少年成長記   作:あずき屋

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「おふざけってさ、ある程度で引いておかないと大変なことになるじゃない?
例えばほら、最初は受け入れられても、しつこくするうちにめっちゃ怒られるみたいなさ」


「そうですね。
私も悪ふざけはほどほどにしておいた方がいいと思います」


「だよね!
リューもそう思うよね!
因みに聞くけどさ、なんでそう思ったの?」


「普段の貴方を見ているからです」





第21話 少年、姉と散策す

 

「ん……っと、よし。

こんなもんかな」

 

 

 ブーツの靴紐を結び直し、再度姿見で自身の装備を確認する。

両足のレッグホルスターに回復薬(ポーション)を二つずつ携帯していることを確認。

ウエストポーチに状態異常回復薬と携帯食料が入っていることを確認。

魔石やドロップアイテムを収納するアイテムパックを装備。

最後に戦闘用の装備を見渡す。

 所々色褪せた相棒の黒い革の篭手。

長年使い古した篭手は、(しわが)れていく老人のように色褪せ、多くの傷が目立ち、(しな)やかな質感は徐々に固くなっていた。

指の箇所は、随分と革の層が薄くなった気がする。

退魔の印も摩耗が進み、効力が失われつつあった。

 同様に、脚具もまた劣化が進んでいた。

篭手と比肩するように革が痛み、修復不可能な傷が増えていた。

これは年月による劣化だけではない。

毎日欠かすことなく身に付け、血が滲む努力を続けてきたが故に至った結末。

村一の職人であった翁の最高傑作も、時が経てば磨り減ってしまう。

むしろここまで持ったこと自体大健闘ものだろう。

決して上質ではない革を、緻密な計算と技法でここまでのものに仕上げた。

少年の中では、間違いなく最高の出来だ。

 胸には鈍く輝く胸当て。

リューに贈ってもらった初めての防具だ。

もらってそう月日は経っていないのに、かなり傷が付いている。

これもまた、少年の無茶な戦闘が起こした産物だ。

防具に傷が付いた日、彼女はひどく悲しい表情を浮かべていたことを思い出した。

 

 

「……もうボロボロになっちゃったなぁ」

 

 

 呟きが、虚しく静かに響く。

どれもこれも質素で華やかではないものの、そこには確かに思い入れがあった。

篭手と脚具に関しては数年間使い続け、胸当ては大切な人からの贈り物である。

それらが傷ついていくのを、こうして改めて目の当たりにすると、胸が締め付けられるような錯覚を覚えてしまう。

形在るもの、いつかは壊れてなくなってしまう。

ラジエルはそっと防具を撫でてみる。

 

 

「…………固くなった?」

 

 

 それこそ、使い続けた道具の末路。

多くの敵の攻撃を受け、幾度となくその手で災厄を退けてきたが末の結果。

道具にとって、これほど嬉しい結末は他にない。

部屋の隅で埃を被って燻るのではなく、人に使われてその最後を遂げる。

それは、道具としての待望であり、本望である。

武具としての本懐を遂げられたとあらば、こうして散っていくこともまた受け入れられる。

 

 

「壊したく……ないなぁ」

 

 

 だが、壊れかけの物を使うのに思い止まるのもまた人の情。

入れ込んだ思いが強ければ強いほど、それを使い潰すことに躊躇いが生まれる。

浅ましかろう、思い上がりも甚だしかろう。

人の都合で作られ、思うがままに使われ、最後の最後で躊躇される。

これはきっと、偽善に近いものに違いない。

 

 

「……いこう」

 

 

 曰く、物に思いれををするのは人のみ。

遥か極東の地で、誰かが語った言葉。

その地には“付喪神”という神が存在するという。

物を大切に使い続けることで、それに神が宿るという古い言い伝えだ。

その国の人間は物を愛する気質があり、どの国よりも多くの神が住まう土地とされる。

信仰によって神が増え、物を愛することで神が生まれる。

数多の神、即ち“八百万の神”と評される所以の一つだ。

無名ではあるが、生まれるものは歴とした神。

肌身離さず使い続けた物には、その使い手にささやかな祝福を送る。

何にも勝るは人の愛。

個人に向けられようが、概念に向けられようがその本質は変わらない。

純真な愛であるからこそ、向けられたものもまた愛を返す。

少年にも、いつかその愛が返ってくることだろう。

自覚はできないだろう。

はっきりと感じることもできないだろう。

形として目に見えるものにでもないだろう。

だが、真に何かを愛したのであれば、きっとそれは自身に返ってくる。

 

 

 それはまだ、少年は知る由もない。

だがそれでいい。

いつか、その後にでも気づければいい。

自分の注いだ愛が、届いたのだと。

 

 

_______________________________

 

 

 

「準備はできましたか?」

 

「うん、だいじょぶだよ」

 

回復薬(ポーション)……よし。

防具の紐の緩みは……なし。

状態異常回復薬の携帯……よし。

携帯食料……よし。

服装の乱れ……なし。

靴紐は……よし。

寝癖……ちょっと跳ねてるけれど、まぁいいでしょう。

歯磨き……よし。

目の充血……なし。

脈拍の異常……なし。

筋肉に異常……なし。

大丈夫……ですかね」

 

「ねぇリュー」

 

「何ですか?」

 

「これ、ダンジョンに行く前に毎回やんなきゃダメ?」

 

「当然です。

装備や心身の状態に不備があれば絶対に行かせませんから。

常に万全を。

貴方は私が見ていないと、すぐに厄介事に巻き込まれますからね。

こうしてちゃんとチェックしておけば、まぁ大事はある程度避けられます。

……やっぱり跳ねが収まらない。

何度も口煩く言うようですが、ダンジョンでは何が起きるか誰にも分かりません。

何が命の危機を左右するか分からないからこそ、こうしてしっかりと確認しないと。

あ、ほらアイテムパックの口が緩んでる。

しっかり締めないと、物も命も簡単に落としちゃいますから、ねっと」

 

 

 そこには甲斐甲斐しく世話を焼くリューの姿があった。

姉のようだと以前言われた日からしばらくして、心境の変化が目に見えて伺えた。

今では当然のように寝食を共にし、あまつさえ入浴も共にしている。

最早姉の領分を超えてしまっているのではという声も上がっているが、当の本人には自覚がない模様。

むしろ心配が行き過ぎてエスカレートしつつある。

でなければ、今日のように持ち物や装備のチェックを入念には行わないだろう。

リューは否定寄りの返答をしているが、世話を焼くときの彼女の眼は爛々と輝いていて、いつもよりもテンションが高いとどこかの団長代理が証言している。

本人がなんと言おうと、この手のやりとりは周知の事実である。

 

「……ふむ、結構です。

では行きましょう、久方ぶりのダンジョンへ」

 

「うん」

 

 恒例のやりとりを終えると、二人は手を繋いでダンジョンの探索へと向かっていった。

他の眷属たちもこの光景は見慣れたもので、団長代理以外は平然と自分の仕事に取り掛かる。

ある者は班で素材を集めにダンジョンへ、ある者はクエストをこなしに、ある者はホームの管理を全うするなど、皆各々の作業に向かう。

今日もまた雲一つない快晴の空。

風は穏やかに流れ、過ごしやすい気温を維持したまま時が過ぎていく。

 

 

「あらあら、あの二人はいつ見ても仲良しね」

 

「ですねぇ、いつ見ても目の保養。

うん、私今日も元気よくイけそう!」

 

「団長代理、自制してくだせぇ。

ヨダレ垂らしてみっともないっすよ。

もう既に何から何までがみっともないっすけど」

 

「そんなことないよー。

あの二人見て和やかーな気持ちになるだけ。

ホラ楽しいことあったりすると余韻に浸ったりするじゃない?

よかった思い出を振り返って、あの時すごい楽しかったなぁって。

それと似たようなもんだよ。

……それはそうと、ちょっと暑くない?

一枚脱いだのになんか暑い……あ」

 

「オイ、それ全然別の余韻に浸ってただろ。

てか既に一枚脱いでたんかい。

それと最後の『あ』ってなに?」

 

「いやーんセラったらまだお昼前なのにわ・い・だ・ん?

アストレア様の前でそんなはしたない……でも、なんだろこの気持ち。

ぅん……なんか、ちょっと……いいかも知れない…」

 

「何朝っぱらから喘いでやがんだこのど変態!!

妄想に見られながらで興奮するってどんな変態よ!?

ぜってぇ別のモンも垂れ流してたんだろ!?

もうみっともないなんてレベルじゃねぇわ!

チビ助に見せられないレベルだわ!

ホントのホントに外でそんな反応やめてくださいよ!

もし、どこぞの誰かに知られでもしたら……あぁ考えたくもない。

ちょっと、アストレア様からもなんか言ってやってくだせぇよ」

 

「あらあらまぁまぁ、リーヴァったら」

 

「えっへへぇ」

 

「オメーはまだそのキャラ引きずってんのかい!!」

 

「大丈夫だよ!

私は前から、だから……てへっ」

 

「オメーはもう黙ってろや!

いい加減にしないとその口ぶち抜くぞ!」

 

 

 それを見守る三人の姿。

主神アストレアとファミリアの団長代理を務めるリーヴァ。

そして食堂管理課副料理長を担うミセラ。

アストレアはともかく、二人はどうも気の抜けた様子。

特に大きな揉め事が発生していないため、通常通りの職務をこなす以外やることがない。

このように、いつものように下らないやりとりをするぐらい暇なのだ。

 

 

「はぁ……ってか真面目な話、あたしら本当にまだ動かなくていいんすか?

そろそろ対策、打っといた方が賢明っすよ。

つい今朝方、情報を掴みやした。

ウチの部下の掴んできた話によると、どうも闇派閥(イヴィルス)の一派と思われる奴らが、ある武器の情報を求めて、街中に潜伏している模様です。

やっぱり、連中もう動き出してるんすね。

今じゃまだだんまり決め込んで体を装っちゃいるが、その裏じゃ着実に力を溜め込んでる。

もう呑気に傍観してる場合でもないと思うんすけど」

 

 

 このアストレアファミリアには大きく分けて四つの隊が存在する。

 

対抗戦力と戦う戦闘班“壱線”

街の防衛、住民の避難誘導等を行う防衛班“弐線”

危険視されている団体の動向を探る諜報班“参線”

戦闘や食料等の物資を定期的に確保する支援班“肆線”

 

 アストレアファミリアに限った話ではなく、住民やオラリオを守ると旗を上げた数々のファミリアも同等かそれ以上の戦力を有している。

基本周囲に存在を認知させず、人知れず活動を続ける実力者たち。

その存在はギルドを始め神々と、この街の防衛を誓ったごく一部のファミリアの面々だけだ。

誰一人、その素性を表に出さず、普通の冒険者を装って生活している。

さながら影の暗躍者たちと表した方が適切かも知れない。

彼らはこのオラリオの平和を維持するため、日夜暗躍を続けている。

 

 ミセラ・キスケットは諜報班の参線所属の隊長として、常にオラリオに監視の眼を光らせている。

緊急事態が起きない限りは現状維持の職務しかないため、それほど忙しいというわけではないが、参線だけは異なる。

いつ何時、何かが起きる前に情報を絶えず掴み、得られた情報を上層部に進言し、その上で判断を仰ぐ。

つまり、参線においては平和なご時世であろうとやることは変わらず、常に忙しい毎日を送っている。

ミセラは、隊長の身でありながらも危険度が高いアジト等は進んで潜入に乗り出し、必ず何かしらの情報を掴んでくる。

相手が尻尾を出すまでじっと息を潜め、いつまでも背に纏わりついていく。

彼女が動くところには煙が立たず、風とともにいつの間にか帰還するという。

 

 

「うん、わかってる。

私も昨日報告は聞いた。

これは、私たちもそろそろ本格的に動かないとね。

アストレア様、開幕の時は近いかもよ」

 

「えぇ、そろそろこの幸せな一時も御預けかしらね。

せっかくの風情を乱そうとするなんて、また随分と無粋な真似を考えているみたい。

はぁ……嫌な予感ほどよく当たるものね。

まさか軽はずみで口にした想定が、こうもその通りに現実になるなんて、定石過ぎて驚くわ」

 

「え、まさか……もう対策立ててたんすか!?

あたしの部下が長期間の潜入の末ようやく掴み取ってきた情報、もう既に耳に入れてたと?

……やっぱりすげぇっすわ、お二人さん」

 

「何言ってるの、これぐらい当然のことよ。

いつだって戦況は常に変化するの。

大将の陣は攪乱のため忙しなく動き、兵士たちの命のやり取りは常に揺れてる。

そして、その戦場となっている環境もすぐに色を変えるの。

天秤みたいなものよ、戦争って。

士気や天運を如何に自陣に置き、如何に犠牲なんかの不安要素を払い除けられるかが勝敗の分け目。

それがこっち側に傾くのか或いは……っていうことだからね。

どうあったって、私たちは私たちのするべきことをするだけ」

 

 

 

 アストレアもリーヴァもさして驚いた様子は見受けられない。

二人の様子を表せば、やっぱりかといった反応。

むしろ呆れた風にも見えた。

アストレアは肩をすくめて軽くため息を零し、悲しげに目を伏せる。

予想が当たったからといって事態が軽くなるわけではない。

せいぜい心の準備ができるかどうかだけだ。

 真っ直ぐ玄関の先を見つめるリーヴァ。

その瞳は、目先にあるものではなく、その先にある未来の可能性を観察している。

今この場にある現状から、誰も予想だに出来ない未来を、どこまで予想することができるのか。

まるで予言師のような眼力だった。

そこにはいつもおちゃらけている団長代理の姿はどこにもなく、どこまでも頼れ、不安の類を一切感じさせない自信に満ち溢れた背中にしか見えなかった。

 

 自身の子の未来を見つめる主神、アストレアもまた、いつもと違った雰囲気を醸し出していた。

普段のおっとりした空気ではない。

子どもたちに降りかかる外敵を払い除ける算段を導き出し、その後に齎される幸せを享受するために手を尽くそうとする。

その姿は正しく、古の先駆者そのもの。

かつて地上を正しき力と考えで先導した神々しい姿。

例え神の力(アルカナム)を封じているとしても、その在り方は封じ込めるわけではない。

彼女は偉大なる神のうちの一神。

紛れもなく、自分たちの主神にして、掛け替えのない親なのだ。

 

 

「そう、目まぐるしく変化するのが戦場。

部下の上に立っている私たちが、そう取り乱すことは許されないのよ。

何事も想定の範囲内に収めるべし。

私たちがすべきことは、部下の統率だけじゃない。

あらゆる自体を想定し、その対策を先手を持って幾重にも張り巡らせること。

ある意味、戦場で戦うアナタたちだけが大変なわけじゃないわ。

私たちは、アナタたちが最悪の状態に陥らないよう注意して、常に先手を打ち続けなければならないの。

たかが頭の労働と簡単に切り捨てられるけど、結構大変なのよ?」

 

「……知らなかったっす。

お二人が、あたし達以上に考え続けていたなんて」

 

「ふふっ、その言葉が聞けるだけで嬉しいわ。

別に労って欲しいと言っているわけではないわ。

アナタたちにはアナタたちのやるべきことがあるように、私たちには私たちのすべきことがあるって遠巻きに言いたいだけなの。

だから気に病まないでミセラ。

アナタは心の優しい子だから、考え込まないでっていうのも難しい話だけれど」

 

「いや、ホントすみませんでした。

ボーッと構えてたのはあたしの方だったんすね」

 

「そう、分かってもらえて私も嬉しいよ!

じゃあ早速、ここに署名を」

 

「はい!

.....................はい?」

 

「可愛いものを愛でて一体何が悪い!!

愛いものそれ即ち万国共通の宝であるという事実に何故気付かないのか!?

気付いていて尚眼を背けようとするのは我々を作った神への冒涜ではないのか!?

我々は健全に、極めて健全に!

もう一度言おう、途轍もなく極めまくって健全に!!

彼らを愛そうと声高に叫んでいるだけだ!

神への懺悔の気持ちがあるのなら今すぐにでも行動をを起こすべきだ!

ロリだショタなんて言う蔑称の時代は最早古い!

今こそ、全ての人々が健全に等しく彼らを愛でる権利をこの広大な大地に打ち建てるべきっ!!

オラリオ青少年健全育成条例改正案に清き一票を、何卒よろしくお願いキャアアァァァァァアァッァア!!!」

 

 

 一切の躊躇いもない弾丸は、無情にもリーヴァに襲い掛かった。

突然の攻撃に、彼女は身を亀のように丸めて自らの的を小さくすることしか対応できない。

任務の時と同じくらい冷めた眼で銃弾をかましたミセラの眼は、何度見てもやっぱり冷めていた。

 

 

「アンタらに真面目な話を持ちかけたあたしが馬鹿だったっす。

しばらくあたしに話し掛けないで」

 

 

 怒りが有頂天に達したミセラは、峠を超えて冷静にキレていた。

そのまま振り返ることなく外へと出て行ってしまった。

それをいつもの眼差しで眺めるアストレア。

無様に床に転がるリーヴァ。

その姿に、最早団長代理としての威光はない。

どこからどう見ても、成敗された変質者の末路そのものだからだ。

 

 

 

「あらあらまぁまぁ、随分とはしゃいだものねリーヴァ。

いくら彼女たちの為とはいえ、こうまでして誤魔化すことはなかったんじゃない?」

 

「うぁぁ......ばっちい。

いやまぁ、そうなんですけれどね。

仮にも私団長代理だし?

あの子が帰ってくるまでは、私があの子たちを守らないといけないじゃないですか。

不安にさせたくないのは本心だし、私が変に取り乱す事なんて出来ないし。

えぇ、皆を守れるんなら、バカにでもロリにでもショタにでもなってやりますよ」

 

「あら、そんなの前からの話じゃない」

 

「あはっ......バレた?」

 

「まぁ、貴方がそれで良しとしているのなら、私は止めるつもりはないわ。

きっとそれは、長い時間を掛けて悩んだ末のものでしょうからね。

でもね、リーヴァ。

貴方が本当に困って、自分一人じゃどうしようも出来なくなったら、ちゃんと周りを頼りなさい。

勿論私でもいいわ。

でもそれ以上に、貴方には大切な仲間がいる。

いつだって背中を預けて欲しいと言ってくれる仲間がいる。

それだけは、決して忘れないでね」

 

「......はい、ごめんなさいアストレア様。

そして、ありがとうございます。

......嵐の前触れってやつなのかしらね。

本当に気持ち悪い気の流れ......。

リュー、ラジ君をお願いね」

 

 

 

 

 

 




 いらっしゃい、あずき屋です。
お待たせして申し訳ない。
とりあえず引っ越しが粗方片付いたので執筆を再開しました。
今回は結構ふざけました。
どっかのフェミニストの力説を捻ったものをやって見たのですが、如何でしたでしょうか。
多分気分を悪くしたことでしょう。
これが悪ふざけの代償というやつです。

 はい、悪ふざけにシリアスを混ぜ込んだ温度差の激しい回となりました。
まぁ当初から考えていた案なのですが、形にするとなるとこれがまた難しい。
悩んで荷物を詰めて、悩んで荷解きをしてようやく形にしました。
誤字脱字があったらおっしゃってください。
新しいPCでいまいち慣れていない為、ミスがあるかと思われます。
その辺りはどうかご容赦を。

 フラグを挟んであるので、次回から荒れて行きます。
嵐の前は不気味な静けさがありますが、前触れは少々荒っぽい風が吹き荒れます。
それ即ち、荒事の前触れでもあります。
よって、次回から戦闘が始まります。
あまり書きすぎるとテンポが悪くなるので区切りをつけないといけない場面もあります。
乗ってきても8000字手前は流石に読む気が引けてしまいますから。

 ということで、今回はこれにてお開きといたします。
質問から感想まで、いついつまでもお待ちしていますので、皆様ふるってお便りを。


 ではでは、また次のページでお会いしましょう。


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