【創造と破壊】の力で暴れまくる〜リメイク版すげ替え進行中〜   作:しのしのおしるこ

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只今評価が真っ二つに割れております!
まあ当然ですよね……

でも読んでもらえてるだけで本当に嬉しいです

今回もお楽しみ頂けたらと思います。


第6話〜〜世界最強〜〜

 

 

 

 

 

〜〜暗黒丸船内〜〜

 

 

 

 

 

「航海士が欲しい……」

 

 

船酔いから目が覚めたナツメがロビンとたしぎの居るダイニングバーへ入って来た第一声がそれだった。

 

たしぎの件から既に1週間の時が流れた。

本来なら3日ほどでナイトランドへ着いていた筈だったのに…

今は何処を浮いているのかすら分からない状況だ。

本来の目的だった《ある島》へのエターナルポース。

その島を指す逆方向にひたすら暗黒丸を進めているのだが…

 

 

たしぎ「信じられません……この海をこんな適当な航海で進んでたなんて……」

 

 

たしぎの呆れたような声が聴こえるが、声に力が無い。それもそうだろう。

食糧は2日前に底をつき、ここ数日は嵐のような雨が続いている。

3人ともテーブルに突っ伏してる状態だ。初日は良かった。

ナツメとひたすら手合わせを交し、2日目は与えられたメニューを修行としてこなした。

中々に充実していたのではなかろうか。だが3日目からはお決まりのように天候が悪化。

ナツメの力で動く船の動力に、最初は感心していたたしぎだったが所詮は力技。

本来であれば航海術を使い悪天候は避けるべきなのだから。

 

 

 

 

ロビン「お腹空いたわ……」

 

その言葉と同時にキュルキュルとお腹を鳴らす3人。

 

「この船呪われてんじゃねーのかなぁ。島出てからずっとこんな感じだぞ。狙い撃ちされてるみたいに悪天候続き……あーあ、ロビンが暗黒丸なんて名前つけるから…」

 

皮肉を言いチラッとロビンに目線を送ってみる。

 

ピクッ

 

ロビン「聞き捨てならないわね。あれだけ議論したのにまだ文句があるのかしら」

 

たしぎ「ちょっと師匠、ぶり返さないで下さいよ。ロビンさんもです。今は喧嘩している状況じゃありません」

 

「おい、師匠ってのはやめろって言ったろ?まだ弟子に取るかを決めたわけじゃ無ぇ」

 

たしぎ「す、すみませんナツメさん……」

 

そう。今はこんなくだらない事で喧嘩している場合では無いのだ。

ナイトランドへ向かっているのにはある理由がある。

 

ロビン「あら。雨が止んだみたい」

 

甲板に出てみると先程までの雨が嘘の様に晴空へ変わっていた。そして……

 

たしぎ「嘘……本当に着いちゃった」

 

少し先に見える島。島の上空に夜空が見える。ナイトランドだ。

3人に元気が戻ると直ぐに島へ上陸した。先ずは飯だ!と適当な店に入るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ナイトランド〜〜飯屋〜〜

 

 

 

食事を済ませ、ナツメ一行はこれからの事について話し始める。

 

 

「お前は本来あの客船でこの街を目指してたんだよな?」

 

たしぎ「はい。この島の海軍支部へ志願するつもりでした……私…夢があるんです。」

 

そう言うとたしぎは自分の刀を胸に抱き、真っ直ぐとナツメの眼を見ながら話し始めた。

 

たしぎ「私は……この"時雨"で剣士として腕を磨いて、世界中の悪党達の手に渡った《名刀》を集めたいんです。名刀と呼ばれる刀が……悪党の手に渡るのが嫌なんです。だから海軍に入って強くなりたいって、女だからって馬鹿にされないくらい強くなりたいと……」

 

「そりゃ結構な夢だな。だがお前の言う悪党ってのは何が基準だ?」

 

たしぎ「刀を略奪やお金稼ぎの道具に使ったりする人達は許せません……」

 

ロビン「海賊や賞金稼ぎって事?」

先程まで本を読んでいたロビンも会話に入ってくる。

 

「なら残念ながら俺はその悪党って奴だな。最近まで賞金稼ぎとして海賊を狩りまくってた。結構な金も稼いだ。悪党に教えを乞うのか?俺はお前の敵だ」

 

ロビン「………………………」

 

たしぎ「そんなっ!ナツメさん達は悪党なんかじゃありません!危険も顧みないで私達を海賊から助けてくれました!それに……」

 

「言ったろ。"偶然"助けただけだ。正義の味方やってるわけじゃねぇ。せっかく目的だった街まで来れたんだ。海軍入って正義の味方になるんだな」

 

たしぎ「嫌です!私に剣を教えて下さい!」

 

それから何度か同じ様なやり取りを繰り返すも、中々引き下がらないたしぎ。

ナツメは意味がわからなかった。何故ここまで執着するのか。

 

 

 

「チッ!もう時間がねぇな。俺は個人的な用事で少し出てくる。数日で戻るが……たしぎ!」

 

たしぎ「は、はい!」

 

「考える時間をやるから。戻ったら返事を聞かせろ。数日あるんだ。もう一度よく考えるんだな。お前の人生を左右する事だ」

 

たしぎ「……分かりました」

 

「ロビンは宿で待っててくれるか?戻るまでたしぎを頼む」

 

ロビン「ええ。ただ…何処に行くのか聞いてもいいかしら。剣士さん少し待っててもらえる?」

 

 

 

 

 

そう言うとナツメとロビンは一旦店を出た。砂浜を人気が無い方まで進んで行く。

 

「前回この街へ来た時に買ったコレ。覚えてるか?」

ナツメはエターナルポースを取り出すと、それをロビンに手渡した。島の名前には【スコ】と彫ってある。

 

ロビン(スコ…確か意味は《何も無い島》こんな所に一体何が……)

 

「たしぎを拾うまで向かってた島なんだが……そこにちょっと用がある」

 

ロビン「何か……見えたのね?」

 

「ちょっと昼寝の邪魔をしに行くのさ」

 

クククッと面白いものを見つけた子どものような笑みを浮かべると…

新たに小さな小舟を創り出した。

原作でエースが乗っていた船によく似せたモノだが、動力は炎の代わりに水龍を使ったものだ。

 

 

ロビン「貴方にこんな事……言う必要は無いのかもしれないけど。気を付けてね」

 

「ああ。無茶はしねぇから安心しろよ。ちょっと行って帰ってくるだけだ。直ぐに戻る。料理の練習でもしてるといい」

 

ロビン「ふふふ。そうするわ。後…彼女の事なんだけど……」

 

「今のまま船に乗せるのは危険だって言いてぇんだろ?分かってるよ、ロビンから少し話をしてやってくれないか?」

 

 

了承を得るとナツメは小舟に乗りスコへと行ってしまった。

 

ロビン(本当に気を付けてね…何だか嫌な予感がするの……)

 

密かにフラグを立てられながら……

 

 

 

 

 

 

天界〜〜へべの部屋〜〜

 

 

 

天界にポツンと佇む神の神殿。その1区画に見事な装飾を施された巨大な扉がある。

その部屋の中は神聖な空気が充満し、細かい部分にまで金の装飾が施され、どうやら大理石で造られているらしい壁や地は鏡の様に磨き上げられていた。

 

 

ドゴォォオン

 

 

何度呼びかけるも返事が無いので、いつもの様に扉を蹴り飛ばし中に入るが……

おかしい…気配はあるのに姿が見えない。

ん?よく目を凝らしてみると部屋の隅が何やらゆがんでいるのが分かる。

ガバッとカーテンを開ける様に空間を振り払うと……

 

ヘラ「やっぱり……」

 

そこには……

町工場で働くおじさんばりに完全装備でギュイィィンと火花を撒き散らし、何かを造る愛娘の姿。

そして何故か大量に積み上げられた金ダライ。

年頃の娘がこんな物を一体何に使うのか……頭が痛くなる光景である。

 

へべ「はっ!?お母様!またドアを壊しましたね!?もぉ!勝手に入ってこないで下さいって何度も言ってるのにぃ!!」

 

ヘラ「アンタが仕事もせずに引きこもってるからでしょ!」

流石にこれ以上は容認出来ないと愛のゲンコツをくらわせるヘラ。

 

へべ「いったぁああい!お母様酷い!!」

 

ヘラ「で?仕事もせずに何作ってるのかな?」

 

へべ「そうなの!ちょっと聞いてお母様!ナツメさんったら酷いのよ⁈」

 

聞けば最近の彼は目に余るだの、ちょっと目を離した隙に女がホイホイされるだの。

約1時間に及ぶ愚痴の嵐…ヤバイ……この娘、早くなんとかしないと

この様子だと造っていたのは彼に干渉するための何かなのだろう。

問い詰めてみると、お仕置き装置らしきものがいくつか完成していた。

完全に職権乱用である。流石にこんな事を見過ごすわけにはいかないので全て没収。

罰として1ヶ月の謹慎を言い渡した。泣いても許しません!

 

ヘラ「ったく……神聖な部屋を悪の秘密基地みたいに改造しちゃって……」

 

娘をぐるぐる巻きにした所で、ヘラは呆れながら装置に寄り掛かかるが…バキっと嫌な音が鳴る。

手を退けてみると割れたカバーの下に押された赤いスイッチの様なものが……

えぇ……これって

 

へべ「あーーーーーー!!おおおおお母様っ!それっ!……」

 

ヘラ「わ……私シーラない……」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

所変わってグランドライン海上。ナツメはかなりのスピードで目的の島まで進んでいた。

あれだけ荒れていた海は不気味なほどに穏やかで、進行を妨害するものは何も無い。

程なくして目的の島【スコ】へと到着した。

本当に何も無い。周りは森に囲まれており中心に小さい山があるだけだ。

興味をそそられるものは特に見当たらない。誰も立ち寄らない様な小さな島だった。

だが、島に上陸した途端に凄まじい威圧感がナツメを襲う。

まるで重力が何倍にもなった様に足取りは重い。

 

(やっぱり……もう戻ってやがったか。本当は先に上陸しときたかったんだが……まあいい)

 

ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、先へ先へと進んで行く。

岸から一直線に続く細道を抜けると急に開けた場所に出る。

そしてその奥。小山を背に座る1人の男。

 

???「先の物の怪と威嚇をしてみれば…人であったか。わざわざこの様なところまで何用か」

 

その身長はナツメより高く、赤いシャツに黒いマントを羽織る騎士風の男。

整ったヒゲが特徴的で、側には見事な黒刀を立てかけ優雅にワインを飲んでいた。

何よりも目に引くのは鷹の様な鋭い双眸。

この世界にて"世界最強の剣士"の称号を冠する【鷹の目】ジュラキュール・ミホークその人である。

 

「ふむ。昼寝の邪魔をしに来たんだが……どうやら寝かせる必要がありそうだ」

 

軽い剣気を飛ばし、腰の零毀へと手を添えるが……ミホークに動く気配は無い。

(チッ、安い挑発にゃのらねぇか…)

 

鷹の目「要件を言え」

 

「……世界一の大剣豪。初めは一目見れたらそれで良かったんだが……弟子に啖呵切っちまった。先ずは"剣士"として手合わせしてくれ。構えろよ鷹の目」

 

龍眼を発動し零毀を抜くと同時に今度は本気の剣気を飛ばす。ミホークは重い腰を上げ黒刀を構えた。

互いの口角が一瞬上がった様な気がしたが……

 

 

 

ギィィィイイイイイン

 

 

 

刀と剣が交わると凄まじい音と共に衝撃波が島を揺らす。

常人には目視できない速度で剣撃がぶつかり合っている。

楽しい。楽しすぎる!

自分の全力を初めてぶつけられる相手にナツメは歓喜したがそれと同時に驚愕もしていた。

最早何線放ったか…100を超えたあたりで数えるのをやめた。その全ての斬に全力を乗せている。

フェイントを混ぜようが雷速で動こうが龍眼で先を予測しながら放とうが全てを防がれ斬り付けられた。

 

(成る程。世界最強だ)

 

恐らくミホークも全力で相手をしてくれているのだろう。

その表情に余裕がある様に見えないのが唯一の救いか。

そして同じく、優勢に見えるミホークも内心では驚愕していた。

この歳でこの領域。天才という一言で片付けるなど愚かであると。

幾度交わったか最早分からないが、島の方が耐えきれなくなった様だ。

地面に深く亀裂が入り、とうとう2つに割れてしまった。

互いに満足したのか、その衝撃を合図に2人は刀を、剣を納めた。

 

「あーあ、負けちまったか……立つ瀬がねぇなこりゃ。ここまで切られたのは生まれて初めてだよ」

見ればナツメは服がボロボロ。身体の数カ所からは血が流れていた。

ミホークに傷は見当たらない。服が多少切れてる程度だ。

 

鷹の目「ふっ、嫌味にしか聴こえんな。貴様……本来剣士では無かろう。オレの斬撃をここまで浴びて倒れぬとは。剣の腕も見事。名はなんと言う」

 

「ミカグラ・ナツメだ。悪ぃな、昼寝スポットぶっ壊しちまった」

 

鷹の目「全くだ……(お前とは、また会いたいものだ。生き急ぐなよナツメ)」

 

ミホークはそう言って島から出て行った。

少しばかりの休息を取る為、ナツメはその場でドサッと大の字にぶっ倒れると目を瞑る。

 

 

 

だがその時

 

 

 

ゴァッ!!!

 

 

 

空から巨大な光が降り注ぎ島ごと飲み込んでしまった。

抵抗する暇などなくナツメは意識を手放した。

 

メンゴとか聴こえた気がするが気のせいに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グランドライン〜〜カームベルトの境目〜〜

 

 

 

 

???「ソニア!捜索はまだ進まぬのか!」

 

とある海賊船。その船内は慌ただしく、クルーらしき者達もバタバタと忙しない。

そんな中響く鈴のような声。恐らく機嫌が悪いのだろう。ソニアと呼ばれた女がそれに対して答える。

 

ソニア「全力で捜索中です!捕らえた海賊の情報だと……この辺りの海域に居るはずなんだけど……」

 

どうやら総出で何かを探して居るようだ。

 

 

???「誇り高き【九蛇】が敵船に奪われるなどあってはならぬ!一刻も早く見つけ出し、始末をつけよ!」

 

 

 

 

 

〜〜同時刻、とある無人島〜〜

 

 

 

「ん……なんだこりゃ。なんで俺縛られてんだ?」

 

ナツメが目を覚ますと、見たこともない無人島で木にロープで身体を縛られていた。

先程まで鷹の目と戦闘していた島とは違う島のようだ。

そして隣の木には見たことの無い少女が、同じように身体を木に縛られていた。

こちらはまだ気を失っているらしい。

 

(身体の傷はどうやら癒てる……ここどこだ?てかこいつ誰だ?)

 

どう言う状況か全く分からない。

戦闘の疲労が完全に抜け切っていないのか、ぽーっと空を見て居ると、奥の森から男が現れた。

見た目的に海賊だろう。

 

海賊「おお、兄ちゃん目が覚めたみたいだな!ギヒヒヒヒ」

 

「てめぇ海賊か?船が見当たらねぇが……いまどんな状況だよ」

 

取り敢えず情報が欲しい。我が物顔で海賊が手にしている零毀には目を瞑り問い掛ける。

すると先程まで機嫌が良かった男の表情が怒りに変わった。

 

海賊「ふざけやがって!あの糞アマども!あいつら急に現れて……俺らの船は!」

 

ヨダレを垂らしながら、男は何があったのか話し始めたので黙って聞いていると、大体の予想がついた。

どうやらこいつの船を襲ったのは"九蛇海賊団"王下七武海の一角。

海賊女帝【ボア・ハンコック】率いる、女性だけで構成された海賊団だ。

在ろう事かこの男は仲間が襲われてる隙に九蛇の船員を捕らえ、1人だけボートで逃げ出して来たそうだ。

この島に着く前に海に気絶して浮いていた俺をついでに拾ったと……てかヨダレ汚ねぇ!

 

 

「ふーん、海賊なら海賊に襲われても文句は言えねぇだろ。てか九蛇知らねぇとかどんだけモグリなんだお前」

 

海賊「なんだとてめぇ!ギヒッ自分が今縛られてんの忘れちまったのかぁ?」

 

「だからヨダレ汚ねぇって言ってんだろ!あー、もういいわお前。命救ってくれたのには感謝してやるが……仲間見捨てる屑に慈悲はいらねぇよな?〔縄解いて自害しろ〕」

 

海賊「なっ!身体が……!勝手にぃぃい!!!」ブシュッ

 

ナツメの言葉に逆らえず男は零毀で自害した。

 

「【龍砲】人を言葉で操る異能だ。屑にはお似合いの死に方だろ」

 

ん〜。と身体を伸ばし零毀を腰に戻す。

隣で気絶中の九蛇の少女を解放すると、おーい起きろ〜と頬をペシペシ叩き始めた。

 

 

九蛇女「んむぅ……はっ!男!ってあれ?さっきの奴と違う?(……うわぁ綺麗な人)」

 

「あー、お前を連れて来ちまったヨダレ野郎ならそこで死んでるよ」

 

九蛇女「あ、あんたが助けてくれたのね。ありがとう。私はラン。あんたは?」

 

「俺はナツメだ。ヨロシク。てかここがどこか分かるか?」

 

ラン「え⁉︎この島の人じゃないの⁉︎そうだ!大変!直ぐに戻らなきゃ!」

 

急に慌て出すランを落ち着かせるナツメ。島にあるのはボート一隻。

こんな少女じゃどう考えても海王類だらけのカームベルトを渡るなんて不可能である。

 

「取り敢えずお前は九蛇の海賊船まで戻りたいんだろ?何か目印になるもんとかあるか?」

 

ラン「目印……あっ、仲間のビブルカード!良かった。コレがあれば帰れる!」

 

「んじゃそれ目指して送ってってやるよ。俺もこんな所居たくねぇし」

 

そう言ってナツメはスコへ行く時に作ったものと同じ船を創り出した。

ランはそれを見て驚きながらも色々質問が止まらなかったが…

今はそれどころではないので適当に返事するだけに留めた。

 

 

 

 

 

 

カームベルト〜〜九蛇海賊団船内〜〜

 

 

 

 

 

マリー「姉様ー!姉様大変!」バンッ

 

勢いよく扉が開かれ慌てた様子でマリーがハンコックの部屋へ入って来た。

 

ソニア「ちょっとマリー!姉様に無礼よ!」

 

ハンコック「何じゃ騒々しい。ランが見つかったのか?」

 

マリー「ソニアも!ちょっと外を見て欲しいの!」

 

彼女の只ならぬ様子にハンコックとソニアは3人で甲板に出るが……

百戦錬磨の女傑達(船員)の表情がおかしい……皆唖然とした顔で海を見て居た。

それにつられてハンコックは海を見るが………

 

ハンコック「なっ!なんじゃこれは……」

 

海上に浮かぶ無数の死体。その姿は見慣れたものであったが、数が尋常ではない。

全てが真っ二つに切断された海王類の死体がその異常性を物語っていた。

船を引いている毒蛇"遊蛇"もガタガタと震えている。

 

ソニア「ぜ…全部一太刀で斬られてる……これだけの数を」

 

ハンコック「何があった!見ていた者はおるのか?説明せよ!」

 

その時だった。少し先の海上で何十メートルもある海王類が浮上し水柱が上がる。

どうやらこれをやらかした人物があそこに居るらしい。

物理的にカームベルトを渡れる危険性を考えたハンコックはそこへ行く事を決意する。

もし敵であるならば確実に仕留めなければアマゾンリリーが危険にさらされることになる。

 

 

 

ハンコック「何を呆けておる!総員戦闘準備じゃ!あそこへ向かうぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロビン・たしぎ「忘れないで下さいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回いよいよオパーイ島に!死地なのかはたまた楽園になるのか……
たしぎちゃん達のことも忘れないであげて下さいね




ここまで読んでいただきありがとうございます。

ヒロイン報告なのですが、最近圧倒的ハーレムにして欲しいとの意見が結構寄せられております。
どうしよう……確かに人数は決めてなかったけども


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