ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

189 / 192
大変長らくお待たせしました。メキシコ支部戦、決着です。


第93話 因縁はいつも突然にその④

ジョセフ「承一郎君!」

 

承一郎「危なかった…間一髪でしたね」

 

サムと戦っていた承一郎がなぜこの場にいるのか、話は少し前に遡る……

 

ムーディ・ブルース!再生(リプレイ)を開始するッ!

 

 

承一郎はサムと戦っていたが、ジョセフの危機を知り即座に行動した。

 

承一郎『霞め、「村雨」ッ‼︎』

 

『村雨』で一瞬ながら濃霧を発生させ、サムの視界を遮る。

 

サム『むっ⁉︎』ボウッ!

 

サムは『ムラサマ』の炎で霧を搔き消すが、すでに承一郎はジョセフの元へ向かっており、

 

恐竜達(屍)『『ギャアアアーーース!』』

 

屍生人(ゾンビ)へと姿を変えた恐竜達をけしかける。

 

サム『……フッ、まぁいい。ちと興が乗ってきたが…あいつ(・・・)と同じだとな』

 

ジョセフの元へ向かう承一郎の姿に、サムは信乃の幻影(ファントム)を幻視した。

 

 

サンタナ「餌ごときが…調子に乗るな!」

 

承一郎「ッ‼︎」ビシッ!

 

サンタナのスタンドの攻撃を承一郎は『村雨』の腹で手首を弾き、サンタナへ突き刺した!しかし、

 

グニィッ!

 

承一郎「今度は突き刺したのにゴムのように…厄介だな」

 

サンタナ「死ねッ!」ドバババッ!

 

スタンドのラッシュに対して承一郎は『村雨』を、

 

ビシュッ!

 

サンタナに向けて投げる。

 

サンタナ「むっ⁉︎」

 

CB(クリスタル・ボーン)『オラオラオラオラオラオラァッ‼︎』ドバババッ!

 

サンタナがスタンドで弾いた瞬間を見逃さずに承一郎はスタンドでラッシュを叩き込む!

 

サンタナ「くっ…!」

 

承一郎「セイッ!」

 

スタンドにラッシュさせるのと同時に承一郎はサンタナをCQCで投げる!

 

サンタナ「なっ…⁉︎」

 

承一郎「波紋疾走(オーバードライブ)ッ!」バリバリィッ!

 

倒れたサンタナに承一郎は波紋疾走を叩き込む!しかし…

 

ジュン!ジュン!ジュン!

 

結果はジョセフの時と変わらず、波紋はサンタナの体表を流れるのみにとどまってしまった。

 

ジョセフ「ダメじゃ承一郎君!サンタナは他の『柱の男』達と違って太陽のエネルギーへの耐性がとても高いッ!ワシの波紋でも無理じゃった!」

 

承一郎「くっ、『柱の男』…究極生命体にまで至る食物連鎖の頂点の名は伊達じゃあないという事か…!」

 

サンタナ「邪魔だ、どけいッ!」ベゴンッ!

 

突如サンタナの肋骨が凹み、

 

ギャンッ‼︎

 

その全てが承一郎に襲いかかる!

 

承一郎「いっ⁉︎」バヂィッ!

 

承一郎は波紋を練り骨の鎧を纏うが、弾かれた。

 

承一郎「うっ、うおおおッ⁉︎」バチン!

 

ジョセフ「承一郎君!」

 

承一郎「大丈夫です!そっちは⁉︎」

 

ジョセフ「そろそろワシの『隠者の紫(ハーミット・パープル)』でもキツくなっておる!」

 

グググッ……ヒュンッ!

 

紫の茨で抑えきれなくなった薬品の瓶が飛来する!

 

承一郎「『クリスタル・ボーン』ッ!」ボゴンッ!

 

『クリスタル・ボーン』がジョセフと瓶の中間を叩き、そこから骨の壁が出現する!

 

ガシャァンッ!

 

瓶は粉砕され、中の液体が露わになるが…

 

承一郎「この割れた瓶…鉛製だと…?まさかッ…!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

ジュウウウウッ……

 

薬品が最大硬度の骨の壁を溶かす!

 

ジョセフ「承一郎君…骨の壁が溶けておるぞッ!」

 

承一郎「やはり、これは…『フッ化水素酸』かッ!」

 

フッ化水素酸──それは人体に対してあまりにも大きな被害を及ぼす劇薬の名である。

 

よくフィクションでは塩酸や硫酸で人を溶かして殺害するといったシーンがあるが、それは間違いだ。濃硫酸を頭から浴びても、黒焦げにはなるが溶けて消滅はしない。

 

しかし、水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダなど)はタンパク質を溶かすため、皮膚に触れるとこれを侵す。特に目に入った場合は急激に角膜を溶かすので失明のおそれがあるのだ。

 

特にこのフッ化水素酸は一般的に酸に強いガラスでさえも溶かす程の酸性で、ポリエチレン製や鉛製の容器で管理される。仮に手の甲に1滴落とすと筋肉や骨の細胞を溶かして貫通し、手のひらから出てくるだろう。

 

承一郎「まずい、この薬品は僕の『骨』と相性が悪すぎる!」

 

承一郎のスタンドとて万能という事ではない。強い酸性であれば溶けてしまったり、高熱の炎で焼かれたら消し炭になってしまう。

 

ジョセフ「くっ、もう限界じゃ!一斉に襲って来るぞォォーーーーッ‼︎」

 

よりにもよって皮膚や骨を溶かしてしまう劇薬ならば…

 

ヒュン!ヒュン!ガシャアアンッ!

 

今まで抑えていた大量の瓶が骨の壁にブチ当たって劇薬をばら撒き、骨の壁を溶かしながらジョセフに迫る!

 

CB『オラオラオラオラオラオラァッ‼︎』ドゴドゴ!

 

ジュウウウウッ……

 

承一郎は骨の壁を次々と重ねて展開するが、薬品自体がどんどんと加速しながら向かってくるため、ものすごいスピードで溶けてしまう。

 

承一郎「クソッ、埒があかない!ジョセフさん、僕に捕まって!一回射程の外に…」

 

ジョセフ「ッ!承一郎君!後ろじゃ!」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

ジョセフは承一郎の後ろで拳を振りかぶるサンタナのスタンドを見た!

 

サンタナ「死ねッ!」

 

拳が承一郎に当たる瞬間、

 

承一郎「戻れ、『村雨』ッ!」

 

ズバンッ!ブシュウウウッ‼︎

 

サンタナのスタンドの腕が切断され、サンタナ本体にもダメージがフィールドバックされた!

 

サンタナ「ぐうっ⁉︎」

 

承一郎「あんた…スタンドの原則知ってるだろう?基本的に『スタンドが受けた傷は本体も受ける』って事をさ」パシッ!

 

承一郎はさっきサンタナが弾いて後ろに飛んでいった『村雨』を水圧噴射で手元に戻すと同時に、サンタナのスタンドの腕を切断したのだ!

 

承一郎「あんた自身は強い。弱点であるハズの波紋ですらもとことん防御してくるからな。だが、スタンド自体(・・・・・・)は?波紋は通らないにしても攻撃をゴムのようになって防ぐなんて芸当は出来ないハズだ」

 

スタンドはその形状を変形する事は(変身型以外)出来ない。なぜならスタンドは精神の形そのものだからだ。いかに脳幹に入れる程小さくしたりジッパーで腕の射程を伸ばす事から出来ても、デザインや形そのものを変形する事は不可能だ。

 

承一郎「そしてッ!傷口に直接波紋を流せば、僕みたいに未熟な波紋でも有効なダメージになる!」

 

サンタナ「ぬぅッ‼︎」ギャンッ‼︎

 

サンタナは再び肋骨を変形させて承一郎に襲いかかるが、

 

承一郎「『クリスタル・ボーン』ッ‼︎」ギャンッ‼︎

 

承一郎も同じく波紋を帯びた骨の刃で迎撃する!

 

サンタナ「何ィッ⁉︎」

 

承一郎「一度見た攻撃に対して対策を練らないとでも思ったのか!くらえ、仙道波紋…」

 

ジョセフ「承一郎君ッ‼︎」

 

Dio「ギャアアアーーースッ‼︎」

 

サンタナへ波紋を流す前にDioが承太郎と徐倫から離脱、恐竜化して襲いかかった!

 

BS(ブラッディ・シャドウ)『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ‼︎』ドバババッ!

 

振り向きざまに『ブラッディ・シャドウ』のラッシュを叩き込むも、

 

スパァァァンッ!

 

承一郎「ぐっ…!」ズリィッ!

 

Dioの尻尾(・・)が承一郎の左腕を切り裂く!そしてそのまま倒れた承一郎の首を絞める。承一郎の左腕からは切り裂かれて『遺体』が露出している。

 

Dio「無駄だ無駄ァァァッ!地球上の生物で恐竜(スケアリー・モンスター)の動体視力に勝てる動きはない!そして腕を抑えた今、爪の弾丸も撃てまい!」

 

承太郎「承一郎!くっ、『スター…」

 

Dio「その距離からの時間停止にどれほどの意味があるッ‼︎無駄だぞッ‼︎無駄ァァァァッ、空条承太郎ッ‼︎お前を始末してその『遺体』はもらっていくぞッ!」

 

承一郎「……さっき…ラッシュを仕掛けたのは…ジョセフさんをサンタナのスタンドの射程から離すための…陽動さ」

 

ジョセフ「……はっ!」

 

徐倫「ひいおじいちゃん⁉︎」

 

ジョニィはラッシュの間際にジョセフを『ブラッディ・シャドウ』の空間転移でサンタナのスタンド『アイ・アム・ア・ロック』の能力射程距離であろう10m以上先の徐倫の元へ移動させたのだ。

 

スッ…トッ

 

そして承一郎は片足をゆっくりとDioの腹につけた。

 

承一郎「確かに…僕の骨爪弾はあんたを捉えられない。だが…骨爪弾が手でしか撃てない(・・・・・・・・)なんて誰が決めた…?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

Dio「ッ!まさかッ…!」

 

承一郎「なんで僕がスットロイ動きで足をあんたの腹につけたと思う?…くらえッ!」

 

バッ…!

 

Dioは即座に跳躍、

 

ドババババッ!ヒュンヒュンッ!

 

次の瞬間放たれた骨爪弾をすんでのところで回避した!

 

Dio「くっ…!危なかった、しかしこれで『バスバスッ!』なっ…⁉︎」

 

Dioが腹を見ると、

 

 

 

 

 

 

 

 

蜂の巣にされて向こう側の景色が見える穴が空いていた。

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

Dio「なっ…なんだとォッ⁉︎」

 

承一郎「…やはり、あんたのその『動体視力』!ハンパないスピードで対応出来るから近距離では相手にならない。だけど、回避出来ない程のゼロ距離(・・・・・・・・・・・・)でならどうだ?」

 

さらに見ると、Dioの腹にはジョニィのスタンド『ブラッディ・シャドウ』の空間がくっついていた。

 

ジョニィ「そう、さっき足を腹に触れさせたのはてめーの腹にオレのスタンド能力の空間をくっつけるため!足の骨爪弾は回避されたが、その先に広げた空間から直に繋げたのさ。てめーが回避したと安心しきる瞬間を狙ってな!」

 

Dio「うぐぅ…っ!」

 

サム「へぇ、やるな」

 

Dio「くっ…!(腹をッ、このままではマズイ。距離を取らなければッ)」バッ!

 

ジョニィ「そういえば改めて言ってやろう、オレの能力は空間を繋げる。どんな敵でさえ、壁や距離は無駄なんだよッ!」ズギュンッ!

 

ガシッ!

 

Dio「何ッ⁉︎」

 

ジョニィ「さっきの空間がまだくっついていたのを忘れたのかッ!そしてくらえッ!WRYYYYYYYYYYYYY(ウリィィィィィィィ)ッ‼︎『気化冷凍法』ッ‼︎」

 

ピッキィィィーーーーーーz______ンッ‼︎

 

承一郎と入れ替わったジョニィはDioを氷漬けにした!

 

Dio「くっ、オレの体がッ⁉︎」

 

ジョニィ「これで終わりだッ、ジョルノ兄さんに習って言ってやるぜ。さよならだ(アリーヴェデルチ)!」グオッ!

 

ジョニィの拳がDioを粉々に粉砕させようとする瞬間、

 

サム「さすがにオレが動かなきゃダメだろ」

 

サムはジョニィを間合いに捉え、『ムラサマ』を納刀した鞘の引き金を引いた。

 

ギィィィィィン……ッ‼︎

 

爆発的なスピードで鞘から飛び出す『ムラサマ』を掴み、ジョニィの首へとその腕を振るう!

 

ジョニィ「ハッ!」

 

サム(獲った──)

 

『ムラサマ』を振り切る瞬間にサムは確信した。しかし、

 

バチィッ!ゴウッ!

 

ジョニィの体は雷を帯び、圧倒的なスピードで避ける事で右目が『ムラサマ』で表面を斬られるだけに留まった。

 

サム「ッ⁉︎」

 

ジョニィ「ハァ…ハァ…ッ」

 

サム「お前さん…ちと速すぎる(・・・・)んじゃあねぇのか?」

 

サムの『ムラサマ』の鞘に備え付けられている機構は内部に火薬が仕込まれており、それを引き金を引く事で爆発させ、その勢いよく飛び出た状態からの抜刀術。故に神速。それを上回るスピードで回避したのだ。

 

火薬もかなりの量を使用して放つ事で音速に近いスピードで飛び出る『ムラサマ』を掴んでそのまま斬るという技を使ってきたサム本人だから分かる。

 

サム(あれは人間が──いや、生物が出していい速度じゃあねぇ。下手をしなくても壁にこびりつく肉片になっちまう)

 

ジョニィ「…『ブラッディ・ファントム』、まさかここで使わされるとは…(クソ、一瞬しか使わなかったが、今ので体がボロボロだ。恐竜化が抑制中とはいえ進行中だから肉体制御もままならないなんてな)」

 

ジョニィも内心ギリギリだった。ただでさえ血を吹き出しながら亡霊さながらで繰り出す事から名づけられた『ブラッディ・ファントム』だが、連戦に加え恐竜化で肉体制御が半分以下の状態で行使した事で体がボロボロになってしまっているのだ。

 

しかも『ブラッディ・シャドウ』の空間移動も片目が斬られて開けない状態であるため座標決定にわずかなタイムラグが発生してしまう。

 

サム「(マズイな、あの動きで連続して動けるのなら十中八九勝ち目がない。ここは…)逃げるに限る!」

 

しかし、この無言の駆け引きに根負けしたのはサムだった。サム達の目的はあくまでサンタナを奪う事。片腕を切断され波紋のダメージを負う可能性がある限りこれ以上の深手を負うべきではないと判断したのだろう。

 

そして先程のサムの抜刀はあくまでもDioの氷を溶かすためであり、あわよくばジョニィの首を獲ろうとしただけだ。

 

Dio「くっ、仕方ない」

 

だが、サンタナ、サム、Dioはなぜか地下室の方へ向かう。しかし、この躊躇いのない動きは何らかの脱出策があるとジョニィは確信した!

 

ジョニィ「逃がすかッ!『ブラッディ・シャドウ』ッ‼︎」ズギュンッ!

 

ジョニィは空間を繋ぎ左拳をDioに叩き込もうとするも、

 

承太郎「待て承一郎!そこからでは…ッ!」

 

Dio「『THE WORLD(世界)』ッ!」

 

ドォォォォーーーーーーーz__________ンッ‼︎

 

世界が静止する。

 

承太郎(くっ…!やはり五秒ではたどり着けない…!)

 

たとえ五秒時を止めてもDioには届かない承太郎は静止せざるを得ない。

 

Dio「このオレを追跡するなど間抜けだな…。無駄だ、無駄切り落とす!『遺体』ごとこの『左腕』は貰っ……」

 

Dioが左腕を切り落とそうと手刀を振り下ろそうとした瞬間、

 

ピクリ…

 

左腕が動いた(・・・・・・)

 

Dio「はッ‼︎」ビクゥゥゥッ

 

承太郎「ッ‼︎」

 

シィィィーーーーーーーz_______ン………

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

Dio「バカな……(今──動いたぞ…穴の中からオレを覗いている)」

 

Dio(この能力、『あいつ』ですら知らないスタンド能力ッ…!骨を操る?空間を繋げる?そんなちっぽけな能力じゃあないッ!)

 

Dio(『あいつ』は言っていた…。『恐るべき子供達(レス・エンファントス・テレブレス)』…吸血鬼である『この世界』のオレの体細胞を使用した人工授精で創ったクローン、だが精神性まで同じにするのは不可能。だから計画は一旦保留になったハズ…なのにッ!こいつはッ!)

 

ズズッ…ズズズッ…!

 

しかしジョニィの額から突き出た白い角は伸び始めていた。

 

Dio「角…ッ!(まさか、こいつ……憎悪(ヴェノム)か?本来なら介入出来ない『静止した時の中』に介入する程の憎悪か…!さっき…オレはこの腕を貰ったと言ったが…)」バッ!

 

ドォォォォーーーーーーz______ンッ‼︎

 

ジョニィ「ハッ⁉︎」

 

BS『無駄ァッ‼︎』

 

ドゴォンッ!パラパラ…

 

『ブラッディ・シャドウ』はDioには命中せず、その先の壁を砕くだけにとどまった。

 

Dio(あの機動性、もう一度捕まったらマズイ。今度捉えられたら全身を氷漬けにされて砕かれるッ。あいつは危険だ…あってはならない(・・・・・・・・)存在…)

 

ジョニィ「待ちやがれッ‼︎」ドバドバッ!

 

ヒュンヒュンッ!

 

ジョニィは骨爪弾をDioへ放つが、Dioは恐竜の動体視力でなんなく回避する。

 

Dio「……認めてやる、お前はオレにとっての『最大の試練』だ。次に戦う時は全身全霊を尽くしてお前を完膚無きまでに敗北させて殺してやる。試練は『克服して必ず殺す』」バサッ!

 

Dioは唐突に布──国旗を広げ、こちら側からは見えなくなるように広げた。

 

SP(スタープラチナ)『オオオッ、ラアァァッ‼︎』

 

そしてようやく追いついた承太郎の『スタープラチナ』がその国旗に向かって車を即廃車にする一撃を打ち込むも、

 

ドゴォォンッ‼︎

 

承太郎「何ッ……⁉︎」

 

その先にあったのは『スタープラチナ』の拳で大きなヒビが広がっている壁のみだった。

 

ジョセフ「どうなったのじゃ……⁉︎」

 

徐倫「消えた……⁉︎」

 

承太郎「……やれやれ。どうやら奴ら、まんまと逃げおおせたみたいだな」

 

承一郎「ハァ……ハァ……!」

 

徐倫「承一郎…?大丈夫?」

 

承一郎「すみません……もう…意識が…」グラッ

 

ドサッ!

 

承一郎はそのまま意識を失い、倒れてしまった。

 

承一郎(ジョニィ)…連戦と能力の連続使用によって気絶、再起可能

 

承太郎…後で切断された腕をジョルノに治してもらう、再起可能

 

徐倫・ジョセフ…引き続きアメリカで『愛国者達』の動向を探る、再起可能

 

Dio・サム…サンタナの奪取に成功、その後何者かの能力で逃走、再起可能

 

サンタナ…『ホワイト・スネイク』DISCにより洗脳され、Dio達と共に逃走、再起可能

 

こうして、メキシコ支部での攻防は幕を下ろした。

 

 

<=to be continued=


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。