fate×メガテンもの(旧名・間桐慎二のデビルサマナー(短編))   作:メガテニスト(偽)

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続きを書く筆が止まった…
仕方ないからかなり短いけど未来のお話。高2の慎二君。

今現在考えている未来です。

注意!慎二君のオリキャラ化が激しいです!

-追記-

日常だけだとちょっと物足りないので追加しました。



ちょっと未来のお話。8/9 22:30 追記

みなさん、こんにちは。私の名前は間桐桜。

穂群原学園に通う1年生の普通の女の子です。

突然ですが、私には兄がいます。兄は…

 

「くおら!間桐慎二ー!待ちなさーい!まーた無断で学校さぼってー!」

 

「悪い。けどこっちにも事情が…」

 

「じゃあその事情を教えて?」

 

「悪い、無理。」

 

「そんなん通るかー!こら待てー!学園一の問題児ー!」

 

学園の不良生徒です。

 

 

 

「まーた朝からやってんねー。」

 

「あ、美綴先輩、おはようございます。」

 

「ああ、おはよう、桜。しっかし慎二のやつ、

 また学校さぼって街散策してたのかよ。」

 

「はい。バイクで移動しながら何やら聞きまわっていたそうです。」

 

「ふーん…。ま、いいや、朝練いくよ。」

 

「はい。」

 

そうして2人で弓道場へ向かう。弓道場の中に入ると藤村先生から逃げてきた兄さんが

先にいた。

 

「おはよう。慎二。まーたやってたのかよ。」

 

「…美綴と桜か、おはよう。…悪いとは思ってんだけどな。」

 

「ならもうちょっと心配させない様にしたら?藤村先生かなり心配してたぞ?

 この前だって包帯まいて登校してきたし。」

 

「…だから悪いと思ってんだよ。それより桜、」

 

「あ、話そらした。」

 

「うるさいな。…桜、弁当。忘れてたぞ。」

 

「あ、ありがとうございます、兄さん。」

 

 

兄さんは不良生徒です。でも、根は素直で本当はとてもやさしい人です。

 

 

 

 

兄さんは不良ということで大体の生徒からは怖がられています。でも、

 

「間桐ー!後生でござるー!勉強教えてくれー!今回ピンチなんでござるー!」

 

「俺もだー!数学教えてくれー!」

 

「悪い慎二、俺も今回英語ちょっとまずい。教えてくれないか?」

 

「うおっ!…わかったからすがりつくな…。」

 

 

 

「間桐氏ー!その卵焼きを一口くれー!」

 

「あたしにもだー!」

 

「たかるな!お前ら!」

 

「慎二の卵焼きは絶品だからな…無理もあるまい…。どうやってあの味を

 出しているのか…、穂群原7不思議の一つだ。」

 

「見てないで止めてくれませんかね?…おい!蒔寺!唐揚げまで取るな!」

 

 

 

「おい。」

 

「あ、間桐先輩。どうしました?」

 

「…お前の場合、ここはこうしたほうがいい。」

 

「…あ、本当だ!少し楽になりました!ありがとうございます!」

 

 

こんな風に面倒見がいいのでクラスメイトや後輩からは慕われています。

 

それに、一部の女子にそれなりにモテるようです。

 

 

 

 

 

授業が終わって、下校するとき、兄さんが衛宮先輩をバイクの後ろに乗せて

どこかへ行こうとしていました。

 

「桜、今日は先に帰っててくれ。帰りは遅くなると思う。」

 

「悪い、桜。ちょっと慎二借りてく。」

 

「はい、兄さん。先輩。」

 

そうして家である一軒家に帰ります。前の実家は火事があって燃えてしまいました。

 

その後、家にいる人たちで夕飯をおえて9時ごろ、兄さんたちが帰ってきました。今日は怪我をしてないみたいです。

 

「ただいま。」

 

「おかえりなさい、兄さん。お夕飯温めなおしますね。」

 

「ああ、頼む。」

 

夕ご飯を食べると、兄さんはお風呂に入り、12時ぐらいまで部屋で勉強をします。

そうして12時ごろ就寝。おやすみなさい、兄さん。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

夜のとばりが落ちた街を高速で駆けていく影がある。

 

道路をあっという間に駆け抜け、瞬きする間に横を通り過ぎるくらいの速さ。

ほかに車どころか人の影すら見えず、

それはまるで世界に一人取り残されたようだった。

だがその時、 

 

「慎二、そっちに行ったぞ!」

 

「わかった。迎撃する。」

 

手に持った携帯…スマホから声が聞こえた。その向こうにはもう一人の人間が、

そして、慎二と呼ばれた少年のところには…。

 

瞬間、突如としてビルの隙間から巨大な影がぬっと伸びた。

道路を粉砕し、建物を破壊して、破壊の嵐をまき散らしながら。

まるで怪獣映画のように重く、それでいて高速で現れた。

 

「こいつがここの異界を展開している悪魔か。…竜王ペンドラゴン。

 アーサー王伝説にでてくる概念としての竜の王ね。。」

 

それは王の強権の象徴であるとも考えられ、またその姿はイギリスの騎士の盾の紋章などにも見ることができる。そういったものの皮をかぶって出てきた悪魔。

 

ペンドラゴンは既に傷ついている。不利を悟って逃げてきたのだ。

ペンドラゴンは慎二の姿を確認すると一目散に突っ込んできた!

もはや逃れられぬと悟ったのであろうか。目の前の小さな、しかし強大な敵を

打ち倒すべく破壊しながら歩を進める。

慎二はそれを前にして避けようともせず、ただ銃をつきつけて、

 

「至高の魔弾!」

 

放った。

 

放たれたそれはペンドラゴンの眉間にあたり、その鱗を貫通し、

ペンドラゴンの体を突き抜け、抉り、蹂躙した。

体内を蹂躙されたペンドラゴンの巨体が崩れ落ちる。

そして、粒子状となって消滅した。

 

「おしまい、と。終わったぞ、衛宮。」

 

「ああ、こっちでも確認した。お疲れ、慎二。」

 

ペンドラゴンが消滅した後、急速に世界が崩れていく。

 

そして次の瞬間、先ほどまでの破壊は嘘のようになくなり、

そこには人と車が行き交う喧騒が戻っていた。

 

なんということはない。異界が崩壊して現実に戻っただけだ。

スマホから聞こえる声に返事をする。

 

「お疲れさま。じゃあ俺は帰る。」

 

「わかった。また明日な、慎二。」

 

そういって通話を切り、バイクにまたがり、家路についた。

 




不良扱いされている経緯。
悪魔を倒すときに怪我をして、治りきらないまま登校。それが何回かあって、不良!?
という感じにとらえられ、学校に広まる。他にも、異界のこととかで調査するために、
さぼって街中をバイクで移動することや、怪我で休むことがしょっちゅうなため。
あとちょっととっつきにくい。


実家と蟲爺は…まあいいや、

さぼりとかで下がった成績はテストで返している模様。

一部の女子…助けられて記憶を消されたけどなんか気になる程度に影響が残っている子。

衛宮君さらっとデビルサマナーになっている模様。

この時は食堂で食べてました。

-追記-

ペンドラゴンは弱くはないです。
これは異界と現実が近い領域?で現れたからです。

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