【創造と破壊】の力で暴れまくる〜リメイク版すげ替え進行中〜   作:しのしのおしるこ

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ハァハァ……お待たせしました

沢山の高評価を頂いてしまい、これは何とかして書かねば!
と、奮闘した次第でございます。

皆様本当にありがとうございます!

今回の話は後々手直し入るかもです。
今の思考回路ではこれが限界でした。

情けないですが、楽しんで頂けたらと!



第12話〜〜八龍の咆哮〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜リヴァース・マウンテン海峡〜〜

 

 

 

「よぉ、ガープにサカズキ。久しぶりだな。歓迎会まで開いてくれるたぁー感動もんだな」

 

ガープ「ぶぁっはっは!!こんな大ごとにしおって!!…その姿…敵対と見做してええんじゃな?」

 

「大事にしたのはセンゴクだろうよ。話聞いてんだろ?」

 

サカズキ「始めから分かっちょった事じゃろぉが…覚悟せェよ。白銀帝ェ…」

 

 

現状ドラゴン・ゲート号を中心とし、円形にナツメ達を包囲する20隻の軍艦。

海賊船と軍艦との距離は1キロ間隔で保たれている。

だが、現在その軍艦全てがピクリとも動く事を許さない状況が出来上がっていた。

この2人以外の海兵は皆凍えているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜数分前〜〜ドラゴン・ゲート

 

 

ビビ「ナ、ナツメさん!龍頭のセット終わりました!」

 

ウソップ「はぁっ!はぁ!コッチも終わったぞーっ!!」

 

「おお。ありがとさん…さて、このまま終わらすのは簡単だが…一言くらい挨拶しに行くか!」

 

 

そう言うのと同時だった。ゴァッ!!ナツメを中心に吹き荒れる暴風。

周りの海面ごと船を振動させると共に、その姿は見る見る変貌していく。

銀色だった髪は白く、白く白く変色していく。

そして、美しかった肌は余すところ無く黒く染まる。

幾何学模様が顔面を走り、ゆっくりと瞼を開く。

その双眸は真紅。瞳孔は縦に割れていた。

海王類が"キレた"時に見せる瞳に似ている。

 

 

 

[【凄王/スサノオ】の覚醒]

 

 

 

たしぎ「し、師匠のあの姿は…久しぶりに見ましたね…」

 

アイン「いつ見ても凄まじいです!」

 

たしぎ・アイン「「はぁ……カッコいい……///」」

 

 

ナツメの変化を初めて見る麦わらの一味。

ウソップはその威圧感にやられ、失神していたが、その他の面々が思っていた事。

"アレ"が本当にナツメだと言うのか!?

先程までの姿からの余りの変貌ぶりに、同一人物とはとても思えない。

 

 

ルフィ「す、すげぇ……」

 

サンジ(マジかよ此奴……本当に人間なのか?…)

 

カヤ「…白金……」

 

「さて、途中で逃げられちゃツマらんからな…先ずは……」

 

 

取り囲む軍艦を一回り見回す。

やはり俺が訓練した海兵が殆どか。何だぁ?まーだビビってんのか?

両手を空に翳すナツメ。

 

 

「アイスサークル"龍大輪"!!」

 

 

ナツメは水龍で20メートル程の龍を創り出す。その数40頭。

一つの軍艦に二頭を宛行い、左右から船体に絡ませる。

そして、取り囲む軍艦全てを龍ごとヒエヒエの能力で凍らせてしまった。

上空から見れば正に巨大な氷の輪。軍艦に巻き付く龍の氷彫刻が出来上がった。

 

 

リーシャ「…綺麗……」

 

 

そしてナツメは船体から外に向かって歩き出した。

その脚が空中を踏むと同時に、海水が立ち上がり巨大な氷の道が出来ていく。

 

 

「クククッ!王ってのは自ら道を創り(物理)堂々と歩む。そうだろ?ビビ」

 

ビビ「あっハイ」

 

カヤ「……こ、これが…"白金の龍王"………」

 

ハンコック「ふふっ。そうじゃ…流石は妾の夫。ナツメはそうで無くてはな///」

 

たしぎ・アイン「「ハンコック。後で話があります」」

 

リーシャ「はぁ…………」

 

 

道は一隻の軍艦に向かってナツメの歩みと共に伸びて行く。

 

 

ロビン「うふふ、海兵さん達、寒そうね…酷いことするわ」

 

ゾロ「チッ!何て馬鹿げた力だ!グランドラインにゃこんなバケモンがうじゃうじゃ居やがんのか!?」

 

ナミ「バーカ…こんなのがウジャウジャいてたまるもんですか。悪魔の実の能力者でもこれ程の規模は不可能だわ…ナツメの力が特別なのよ」

 

 

龍王の凱旋を終え、ナツメの眼前に立つ2人の男。

久し振りに【怪物】の姿を目視した2人に以前の様な焦った表情は見えない。

"大将"そして"英雄"に相応しい堂々としたものだった。

此処から話は冒頭へと戻る。

 

 

 

「これで晴れて俺も海賊になったワケだ。これからは時代が大きく動く。お前の孫を含めてな。ガープ。ルフィは必ず上がってくる」

 

ガープ「ぶはははっ!ナツメ!ルフィに会ったのかっ!!まぁお前を含めてワシが捕まえてやるがのお!そしてルフィは海兵にするんじゃ!!」

 

「カカカッ!まだ諦めてなかったのかよ!残念だが、もう手遅れだなー」

 

 

2人して笑っていると、其処へマグマの塊が飛んできた。

だがナツメの氷塊によって相殺される。

水蒸気が晴れると、其処には憤怒の表情と共に文字通りボコボコと煮え滾る男。

 

 

サカズキ「手遅れなんは貴様じゃァ!儂は捕まえる気は無い!!ココで殺しちゃる!"大噴火"!!!」

 

 

サカズキの怒号と共に、マグマの塊が打ち上げられた。

それらは空からナツメの周囲を破壊し尽くしていく。

氷の道を破壊されながらも瞬時に船に後退する。

 

 

「ふーおっかねぇ。同窓会も済んだし、そろそろグランドラインへ行きますか!ナミ!いつでも動ける準備!お前らはみんな中央に集まってろ。巻き添え食うぞ!」

 

そしてドラゴン・ゲートの船首"黒龍"頭部に埋め込まれた黒い金属塊の上に立つナツメ。

赤龍の氣を解放し、膨大な量の雷を全身に纏わせた。

 

 

ゴォォォォォォォォォォオオオ

 

 

咆哮の様な音と共に8匹の龍頭、その口内が急激に雷熱と光を帯び…真っ赤に変わる。

 

 

ナミ「それが"とっておき"って奴?ずっと気になってたけど……何するつもりなのよ」

 

「クククククッ!!ナミは"REーRUGANN"って知ってるか?」

 

勿論知っているわけがない。

この世界にそんな化学兵器などあるはずが無いのだから。

 

(最近どうにも力の加減が出来なくなってきている。この世界で人間として寿命を全うする為にも…この力の制御はずっと自分に課してきた課題だった。最近の兆候は…"あの時"と同じ感覚に近い。家族ができた以上、星を破壊するなんて絶対に避けたいからな)

 

そう。ナツメがこの"とっておき"を船に組み込んだのには理由があった。

次第に暴走を匂わせてくる自身の力。

前回はそのコントロールが効かず、最後はヘラに殺されてしまったのだ。

また同じヘマをしない様に投じた対策がこの龍頭咆哮。

威力を八方向に分散、制御を練習する為のものである。

 

 

「出力は30%に抑える。別に殺すつもりは無いからな。下手に動かれない様にわざわざ固定までしたんだからよぉ。安心して喰らってくれ」(暗黒微笑)

 

 

あ、また悪い顔してる……

皆が心を一つにした瞬間、八龍の咆哮と言う名の超電磁砲が海に響き渡った。

 

 

「俺がウロボロス海賊団船長!ミカグラ・ナツメだぁぁあ!!ロード・オブ・ジェノサイド!!」

 

 

瞼をしかめる程に眩しい雷龍の咆哮。その軌道上の海水は瞬時に蒸発していく。

八方向に放たれた超電磁砲は、無情に軍艦を飲み込んでいった。

その名の通り、正に"滅びの道"が出来上がっていた。

 

 

「はっはっは!想像以上だなー!!うん!余りの威力にナツメはナツメは感動してみたり?」

 

ドヤ顔を決めるナツメ。各々の反応が気になる所だが……

 

ナミ「アホかぁぁぁああ!!何っちゅうもん造ってんのよ!!」

 

ルフィ・ウソップ「「スッゲぇぇぇえええ!ビームだぁぁぁああ!」」

 

サンジ「おいマリモ…俺ァ夢でも見てんのか?クリークがえらく可愛く見えてきたんだが」

 

ゾロ「同感だクソコック。今こんなバケモンと敵対でもしたら…」

 

サンジ・ゾロ「「ウチの一味は一瞬で崩壊だ……」」

 

いつの間にか目を覚ましたウソップ。ルフィと2人で興奮しっぱなしだ。

ナミはナツメにゲンコツのツッコミをかます。

ナツメは凄王を解除しナミに船を出す指示を飛ばす。

 

ルフィ「カヤ!メリー号にもあのビーム付けよう!!」

 

カヤ「えぇ…!?で…でも……アレは彼の能力有ってこそじゃ……」

 

「流石ルフィ!よく分かってんなぁ!ビームは男のロマン!だろ?」

 

リーシャ「……"野郎共"にしか理解出来ない感性です…」

 

 

ナミ「アンタ達っ!リヴァース・マウンテンに突入するわよっ!!何処かに捕まってなさい!」

 

「海軍は…流石に追っては来ないか…だが念の為だ…アイスキャニオン!」

 

入り口に船が入ると同時に、ナツメは巨大な氷壁を創り出す。

レッドラインに剃る様に出来た氷の峡谷。

それによって、リヴァースマウンテンの入り口は完全に塞がれてしまった。

 

その後、皆が客室に戻り無事にグランドラインへと突入した。

今回通った道は、二本ある入り口の大型船用に開けたルートだ。

グランドラインに入ると手頃な島を見つけ、其処にドラゴンゲートを停泊させた。

 

ウソップ「よ、良かった…外傷は見当たらねぇ…」

 

メリー号もその船体を現し、ナツメの船の側に停泊させた。

そしてドラゴンゲート号客室に一同は集まっていた。

麦わらの一味はこれから1ヶ月間、各々のが最低限この海を渡れる様に修行をする事になる。

そのチーム分けをする為だ。

 

無論、カヤはナミと。ウソップもそれに付き合う。

サンジはハンコックとリーシャから、体調管理に優れた料理などを学ぶ。

ルフィはアインを特別講師に戦闘力を上げるために組手だ。

ビビとロビンは食事を担当。

 

 

たしぎ「すみません師匠…」

 

「どうしたんだ?こんな所に呼び出して」

 

今後の方針も決まり、各々が暫しの休息に入ったのだが…

たしぎは今回の事でナツメの真意がどうしても知りたかった。

彼女のこんな表情は初めて見るな……

 

 

たしぎ「何故!何故ですか!?何故…麦わらの一味に其処まで……」

 

「ああ、その事か…お前は……あの一味失望したんだろ?何故この程度の奴等のために2年間も!って所か?」

 

たしぎ「……はい…いくら師匠が大切にしている友人との約束とはいえ…」

 

「そうか…いいだろう。2年も頑張ってくれたんだ。お前には話そう。知る権利があるからな…たしぎ、お前"革命家ドラゴン"は知ってるよな?」

 

 

 

 

そして、その日の夜〜〜

 

 

たしぎ「ロロノア。もう一度貴方の力を私に見せなさい」

 

ゾロは…たしぎに呼び出されていた。

 

ゾロ「俺ァあの時…確かに油断していた。だが船長に、ルフィに誓ったんだ。俺はもう2度と負けねぇ…」

 

 

鷹の目に斬られた傷は、ナツメの龍掌によって完治している。

傷跡は本人の希望により残してはいるが…

さっきとは違う!と黒いバンダナを頭に巻き気合いを入れるゾロ。

 

 

たしぎ「成る程。覚悟は一人前の様ですね。ですが…その覚悟は私も同じ事。貴方は本気の覚悟を持った相手と、戦った事がありますか?」

 

ゾロは治療中ナツメに言われた事を思い出していた。

 

『あいつは強ぇぞ?誰よりも努力して、誰よりも貪欲に強さを求めてきた。たしぎの夢、覚悟は生半可なモンじゃねぇ。…あいつの夢に喰われるなよ』

 

一度戦った相手だ。剣士の腕は自分より遥か先にいる。そんな事は分かっている。

だが覚悟で負ける訳にはいかねぇ。夢は世界最強の剣士。

それを目指す以上、目の前のこいつも絶対に超えなきゃならねえ相手だ。

これ以上は剣で語る。合図も無く自然と斬り合いは始まっていた。

 

たしぎ「太刀筋は悪く無い。悪くは無いのですが…貴方の剣技(仮)はお粗末すぎますね…」

 

ゾロ「あ?(仮)だと!?どーいう意味だコラ!」

 

たしぎ「どういう意味も何も…剣技と呼ぶには幼過ぎるから(仮)なのです。(笑)じゃ無かっただけ有難く思いなさい」

 

ゾロ(クソが!……全く絣もしねぇだと!!)

 

たしぎ「はぁ……ほら隙だらけです。脚運び!もっと爪先を意識しなさい!頭で考えている思考に身体が置いていかれています。剛の剣によくある兆候ですね」

 

何をどう放っても全く彼女に掠りもしない。

途中からたしぎは"時雨"を抜くことも辞め、先程から木の枝でゾロの剣撃を受け流していた。相手の得物は刃物ですらないのだ。ゾロのプライドはボロボロだったが……

 

たしぎ「奥義を打つ時に必ず決めてやるという意識だけは素晴らしいです。ですが…相手をよく見なさい。放った後、私が倒れていますか?背中を向けたまま死にたいのですか」

 

ゾロの瞳は微塵も諦めた様子が無い。

どんな状況でも真っ直ぐ向き合うゾロの覚悟を見たたしぎは的確なアドバイスを続ける。

ナツメに出会った時の自分の姿を重ねながら。

 

 

「くくくっ!随分容赦なかったな。それで……満足したか?」

 

たしぎ「ええ。彼は強くなりますよ。その時が楽しみです」

 

 

 

 

〜カヤside〜

 

 

 

カヤ「天候…ですか?」

 

ナミ「ええ。グランドラインの航海を教える前に、先ずカヤには天候の読み方から覚えてもらうわ。でもその前に……」

 

ウソップ「イッテェぇぇぇえ!何すんだナミ!テメェ!!」

 

ナミ「アンタさっきからうっさいのよっ!!集中できないでしょ!!外で遊んできなさい!」

 

俺はガキかっ!!!ツッコミもそこそこに、カヤの真剣な表情を見て黙るウソップ。

 

ナミ「ったく……いい?その後は潮流の読み方を教えるわ。その応用が終わったら"ログポース"の使い方。1ヶ月で覚えるなんて大変だけど…航海士なんでしょ?スパルタで行くから覚悟しなさいよね!」

 

カヤ「はい!!1ヶ月でモノにして見せますっ!よろしくお願いします!」

 

 

ウソップ「………………………………………………」

 

 

ナミ「だから!あんたは気が散るから出て行きなさいって言ってんでしょ!!!」

 

ウソップ「なな何で殴んだよっ!!声出してねぇだろ!!!」

 

カヤ「ウソップさん……その…応援してくれるのは嬉しいけど……動きが五月蝿いです……」

 

 

 

 

サンジside〜

 

 

ハンコック「此奴!真面目に話を聞く気があるのか!?」

 

リーシャ「……サンジさん…料理の腕は私達よりも遥かに御上手なのですから……真面目にやって下さい!!私にはお兄様のお世話をする大役があるんですから!!」

 

サンジ「ち、ちがうんだ!マイエンジェル!!余りの眩しさにっ!くぅ」

 

顔がにやけ、鼻血が止まらないサンジ。

 

リーシャ「サンジさんの反応を見るに…ハンコック、貴女の服装に問題があるのでは?私の造ったこの服に着替えてきて下さい」

 

ハンコック「な!わらわのせいじゃと申すのか!?ええい!その不快な顔をやめんか!!」

 

リーシャ「はぁ……前途多難です。お兄様」

 

 

 

 

ルフィside〜

 

 

「おー、やってるやってる」

 

アイン「先生!……ルフィ、休憩しましょう。先生、お茶を入れてきますね」

 

ルフィ「ゼェ!ゼェッ!!あいつとんでも無く強ぇぇぞぉ!!!」

 

「カカカッ!そりゃ俺が鍛えたんだ!当たり前だろ。ウチの特攻隊長様だからなー」

 

ルフィ「俺ゴムなのに!あいつのパンチすっげぇ痛えんだ…何でだ!?」

 

「……知りてぇか?これを覚えればお前が負けたスモーカーにも攻撃を当てることが出来る」

 

ルフィ「!!ケムリんにか!?知りてぇ!!」

 

「……ルフィ、お前の夢は何だ」

 

ルフィ「決まってる!!俺は!海賊王になる男だっ!!!」

 

「ははははっ!大層な夢だ!だがお前らしい最高の夢だ!!!いいかルフィ。自由に生きるってのは実は難しい事だ。俺たちの一味も自由を求め強くなった!お前も強くなれルフィ!!何も奪われないように!テメェの手で守ってみせろ!」

 

 

ルフィ「当たり前だぁぁあ!!」

 

 

アイン「ふふふっ。先生を超えるんですか……ですが。先ずは私に一撃でも当ててからのお話ですね!」

 

 

 

その姿を船から見守る影が2つ。

 

ビビ「ルフィさんは面白い人です。でも海賊女王は譲れませんっ!」

 

ロビン「うふふ…楽しい1ヶ月になりそうね」

 

 

 

 

 

新世界〜〜とある島〜〜

 

 

ミホーク「幹部連中は何処にいる」

 

鷹のような双眸を一味に向け、案内を促す世界最強の剣士。

そしてその先、一味の幹部連中が集まるキャンプの中央に座る1人の男。

 

 

???「よう鷹の目。こりゃ珍客だ……俺は今機嫌が悪りぃんだが…何時ぞやの決着でもつけにきたか?」

 

「ふん。赤髪。片腕の貴様と今更決着をつけようなどとは思わん。お前も接触したと聞いているが…あの男が遂に動き出したようだ」

 

 

新たに"海賊"として更新された手配書を渡すミホーク。

 

 

赤髪「おお!こいつは友達なんだ!海賊になるって聞いて勧誘したんだけどよ」

 

ラッキー「がはははっ!見事にフラれちまったよな、お頭!」

 

ベックマン「ありゃお前がしつこ過ぎたからだ」

 

 

ミホーク「それともう1人…気になる男を見つけたのでな。ふとお前が昔していた話を思い出した。ある小さな村の…面白いガキの話……」

 

もう一枚の手配書を渡すミホーク。何っ!?まさか!?と盛り上がりを見せる。

 

赤髪「来たか!ルフィ!!」

 

 

その後、島はミホークを巻き込んだ宴が始まり盛大な盛り上がりを見せた。

そしてその手配書、新聞の記事は世界中に様々な反応を見せることになる。

 

 

 

ゼファー「あの野郎ぉ……俺は忠告した筈だぜ!海賊なんぞになりやがってぇ!!アインも連れて行きやがったんだ。約束を違えた時は覚悟しやがれ……」

 

モサ「アイン…こんなに楽しそうに…」

 

 

 

エース「親父ぃ!これ見てくれよ!!」

 

「グラララララ!!あのハナタレ小僧かぁ!!」

 

エース「ああ!友達なんだ!!ナツメ!遂に来たか!それにルフィも!」

 

 

 

 

 

1ヶ月後〜〜グランドライン入り口〜〜

 

 

麦わらの一味、ウロボロス一味の船は現在一度入ったリヴァース・マウンテンの入り口に戻って来ていた。

厳密にはもう1つの入り口。原作でルフィ達が突入した方に来ている。

 

 

「やっぱり自分の力で入らねぇとな。カヤも準備は出来てるか?」

 

カヤ「はい!天候も問題無し!潮の流れも安定しています!!」

 

ナミ「この1ヶ月で叩き込める事は全て叩き込んだつもりよ!!失敗したら承知しないんだからっ!」

 

サンジ「逞しいカヤちゃんも素敵だぁぁぁぁ」

 

ウソップ「カヤ!落ち着いて行けよ!いざという時は俺が……いや、ルフィがなんとかする筈だ!!」

 

ゾロ「ったく…オメェは何にも変わってねぇな」

 

ルフィ「にししししっ!!ナツメ!皆んなもありがとな!!」

 

「行ってこいルフィ!!またそのうち会おう!!」

 

 

ルフィ「よし!野郎ども!グランドラインに向けて!!出港だぁぁぁぁあ」

 

 

 

 

後方で見守るウロボロス一味。

メリー号は何の問題も無く無事にリヴァースマウンテンへと登って行った。

 

 

 

リーシャ「行っちゃいましたね♪」

 

アイン「ルフィも中々強くなりました!1ヶ月前の彼とは別人ですよ」

 

たしぎ「ええ。彼等ならば大丈夫でしょう。私にも新たな発見がありましたし」

 

ビビ「この1ヶ月…楽しかったですね!私達も負けてられませんよ!」

 

「此処からは彼奴らの冒険だ。皆んな、俺の我儘に付き合ってくれて感謝する。そして……今からは俺達ウロボロスの冒険だ!!」

 

ロビン「そうね。楽しみだわ。それで船長…これからの予定を聞かせてもらえるかしら」

 

ナミ「ふふっ。何処でも連れて行ってあげるわよ」

 

「それに関してはもう決定している。リーシャ」

 

リーシャ「はい。遂にこの時がやって来ました!!皆さん、1ヶ月前に話した"協定"の事は覚えていますね?」

 

その言葉にナツメ以外の皆が【勿論よ。】と頷く。

 

「は?リーシャ、協定って何の話『よろしい。それを踏まえた上で次の島は此処です!』えぇ……お兄ちゃん無視しないで」

 

リーシャは一枚のチラシをペラリと皆に見えるように翳す。

其処にはこう書かれていた。

 

 

《幸せを摑み取れ!!夢見る全ての淑女達が集う伝説のレース!!海賊だろうが海軍だろうが犯罪者だろうが関係ない!!此処は愛の島!!!見事優勝を勝ち取り伝説の花嫁になるのは君だぁぁあ!!》

 

・開催地/ラトゥール島【別名:ウエディング島】

 

・参加条件/女性

 

・優勝商品/青薔薇のブーケ、伝説の称号

 

 

 

「あ、あの……リーシャー?お兄ちゃんこんなの聞いてな『ナツメは黙ってて(下さい)!!』あ、ハイ…すみません」

 

ナミ「成る程ねぇ、早速"例の権利"を掛けて勝負ってわけ?」

 

ハンコック「こ、これはまさに……」

 

たしぎ「ふふふ。私が出る以上、勝ちは揺るぎません。可哀想な事になる前に棄権して下さい」

 

アイン「はぁ…たしぎ、前々から思っていましたが。とうとう頭がおかしくなりましたか…可哀想に」

 

ロビン「これは負けられないわね……」

 

リーシャ「このレースに優勝した1人だけが例の権利を獲得です。勿論私も参加しますので悪しからず」

 

ビビ「えっ!?リーシャも参加するの!?」

 

ハンコック「リーシャ、これはかつてない戦いになる。妾も手加減は出来ぬぞ?」

 

リーシャ「ふふふ。お気遣いは無用です。お兄様、次の島は此処です。宜しいですね?」

 

「な、なんかよくわからんが、皆の意見が一致してるのならいっか……俺船長なのに……」

 

こうして…初の冒険?に向けてしまらないスタートを切るウロボロス海賊団。

世間の反応は全く真逆の反応を見せているとは知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

wanted〜〜ウロボロス海賊団〜〜

 

 

 

 

船長・【白金の龍王】ミカグラ・ナツメ

懸賞金:10億6000万ベリー

 

副船長・【黒華の鬼姫】たしぎ

懸賞金:3億7000万ベリー

 

【元海賊女帝】ボア・ハンコック

懸賞金:1億4000万ベリー

 

【蒼玉の激拳】アイン

懸賞金:2億ベリー

 

【悪魔の子】ニコ・ロビン

懸賞金:9000万ベリー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、例の権利と共にナツメを巡ってレース開幕です!

手配書に関しまして、少し書かせて頂きますね。

ナツメは最早、海軍と世界政府に完全敵対しちゃいました。
圧倒的な力を体験したサカズキの進言によりこういう結果となりました。

たしぎはスモーカー経由で情報割れです。
覇王色の覇気を持っている。戦闘力もヤバイと報告されこの様な結果に。

ハンコックは言わずもがな、ロビンは青雉からのリークです。
アインに関しても実力はセンゴクに割れています。



懸賞金の額はあくまでも海軍の認識できている範囲の危険性を表したものです。
一味の序列には関係ありません。
元から高いのもナツメの存在が大きいです。
リーシャとビビに関しては追い追いです。まだ海軍に認知されていません。
額はこの先の冒険で上がっていきます。


次回も不定期更新です。徹夜続きで文章おかしいかもしれません。
申し訳ありません。仕事が落ち着き次第手直ししますので……
2つ名も変えちゃうかも。

此処まで読んでいただき、本当にありがとうございました。



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