巨乳こそ至高であり、貧乳に価値はないとされた遥か未来。
巨乳連邦政府は貧乳派を宇宙コロニーへと閉じ込め巨乳こそ至高という性癖を押し付ける政策を行ってきた。
だがそのような歪んだ性癖の押し付けをいつまでも人々が黙っているはずもなくBC79年。
地球から最も離れた位置に存在するコロニーバスト3が突如ツルペタ公国を名乗り独立戦争を仕掛けてきたのである。
公国は新兵器
しかし、地球という広大なリングを舞台にした戦いは否が応でも公国の国力を疲弊させた。
そして連邦との国力差、公国内の豊胸への方向性の違い(巨乳か美乳か)…
何よりも食生活の改善と適度な運動により手に入れたと言われていた豊胸が実は手術による人工物だったという一大スキャンダルを暴露された公国軍は瞬く間に崩壊していった。
結果的に戦争は終わった。公国の敗北という形で。だが各地に残っていた貧乳派は抵抗を辞めず潜伏。
このことに業を煮やした巨乳連邦は貧乳狩りのための反貧乳組織キョニューゴを結成。無差別的な弾圧を開始した。
それに対して貧乳派も反巨乳組織ペターンズを結成。キョニューゴの弾圧に抵抗を開始した。
そして火星より現れる豊胸派の残党
地球圏はより混迷を深めていく…
そんな中で貧乳派に一筋の光が灯る。ツルペタの国母初音ミクの後輩であり、独立戦争では紫の彗星の名を冠したエースパイロット結月ゆかりの帰還である。
このテレビを見ている国々民の方には、突然の無礼を許して頂きたい
私はペターンズのムラサキ・ムネナイーナ大尉であります。またの名を結月ゆかり。
かつて紫色のボイスロイドとして名の知れていた者だ。
私はこの場を借りて初音ミクの意志を継ぐものとして語りたい。無論。ボイスロイドではなく一人の貧乳に悩む女性としてである。
かつて。我らが先達である初音ミクは貧乳キャラの巨乳連邦政府の棄民政策に対して真っ向から挑んだ。
そしてそのための地位向上のために様々な活動を行った。それこそ仕事を選ばないミクさんと言われるほど。
貧乳であろうと胸を張って歩める世界を目指して。
しかし彼女は心半ばで豊胸手術派の凶行により倒れた!その後は皆さまも知っての通り豊胸手術派による独立戦争であります。
だが豊胸手術派は敗れた。そのことはいい。しかし、その結果巨乳連邦政府は増長し、連邦軍内は腐敗。
キョニューゴのような反貧乳政府運動を生み、豊胸派の残党を語る
これは貧乳が生んだ歴史である!
ここに至って私は人類が今後貧乳だ巨乳だと争わない世界を作るべきだと!
そのためのまな板落としである!これによって巨乳のみしか認めない連中を粛清する。
見よ!青き翼こと如月大尉のブルーバード隊やRJ大佐のぬりかべ艦隊も私の主張に賛同し、味方となってくださった!
そこに諸君の…貧乳で悩む者たち全ての力が合わされば何を恐れることがあろうか!
あえて言おう!貧乳はステータスであると!!
自らのスタイルに慢心し、花嫁修業を忘れた巨乳たちなど敵ではないと!!
諸君!胸囲のことで悩む貧乳同志諸君!!自らの道を切り開くため、貧乳のための政治を手に入れるため、あと一息。どうか我々に力を貸していただきたい。
貧乳の未来のため!胸囲がなくとも胸を張れる未来のため!
そして私は国母初音ミクのもとに召されるであろう!
ジーク・ペターンズ!
ティターンズとエゥーゴの役割が逆転してしまっている…しかし、私はゆかり総統派なのだ。
演説はクワトロのダカール演説。逆シャアのシャア演説。ギレンのア・バオア・クー演説をごちゃ混ぜにしたもの。