「うぅん……おはよう、リュー」
「何やら朝から騒がしいですね。
部屋にまで騒々しさが響いてきます」
「……ちょっと、うるさい」
「ほらほら、もう起きなさい。
今日は久々に私と稽古するのでしょう?
いつまでも私にくっついてないで、支度しますよ?」
「ん……そーだった」
「はい、素直でよろしい」
「ふわぁ、今日の朝ごはんなんだろ……」
「まず初めに朝ごはんについてですか。
行ってからのお楽しみにしましょう。
今日の朝ごはん担当はリーヴァですから、きっと美味しいはずです」
「うん、そだね。
なーにが出るのかなぁー」
ステイタスが更新されてから翌日のこと。
少年の急激な成長により、半狂乱になったアテナがファミリア中に触れ回ったことから始まる。
いや、隣に座っていたリューの様子が一変したことから始まっていたのかもしれない。
また眷属たちが沸き立って、お祭り騒ぎの状態になると当初は考えられた。
別段、何か特別なことが起きるというわけではなかった。
それもその筈、人という生き物は、自らの耳に情報が届かない限り騒ぎ立つことはない。
例え情報が入ったとしても、自身にとって有益なものであるかどうかを一度吟味する。
不要であればその場で切り捨て、有益であれば自身の好奇心を満たすために利用し、知人に伝えることもある。
自ら聞きに行くという行動があれば、また違った流れにはなるのだが、基本的には利用するかしないかのどちらかということになる。
つまり、何か大きな出来事があろうと、それを知る人間が居なければ無駄に荒波は立たない。
世間とはそういうもの。
結局のところ、耳にさえ入らなければ、他人事として流されるのだ。
そう、特に何か特別なことが起きたわけではない。
敢えて挙げるならば、朝餉の場でアストレアファミリアの眷属たちに、急激なステイタスの成長について質問攻めにあったこと。
朝ごはんが目の前にあるのに、リューの一時間近い小言を浴びせられて食べられなかったこと。
リューの作ったサンドウィッチが半分だけ炭になって、折角の進歩が全然注目されなかったこと。
もみくちゃにされて、やっぱり食事ができなかったこと。
アストレアが“あらあらまぁまぁ”とだけ口にして全然助け舟を出してくれなかったこと。
アテナが死んだような顔つきで、何やらブツブツ呟いていたこと。
特に、何も特別なことは起きていない。
至って普通の反応に違いないだろう。
そう、普通の反応だ。
想像してみても欲しい。
今までむさ苦しい男だった自分が、朝起きたら誰もが振り向く美少女になっていたら、誰もが同じような反応を示すだろう。
家族に質問攻めにされて半狂乱になられて、知り合いからも質問攻めにされてアレコレ言われて、近所のおばさんが“あらあらまぁまぁ”と他人事のように振舞って、普段の疲れから死にそうになっている人が目の前を横切ったとしても、全然不思議じゃない。
過去の忌まわしき経験故に無表情となってしまった理由などさて置いて、唐突な周囲の反応の変わりように表情が固まってしまうのも、全然不思議じゃない。
助け舟どころか、周りに味方の一人すら見当たらないのも、全然不思議じゃない。
敢えて一つ、おかしい点を挙げるとするならば、団長代理であるリーヴァが一人“ぐふぐく”と気持ちの悪い笑い声を漏らしていたことぐらいだろう。
ガミガミと矢継ぎ早に小言を放つリューと、どんな顔をしたらいいか本気で分からなくなっているラジエルを眺めながら、一人ずっと笑っていた。
かなり、ドン引きするぐらい、気持ちいいくらいに気持ちの悪い笑顔を浮かべていたことぐらいだろう。
「……むぅおーん。
結局何も食べれなかったぁ……」
かくなる上は撤退に限る。
半ば無理矢理包囲網を抜けて、命からがら街道にまで逃げてきた。
あんなところに長いこと置かれていたら、完全に参ってしまう。
食事があろうと手をつけられないとあっては結局何も食べられない。
質問と小言の集中砲火が浴びせられ続ける中、最早腹が減ったどうこう言っている場合ではない。
飯を取るか精神的安寧を取るかの選択。
故に少年は食事を犠牲にし、周囲から重圧から逃げ出した。
「お金はあるし……まぁだいじょぶかな」
簡単な金勘定は、既にリューから教わっていた。
端的に説明すれば、提示されている数字と同額、又はそれ以上の金額を払えば売買は成立する。
より詳しいことになると、その商品の原価やら正当な値段かどうかをよく吟味する必要性があるとリューは言っていたが、ラジエルにはそこまで理解できる訳ではなかった。
故に無駄遣いをしないという点さえ守れば自由にしていいとのお達しだった。
前回潜った時に回収した魔石やドロップアイテムを換金したため、ある程度余裕はある。
じゃが丸くん百個くらいは余裕で買えそうな金額を所持しているとだけ言っておこう。
「……何でもいいや。
とりあえずじゃが丸くんでも買おっかな。
ごめんくださーい」
「おぉう、いつかの少年クンじゃないか!
いらっしゃいませー。
今日はお姉ちゃんは一緒じゃないの?」
「あぁ……うん、お姉ちゃんは今日いないよ?
それよりお姉さん、じゃが丸くん一つくださいな」
「そっか、はいはい承りました。
今日はどうする?
この間は色々品切れだったけど、今日は大丈夫!
プレーンにチョコクリーム、キャラメル、シナモン、レモンペッパーとかいっぱいあるよ!
いっぱい悩んでいってね!」
「ほんとだ。
前よりいっぱいあるね……どうしようかな。
あ、この小豆クリーム味っていうの何?
この前来たときなかったよね?」
「あ、いいところに気がついたね。
そう、今日から始めた新商品だよ!
私としてもコレちょっとやりすぎじゃないって思っ、いや言ったんだけどさ。
店長がゴリ押しして商品化しちゃったんだよ。
まぁでも確かにチョコクリーム味とか出しちゃってるし?
これも別に変わんないよって真顔で押し切られちゃった、あはは……。
でも不思議なことにこれが大ヒット!
みんなこのミスマッチと低カロリーがいいって評判なんだよ!
そしてそしてぇ……何と大好評につきあと一個で完売!
どうかな少年クン?
自慢?の一品、試しに買ってみてくれないかな?」
「そーなんだ。
じゃあ一つもらおーかな」
「はいはーい、お買い上げありがとう……うん?」
「うん?」
じゃが丸くんの味の種類は実に豊富だ。
揚げ芋に調味料一つ変えるだけで、様々な満足に繋がる。
最近では揚げるための油の品種改良に成功したとのことで、より低カロリーに出来たそうだ。
それにより、前回より女性客の来店が倍増したと聞く。
芋の特有の腹持ちの良さ、味の種類豊富さ、求めやすい価格は、じゃが丸くんを有名にさせるには十分な理由だった。
中には、じゃが丸くんで一日の食事を済ませてしまう強者もいるそうだ。
売り子のお姉さんがオススメしてくれる新商品を買おうと思った少年に、軽快な足取りで近づいてくる気配があった。
「ねぇ待ってって!
そんな急がなくてもいいじゃん!
別にじゃが丸くんは逃げないからって、ちょっ足はっや!!
モンスターに突っ込むくらい早っ!?
私置いてけぼりになる!」
「早く行かないと新商品売り切れちゃう。
もう目の前だから頑張って」
「いやもう何言ってるのか全然聞こえないよっ!
目の前なのアイズだけだから!
私まだ遥か後ろだから!」
「すみません、小豆クリームを一つ……あ」
猛スピードで屋台に走り込んできたのは、鎧を身に纏った金髪の少女だった。
風に靡いた金髪は、まるで空に輝く流れ星のよう。
そしてじゃが丸くんに注ぐは髪色と同じ金色に似た瞳。
その瞳は見開いたまま止まった。
屋台に向けて文字通り、流星のように飛来した彼女は、目の前の光景を前に急停止してしまった。
「あぁー、ごめんねアイズちゃん……タッチの差で売りきれになっちゃったよ……。
ホントに僅差だったよ。
あの距離からホントに僅差だったよ。
あまりのスピードに、お姉さんビックリしちゃったよ……」
「そ、そんな。
目の前で、売り切れ…………なんて」
「っだはぁ!
はぁはぁ……ようやく追いついたよ……。
アイズ……ホントに、じゃが丸くんって聞くと……早すぎ……。
はぁはぁ、で、お目当てのものは、あったの?」
「目の前で、なくなった……」
「えぇー!!
こんだけ私走らせといて売り切れ!?
折角鍛錬後の水浴びも我慢して来たっていうのに……。
そりゃないよ……走り損のくたびれ何とかじゃん」
同じく必死に走り込んできたのは黒髪褐色の少女。
アイズと呼ばれている少女に懸命に付いてきたため、息が切れまくっている。
金髪少女は売り切れに愕然とし、褐色少女は振り回された末のあんまりな結果に呆然としている。
自分よりも年上の少女たちの姿を前に、これまたどうしようかと考える少年。
ぶっちゃけ新作云々について、ラジエルは別にどうでもいいと思っていた。
まともな味で、腹を少しでも満たせればそれで満足なのだ。
居た堪れない姿をこれ以上見ていられなくなった少年は、彼女たちに歩み寄ることにした。
「あの、コレ食べる?」
「……えぇ?」
「い、いいの少年クン?
あと一個しかないんだよ?」
「うん、まぁ残念?かもしれないけど、本当に食べたがってる人に食べてもらうのが一番だと思うよ。
俺は他のにするからお姉さんにあげる。
楽しみにしてたんでしょ?」
「あ……ありがとう。
ちゃんと、キミの分まで味わって食べるね」
「やっさしーねキミ!
私の苦労も少し報われた気分!
よかったね、アイズ?」
「うん、本当にありがとう」
「きにしないで」
正直ここまで感謝されるとは思ってもみなかった。
本気で頭を下げてくるアイズを前に、ただ困惑するしかないラジエル。
後ろの褐色少女は、先程までの疲れを忘れて少年の手を掴んで飛び跳ねている。
やったことは大したことはないが、ここまで喜んでくれている。
さっきより十分マシな空気になり、喜んでくれている分少年にとってはそれでよかった。
「私も朝からいいもの見れて特した気分だよ!
少年クンの優しさに免じて、今日だけ特別に好きなじゃが丸くんを一つサービスしちゃう!
さぁさぁどうぞご覧あれ!」
「じゃあチョコクリームに……む?」
少年のお腹から、腹の虫が大きな声を上げた。
考えてもみれば、朝起きてから二時間以上何も口にしていない。
腹の虫が暴れだすのも致し方のないことであった。
「アレ?
もしかしてキミ、すごくお腹減ってる?
それじゃあ一個食べたくらいじゃ足りないよね」
「なら、お礼に私から他の味、プレゼントしてあげる。
他にも色々買って帰る予定だったし」
「おぉアイズ太っ腹ぁ!
ならウチのホームで一緒に食べようよ!
受けた恩は倍にして返せって団長も言ってたしね」
「別にお腹は出てないけど。
それより、どう?
ウチ、来る?」
「じゃあ、おじゃましよーかな。
あ、俺はラジエル・クロヴィス、よろしくね」
「私はアイズ。
アイズ・ヴァレンシュタインだよ。
こちらこそよろしくね。
それとありがとう」
「私はティオナ・ヒリュテ!
よろしくね、ラジくん!」
なし崩し的に仲良くなったアイズとティオナ。
二人の性格はほぼ正反対。
感情豊かで快活明朗な褐色少女のティオナ。
少年と同じように感情の起伏が少ない少女のアイズ。
ティオナは常時明るく、元気いっぱいに飛び回る。
その姿は、見ているとこちらまで明るくなれるようであった。
正に周囲を照らし出す太陽そのもの。
その輝きが失われない限り、照らされるものはいつまでも明るく振る舞えるであろう。
少年からしてみれば、直視できないほどに眩しい存在だった。
昔の自分もこういった振る舞いを自然と行っていたようだが、今の自分ではその一割すら発揮できそうにない。
反面、アイズはとても大人しい。
感情に起伏は少ないが、要所要所で反応は示している。
常に感情を出すのではなく、場面によって使い分けているのだろう。
少なくとも、じゃが丸くんを求めに行く時の彼女の顔は、ティオナと同じくらい輝いていた。
「とりあえず、端から端まで、全種類下さい」
「あはははっ!
相変わらずだねアイズちゃん」
めちゃくちゃ、輝いていた。
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このオラリオにおいて、ファミリアの強さは随時更新される。
常日頃より鍛錬に励み、ダンジョンにて懸命に戦い、ランクを上げていくことで、ファミリアとしての強さは上がっていく。
冒険者のレベルは基本的に1が多い。
日々新しく冒険者となる者が後を絶えないが、同時になかなかランクアップ出来ない者が大半であるからだ。
ランクアップとは“魂の器の昇華”のことであり、人としての領域から一歩外れる存在となる。
ランクが上がることにより強さの枠は広がっていき、その力は以前のレベルから発揮されるものとは別物となる。
これに関しても、どうすれば上がるのかは個人よって異なる。
並外れた努力を重ねることはもちろんのことだが、それだけではランクは上がらない。
共通することがあるとすれば、皆一概に同じことを口にするだろう。
冒険をすること。
文字通り、命を張る局面に出くわすることでランクが上がるという説が有力だ。
過去にランクアップを果たした者によると、生きるか死ぬかの瀬戸際を迫られた強敵と対峙したから成し得たと語る者が多い。
ただ危険に直面すれば良いという訳ではない。
自身の分岐点となる戦いに直面し、これに立ち向かった者にこそ、更なる高みへの道は開ける。
ランクアップを果たせば周囲から向けられる視線は変わり、“二つ名”というその者だけの特別な称号が神より授与されるため、あらゆる思惑の元、皆日々自身を鍛えている。
レベルの高い冒険者が多く揃うファミリアこそ、街中からの注目度は高い。
個人のランクアップは、ファミリアにとってのランクアップに直結する。
これにより、ファミリアに依頼される仕事の量と質は上がって行き、発言権も高くなっていく。
名前が売れれば売れるほど、周囲から注目され、あらゆる交渉に対して優位性を持たせることができるのだ。
そして、少年の両脇にいる少女たちもまた、オラリオにおいて注目度が上がっているファミリアの眷属である。
その昔、世界そのものを意のままに掻き回し、悪戯に世界を破壊に追い込んだ存在。
トリックスターの異名を世に轟かした、このオラリオにおいてもっと狡賢い女神。
「おかえりー!!
もうアイズたん何処行っとったん?
目ぇ覚まして食堂行ったらアイズたんおらんもん。
ウチびっくりしてもーて、牛乳やなくて酒飲みそうになったわ」
「それいつものことじゃん……」
「あ、暑苦しい……ロキ、離れて」
「そんな連れへんこと言わんといてぇな。
ウチかて傷ついてまうわぁ……って、おろ?
そこの黒髪の子、だれ?」
オラリオにおいて、敵に回したくないうちの一神。
それがトリックスター、ロキである。
少年と大差ないほどに背は低く、子供のようななりをしている。
赤毛に糸目、ティオナ以上に天真爛漫な性格の女神。
悪巧みにおいて右に出るものはおらず、あらゆるものを悪戯に引っ掻き回す。
その規模は悪戯の枠を軽く凌駕し、世界そのものを破滅へ導きかけたこともある。
無闇矢鱈にちょっかいを掛ければ、何倍もの嫌がらせとなって返ってくる。
故に、過去でも今でも神々の間で恐れられている存在。
その手腕を持ってして多くの有望な冒険者たちをスカウトし、短い間でファミリアの勢力を拡大させた。
特にお気に入りとされているのがアイズ・ヴァレンシュタイン。
見た目で一目惚れだったが、後に冒険者としての才能を開花。
類い稀な剣術から将来を期待される、ロキ・ファミリアのとっておきである。
そんなロキも、人の親となり、日々共に生活していくことで以前よりかは大人しくなった。
誰彼構わず悪戯をすることはほぼなくなり、ひょうきんな性格が目立つ神となっている。
代わりに可愛いものに対してのセクハラに目覚める。
本命はアイズではあるが、その他にも可愛いものに対してはちょっかいを掛け続ける。
ボディタッチは当たり前。
気づけば胸や尻を触られているなど日常茶飯事。
堂々と自身のファミリアへ勧誘することもよくあることだ。
悪戯神の目が、少年を値踏みする。
その一瞥で全てを見透かす神眼には、誰であろうと逃れられるものではない。
「めっちゃかわええやん!?
え、なに!?
ウチに勧誘しに連れてきてくれはったん!?
やっほー!
またかわええ子が増えるわ!
アンタ名前はなんてーの?
年は?
好きな子のタイプは?
休みの日は何してんの?
夜寝るとき服着る派?
それとも全裸派なん?」
「え、えっと……苦しい」
一言付け加えるとすれば、愛でる者は性別を問わない。
男であろうが女であろうが、可愛ければ徹底的に愛でる。
あらゆる意味で厄介な神なのだ。
「もうロキってば!
勧誘のために連れてきたわけじゃないってば!
この子はアイズを助けてくれたの!
もう救世主と言っていいくらいの子なんだから」
「そう、私この子に救われた。
絶望から救ってくれた恩人なの」
「おん……じん……?」
話が大きくなっていくことに戸惑いを隠せなく少年。
新商品のじゃが丸くんを譲っただけで、何やら救世主扱いにされている。
ロキは話を聞けば聞くほど目を丸くし、魚のように口をパクパクと開け閉めしていく。
次第に少年に首を戻し、じっとこちらを見つめてくる。
糸目が一気に見開かれ、煌々と輝く赤い眼が少年を凝視する。
「…………ちょっと一回、抱いてもええ?」
「……うぇ?」
「言いわけないだろうがっ!!」
「ぎゃふん!!」
突如とんでもないことを口走った神は、子の一撃により沈んだ。
学術書を慣れたように武器として扱うその姿に、少年は覚えがあった。
妖精の如き美貌と尖った耳。
薄緑色のロングヘアーを靡かせる者の心当たりは、記憶上一人しかいなかった。
「こんな形で再会するとは思わなかったが、また会えて何よりだ。
随分と待ったような気分だ。
だが、ようやく約束を果たせそうだよ
久々だな、ラジエル」
「あ、リアだ」
「え?
まさか、リヴェリアの知り合い?」
長いようで短かったが、ようやく二人は再会を果たす。
薄暗いダンジョンで交わした約束を、リヴェリアはしっかりと覚えていた。
偶然にして、必然とも言えるこの再会は、彼女が待ち望んでいたもの。
故に彼女は、ロキ・ファミリアを代表して挨拶する。
「ようこそ、ロキ・ファミリアがホーム、黄昏の館へ。
我が恩人よ、ファミリアを代表して、貴君を正式に我が家へ招待しよう」
いらっしゃい、あずき屋です。
今回時間が取れたので早めに新作上げました。
前回より明るい話にはなったかなと思います。
コメディにはなりませんでしたが、比較的面白おかしい文になりました。
是非とも楽しんでいってください。
ようやくロキ・ファミリアと接触します。
ホント、ロキには大助かりです。
彼女はおちゃらけとセクハラが大部分を占めるお気に入りのキャラのうちの一人です。
外伝を読んで頂いた方にはお分かりになられたでしょうが、彼女は以前にも登場しています。
エセ関西弁がうまく再現できているかどうか悩ましいところではありますが、皆様のキャラ補正を信じて、こうなりました。
次作は今月中に出せるかは未定です。
暇を見つけてはちゃんと書くので、ごゆっくりお待ちください。
ではでは、また次のページでお会いしましょう。