魔法科高校の劣等生<The Legend of Amazons> 作:kakki-az
少年は山中を下山中にあることを思い出す。
「そういえば・・・
少年は自分の記憶を頼りにあるものを探し始める。少しした後、ツタなどに覆われたバイクを見つける。
少年は覆われたツタをはらう、するとそこには赤い鱗のトカゲをなぞらえたフォルムのバイクが姿を現す。
少年がハンドルを握ると、それに呼応するようにエンジンがかかり、ヘッドライトが黄色に光る。
「よし、いけるな」
少年はバイクにまたがり、バイクの調子を確かめると山下に見える街に向けてバイクを走らせた。
「♪~」
「ほのか、うれしそうだね」
「えへへ///、だって雫と一緒に第一高校に通えるんだよ。うれしいに決まってるよ。」
うれしそうに答える少女の名は《
機嫌のいいほのかに付き添う少女は《
「そうだね。私もほのかと一緒でうれしい」
「うん! あ!雫あそこでお買い物しよう」
「うん」
ふたりは今春休みで、来月に向けて必要なものを買いに街に出かけていた。
しばらくお店をまわってお昼時になり、ふたりは近くのカフェに入り一息つくことにした。
「はぁ~、色々まわって疲れちゃった」
「私も」
「うん、そうだね」
ふたりはドリンクを注文し、少しこれからについて話に花を咲かせた。
しばらく談笑していた二人の話は最近起きたニュースに変わっていた。
「そういえば雫、最近このあたりで殺人事件が起きてるってニュースで見たけど知ってる?」
「知ってる、最近その話でどのニュースも持ちきりになってる。女の人ばかり狙われて、まるで肉食獣に襲われた見たいだってお父さんが警察関係者の人と話してるのを聞いたよ」
「なんだか怖いね、それにまだ犯人は捕まってないんだよね」
「証拠が見つからないから捜査も難航してるようだしね。私たちも気をつけないと」
「うん、そうだよね。 それじゃあそろそろ出よっか」
と、席を立って会計を済ませお店から出た瞬間ー
「キャッ!」
ほのかはちょうど通りがかった青年とぶつかってしまった。
「あ!すみません!」
とほのかが頭を下げるがー
「・・・・」
青年はそれを無視してさっさと去っていった。
「ほのか、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。でもさっきの人・・・」
「あの人がどうしたの?」
「ううん、なんでもないよ。気のせいだったみたい。ほら、まだ買うものがあるから早く行こう」
「あ、ほのか待って」
そんなふたりの様子を先ほどの青年が見ていた。
「・・・・・
不吉な言葉をつぶやきながら・・・。
「迅からの報告だ」
『どうした?』
「≪光のエレメンツ≫にアマゾンが接触した」
『……………本当に言ってる?』
「俺が下らない嘘を着くと思うか?」
『…万が一があったら介入してくれ』
「了解した」
See You The
NEXT TARGET
そのころ少年は、バイクで走りながら周辺の地理を確認していた。
その時少年は何かを感じ取った。少年は全速力でバイクを走らせる。
彼は気配を感じた方角へ向かって走る。
運命の出会いはもうすぐそこ。