ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
いやぁ前回の後書きでスタンド案を募集すると書いたらかなり感想で案を出してくれた人がいたので嬉しいです(泣)
出来る限りスタンド案は採用して、出していきたいです!物語の都合上、かなり後で出る可能性もあるのでご了承ください!
これからもよろしくお願いします!
僕達は昔会った事がある。10年前に同じ場所で───…‼︎
承一郎(まさかそんな事が…でも待てよだったらなんで───)
鍵が二本もあるんだ──…?
承一郎(二人とも10年前に誰かと約束をしたって言ってた…。でも僕があの約束したのは間違いなく“あの子”一人のハズだ…!)
なら…一体どっちが…。
承一郎(…何を考えているんだ僕は。たとえ桐崎さんが“あの子”だったとしてもそれはあくまで子供の頃の話…。僕が今好きなのは小野寺君なんだ。それは変わらない)
変わらないよ──…
数日後、登校途中───
集「…やっほーおじさん!どう?頼んだ奴は直りそう?」
集が鍵屋の叔父に電話している。僕の錠の修理を頼んでもらったのだ。
集の叔父『おぅ集か。こりゃあ思ったより難物だぞ。ちょっと珍しいタイプでな。ま、なんとかなるたぁ思うが時間はかかる。気長に待ってろ』
集「そっか〜。ま、よろしく頼むよ」
集の叔父『それで?例の写真集は用意してくれるんだろうなぁ?』
集「限定版でサイン付きっスよだんな…!」
集の叔父『おっしゃあああ‼︎ガゼンやる気出てきたああ‼︎』
集が叔父との通話を切る。
集「…だとさ、安心しろって」
承一郎「…そうか」
承一郎(良かった、とりあえずペンダントの事はどうにかなりそうだ)
集「…んで?結局あのペンダントはなんなのよ」
承一郎「……悪い、今度ちゃんと話すから」
そして僕と集は学校へ向かった。
キング・クリムゾン‼︎
学校、玄関の下駄箱───
千棘「あら、おはよう承一郎」
承一郎「…………ああ…おはよう…。…あ、そうだ。昨日の鍵とペンダントなんとか直りそうだよ。集のおじさんが鍵屋らしくてね…」
千棘「へ〜そうなの。良かったじゃあない」
承一郎(…なんだ、昨日あんな事があったのに超普通じゃあないか…。昨日は“キスとか言ってたクセに…)
承一郎「…ん?」ガラッ
僕が教室のドアを開けると教室の窓からクロードが木の上にいるのが見えた。今日は監視アリの日らしい。
JOJO(というかどうして見つからないんだ?生徒何人か絶対見てるだろ…)
承一郎「(よ〜し!今日も気合い入れて恋人やるか!行くよハニー…!)」ポン!
僕は小声で千棘さんに話しかける。
千棘「キャ!」
僕が肩に手を置いたら「キャ」なんていう声を出す千棘さん。よく見たら、顔が赤くなっている。
承一郎「……な…なぁ…?なんで赤くなっているんだい…」
千棘「なってない。テキトーな事言わないでくれる⁉︎」
承一郎「しっかりしてくれよ、あのメガネが見てるんだよ」
千棘「分かってるわよ…!恋人ね…⁉︎」
女子「おっはよー桐崎さんに一条君!今日も朝からアツイね〜!」
女子の一人が僕達に挨拶してきたので
承一郎「ハッハッハ!そうだろうそうだろう‼︎なんたって僕達はラブラブカップル…」
と返したら
千棘「ハハ、そうね」←瞳、声共にミッキー
と千棘さんが謎のミッキー化した。
承一郎「うぉおおい、何やっているんだい君は…‼︎」
千棘「うっ…うっさいわね…‼︎ちょっと放っといてよ…‼︎」
承一郎(…なんだ?どうしてしまったんだ彼女…)
千棘(どうしちゃったのよ私は…!平常心平常心…!)
そして1日が過ぎていく。
キング・クリムゾン‼︎
小咲「…一条君!」
承一郎「…小野寺君?」
小咲「…さっきの千棘ちゃん少し様子がおかしくなかった?」
承一郎「小野寺君もそう思った?なんか変なんだよ今日の彼女」
小咲「…ケンカでもしたの?」
承一郎「いや…そういうわけじゃあ…」
承一郎(…彼女がもしかしたら僕が約束の相手かもって意識しちゃってたとか。…それはないな)
小咲「…あれ?一条君いつものペンダントは…?」
承一郎「え?ああアレ…。いや実は今朝急に修理に出す事になってしまってね。すぐ戻って来るとは思うんだけど……」
小咲「……そう…なんだ……」
承一郎(…小野寺君…僕達が昔会った事があるなんて知ったら一体…どんな顔するんだろう…)
承一郎「…まぁ
小咲「そう…?ならいいんだけど…」
小咲(…千棘ちゃんは一条君とは恋人のフリだって言ってたけど、一条君はどう思ってるんだろう───…)
キング・クリムゾン‼︎
教室───
キョーコ「…はーい皆注目〜。林間学校の写真が焼き上がって掲示板に張り出されているから各自欲しい写真の番号を書いて提出する事、OK?」
全員「「は〜い」」
キョーコ「あと、恥ずかしくても好きな奴の写真はちゃんとゲットしとけよ?」
全員「「は〜…何言ってんだこの人…‼︎」」
キング・クリムゾン‼︎
掲示板前───
千棘「…わ〜〜!これ好きなの買っていいの?」
承一郎「…そうだけど、あんまり買いすぎないでよ?これ一枚100円とか高すぎだからね、本当に欲しいものだけ厳選して…」
千棘「あ!コレも欲しい!あ!コレも!みんなが写ってる!」
鶫「お嬢!こちらにも良い物が‼︎」
千棘「ホント⁉︎チェック‼︎番号チェック‼︎」
完全に無視である。
承一郎(…ま、いつも通りに戻ったようで何よりだけど)
小咲「…じゃあ私達も行こっか」
承一郎「おっ…ああ、そうだね」
承一郎(よ〜し僕も!せめて一枚でも小野寺君の写真を…)
小咲「私はるりちゃんと写ってるのが欲しいな〜」
るり「私は別に」
小咲「えっ…」
るり「あ、コレなんかどう?私と小咲が写ってるけど」
小咲「え?どれどれ?」
その写真には、僕の顔が大きく写っていて、宮本さんと小野寺君は小さく写っていた。
千棘「え?コレ…?」
承一郎「…これなら探せばもっと良い物があるんじゃあ…」
その後小野寺君は宮本さんをポカポカ叩いていた。
承一郎(う〜ん、良いの見つかるかな。ツーショットとか見つかれば最高なんだけど…)
千棘「あ!見てコレ承一郎と小咲ちゃん写ってるよ!」
承一郎(なっ…⁉︎)
掲示板には、肝試しの時に僕と小野寺君が手を繋いでいる写真があった。
小咲(どうしよう、欲しい…‼︎)
承一郎(でもこんな物買ったって知られたら…‼︎)
承一郎「い…いや〜なかなか無いな〜欲しくなる写真って〜」
小咲「そ…そそそそうだね〜」
るり(じれったいなこいつら)
JOJO(…後で俺が書こう)
集「おやおやだんな、どんな物をお求めで?こちらに良い商品がございますがお一つどうです?」
承一郎(集…)
集がなんか昔の石油王が「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!」と言いそうな顔で近づいてきた。
集「ここには私めが撮影したちょっと普段見れない女の子達の姿が写されてましておかげ様で大盛況なんですよ」
男子1「舞子!オレ13番一枚!」
男子2「オレ94番!」
女子達「なに…?女子の
集「いやいやそんなんじゃあないって…。てゆかののしり方キツイな」
当然の扱いである。いつもセクハラ発言しているからだ。
集「モロにHな写真などオレの主義に反する…!オレが求めるのは……絶妙に恥ずかしいショットのみ…‼︎」
JOJO(ドヤ顔で言うなよ。女子達にさらに引かれるぞ。顔だけはいいのに)
集「あ、小野寺とるりちゃんのもあるよ?」
集が二人に写真を渡すと小野寺君はカッと顔が赤くなり、宮本さんは髪が逆立った。超サイヤ人?
集「どうどう?気に入って貰え…わ!え、ちょっとギャアアアアアアアーー‼︎」ドゴ‼︎ズバシュ‼︎メキ!
宮本さんは集を処刑、小野寺君は写真をビリビリに破いて証拠隠滅をした。ちょっと見たいが仕方ない。
集「(そうだジョジョ、お前には特別にこんな物を…)」
集がどうしてこんなボコボコにされて生きていられるんだ⁉︎っていうような状態で写真を渡してきた。
承一郎「ん?」
受け取った写真には、バスで寝ている小野寺君(+宮本さん)が写っていた。
承一郎「……いくらだい?」
集「500円」
承一郎「グッド!」
承一郎(これで小野寺君とのツーショットとか見つかれば…)
写真を探しているうちに、一枚の写真が目に入った。
承一郎「……ん?あれ…?この写真…」
承一郎(この桐崎さんの後ろに写ってるのって…)
桐崎さんの後ろの小野寺君が着替えてるところが見えてしまっていたのだ。
承一郎(こんな物誰かに買って見られたら…!…幸いこの辺はまだ人もあんまり見てないハズ…。誰かが気づく前に先生に言って元のデータも消して貰おう)
僕は写真を抜き取り、職員室に向かおうとしたが、
承一郎「あ!すまない…!」ドンッ!
小咲「あ、ゴメンなさ…あ、一条君?」
小野寺君とぶつかってしまった。
承一郎(あ!写真が…)
しかもぶつかってしまった拍子に写真を落としてしまう。
小咲「これ…一条君の…?」
承一郎(ヤバイ…‼︎その写真を見られたらまるで僕が小野寺君の着替えシーンを…‼︎)
だが、小野寺君の指が小野寺君自身の着替えシーンの部分を覆い隠すように写真を持っていた。
承一郎「……とおおおおー‼︎」パシィ‼︎
僕は鋭い動きで小野寺君から写真を取る。
承一郎「あ…あはは、拾ってくれてありがとね。それじゃあ!」
そして僕は職員室へ向かった。
承一郎(…危ない危ない。危うく僕が変態扱いされるところだった…)
小咲(…今の写真、千棘ちゃん?)
最近、今僕の中で流行りになってるsoul'd outの曲をスタンドにしようかなと思うんですよね。
どうですかね?『ウェカピポ』とか『マジェント・マジェント』とかキャラ名になっているし、いいですかね?