始から一歩も動かない。ただ俺の行動を観察しているかの様に見える。普通、実力の差を確信して見下していた相手に対し、点を取られれば動揺が走るはずだ。

現にジェミニストームの他10人は呆然としている。

 

 

するとやはり、レーゼが話しかけて来た。

 

 

 

「おい、信野亮。一つ質問がある」

 

「ん?どうした?」

 

「お前は、

 

 

______1人でサッカーをしてきたのではないのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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青いキャラバンが、占見得学園の駐車場に着く。すると同時に中学生十数人が飛び降りて砂煙の立つ方へと走っていく。

 

 

「ちくしょうっ!遅れちまった...」

 

「土門っ!まだだ、まだ間に合うっ!」

 

「一ノ瀬....」

 

「一ノ瀬の言う通りだ!避難した生徒が学校前にいた。ニュースで襲撃を報道されたのは約30分前。先生方の慌て具合からまだ避難は完了されてないと見る。それにさっきの放送と校舎の壊れ具合がほとんど変わらない!つまり噂の彼奴が応戦しているってことだ!」

 

 

絶望な状況下で起動が自分の推測を伝える。

 

 

「鬼道ッ!」

 

「円堂?どうしたっ!?」

 

「そんな事みんなわかってたと思うぞ?」

 

「.....は?」

 

 

レンズ(ゴーグル)越しにも鬼道の目が点になるのがわかる。周りを見渡すと、そっぽを向き笑いを堪えながら頷く仲間の姿が見えた。

 

 

「ど、どうしてなんだ....」

 

「だってほら、あそこ」

 

「?......ッ!」

 

 

鬼道が円堂が指差す場所を見ると、紫色に輝くボールが空中に浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

(......恐らく必殺技だろう。デスゾーンの光に似てなくもないが、蹴り手がいないところを見ると違うだろう。しかし見たことのない技だ。ジェミニストームの技なのか?考えてる暇はない。座標は特定した。急ぐか...)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......ぷふっ」

 

「え、円堂....?」

 

 

 

「......恐らく必殺技だろう。デスゾーンの光に似てなくもないが、蹴り手がいないところを見ると違うだろう。しかし見たことのない技だ。ジェミニストームの技なのか?考えてる暇はない。座標は特定した。急ぐか...、ぷふっ!」

 

「円堂!?」

 

「ブツブツ言ってたよお兄ちゃん、ブフっ!」

 

「はるなぁ!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「1人でサッカーをしてきたのではないのか?」

 

 

 

レーゼが意味不明な事を言い出してきた。1人でサッカー?何言ってんのこいつ。

 

って言いたいが、こいつがそう思うのも頷ける。

 

 

 

「そうだ。噂に嘘はない」

 

「ならば何故仲間との連携が取れる?タイミング、動き、力量、全ての能力を把握しているように思える。出なければあの様な指示は出せまい。答えろ」

 

 

命令口調がムカつくケド..... まぁーややこしい噂を流したのは()だからしかたがないケド。ってかわざとややこしくしたケド

 

 

「部活や外部のチームに参加せず、俺1人で全国のチームに対し大量得点差で勝利した、って噂から判断したんだろ?てかサッカー部ないし」

 

「....ああ、聞いていたものと相違ない。占見得学園に初等部から在籍していれば、サッカーから必然的に遠ざかる。しかし何故続けている?何故連携が取れる?早く答えろ」

 

「そらずっと練習してきたこいつらの動きを把握してないなんて逆におかしいだろ」

 

「........は?ずっと?」

 

 

キョトンとした顔になるレーゼ。絵に描いたようなキョトン顔だ。口を力なく開け、白ポチの目で既にキョトン顔だ。

 

 

「あー、まぁ勘違いしてても仕方ないよな」

 

「....かんちがい?」

 

 

 

「うん、だって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『部活や外部のチームに参加せず(小学生とチームを組み)、(中学生は)俺1人で全国のチームに対し大量得点差で勝利した』

 

なんて疑り深いやつ以外気づきやしないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘ついてないだろぉ?




高評価を頂いた方には、あとがきにて感謝を伝えたいと思います。

かんばらさん、Re:クロバさん、高評価ありがとうございました。

試合はあと1、2話で終わらせます(^ω^)b




信野亮 男 林属性


・無の心得
・サウザンドアロー
・バニシングカット
・---------------

・デビルバースト(←すっごく後悔)
・スプリントワープ





他のキャラ出ると言ったな....

あれは嘘だ

次は善処しますm(_ _)m











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