ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
みんな!俺にアイデアを分けてくれ!
…はい、感想が欲しいだけです(苦笑)
感想、どんどんお願いします!
放課後、学校内───
〜承一郎side〜
千棘「“承一郎”ーーーー‼︎」
僕は小野寺君に声をかけようと思ったのだが、千棘さんに声をかけられた。
千棘「ねぇねぇこの日誌どこに持って行くんだっけ?」
承一郎「え?さっき先生が準備室にって言ってたじゃあないか」
くっ、今小野寺君に声をかけようとしてたのに…。
承一郎「あ!ちょっと“千棘”さん!理科準備室の方だよ⁉︎また音楽の方と間違えないでよ⁉︎」
千棘さんは理科準備室へ行った。
小咲「…………名前」
承一郎「え?ああ、そうか。いや実は最初下の名前で呼び合う事になってね。なんか結構長く付き合ってるのに未だに名字なのは変だって友達に言われたんだって」
小咲「…………ふーん…」
うう…小野寺君の前で恋人アピールは辛いなぁ…。
小咲「おふぅ‼︎」ゴスゥ‼︎
承一郎「‼︎?」
だけどいきなり宮本さんの肘の一撃が小野寺君を襲う!
るり「(…先を越されたわね)」ヒソヒソ、チッ…!
小咲「(…痛いよるりちゃん)」ヒソヒソ
るり「(あんたもいっそ名前で呼びなよ)」ヒソヒソ
小咲「(出来ないよそんなの…!)」ヒソヒソ
何を言っているのか小声で分からないけど宮本さんって時々怖いなぁ…。
鶫「…おい一条承一郎。貴様お嬢を見てないか?」
鶫さんが扉を開けてそう聞いた。
承一郎「ん?ああ…彼女なら理科準備室に…」
鶫「そうか、それは都合が良いな」
承一郎「?」
鶫「実は皆さんにお嬢には内緒のお話があるんですちょうどお揃いのようですし少しよろしいですか?」
小咲「内緒の?」
鶫さんが千棘さんに内緒というのはかなり珍しい。
承一郎「……集がいないけど」
鶫「皆さんお揃いのようですし」
承一郎「………そうか…(察し)」
鶫「実は今日は千棘お嬢様のお誕生日なのです!なので私お嬢を楽しませて差し上げたくサプライズパーティー等計画中でして、ぜひそのパーティーに皆さんご招待したいのです」
鶫「皆さんが来て下さればお嬢も大変喜ばれると思うのですが…」
小咲「へー!行くよもちろん‼︎」
承一郎「ふーん…じゃあプレゼントとか用意しないとね」
鶫「……まぁ貴様もどうしてもと言うなら?貴様も一応お嬢の恋人でもあるし呼んでやらんでもないが…」
承一郎「…なんだい?そんなに嫌なら行かないよ。野郎一人だと気まずいし」
鶫「…………来いよ」
承一郎「え?どっちなんだい?」
るり「よし、なら放課後二人で一緒にプレゼント選んで来なよ」
承一郎・小咲「「えっ」」
小咲「るるるるりちゃん⁉︎」
承一郎「宮本さん、君は来ないのかい…⁉︎」
るり「あーゴメン実は今日ずっとお腹痛くてさぁ…」
小咲「お昼A定食二つも食べてたでしょ⁉︎」
るり「ほら二人で相談した方が早くプレゼントも決まるでしょ?」
承一郎「だっ…だったら宮本さんも…!」
るり「いいからとにかく行け‼︎!」
こういうやりとりがあり、五時喫茶店に私服で集合することになった。
キング・クリムゾン‼︎
喫茶店内───
僕は喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
承一郎(…なんかこんな所で待ち合わせって、なんかデートっぽくないかな?)
JOJO(うむ…確かにそういう感じはするが、一緒にプレゼント選びに行くぐらいだとデートって呼べないんじゃあないのか?)
承一郎(うーん、分からない…)
すると小野寺君が僕の席の近くに走って来た。どうやら小野寺君は僕が近くにいる事に気づいていないらしい。
承一郎(そういえば店の中入るって言ってなかったな。どうしよう声をかけ…、あ、気付いたかな?)
小野寺君はガラスに顔を向けた。そして息を整えて、ガラスを見て髪を整えた。
承一郎・JOJO((い…癒される…))
小野寺は気付いたようで顔が赤くなった。
小咲「…………で…では早速、千棘ちゃんのプレゼントについて相談しようかな…?」グス…
承一郎(……そうか…スルーして欲しいのか…)
小咲「…ねぇ、誕生日ってどんな物貰うと嬉しいかな」
承一郎「うーん、そういうのはあんまり話していないからな…」
承一郎(ん?そういえば小野寺君の誕生日聞いてないな…。まだ過ぎてなければいつか小野寺君にも…)
承一郎「……ねぇ小野…」
小咲「よし!やっぱりお店で見ながら考えようよ。きっとその方が早………?何か言った?」
承一郎「……いや何も」
…まぁまだ聞けるチャンスがあるはず…。
キング・クリムゾン‼︎
小咲「……良かったね〜。良い物が見つかって」
…と思っていた自分がいました…。
承一郎(ああ、もっと色々話したかったのに…。なんかもう道中胸いっぱいで…)
小咲「……楽しかった?一条承…」
承一郎「…え?」
小咲「ほら…その…るりちゃんのせいで無理矢理付き合わせちゃったからホントは…どっか我慢してないかなって…」
承一郎「なっ…何言ってるんだよ。そんなわけないだろう…!楽しかったよ僕は…!」
小咲「…そっか、良かった…。…ねぇ、ちょっと寄り道していい?」
承一郎「え?良いよ」
小咲の秘密の場所───
承一郎「おおーーーー‼︎すごい眺めだね!」
僕は小野寺君に凡矢理町を見渡せる場所へ案内してもらっていた。
承一郎「あの狭い路地の奥にこんな場所があったとはね…」
小咲「昔偶然見つけたの。私の秘密の場所なんだ。良い所でしょ?」
承一郎「ああ、とても良い所だね。…ちなみに他に誰が知っているんだい?えーと宮本さんと…」
小咲「知らないよ」
承一郎「え?」
小咲「だって教えてないもん。…私と一条君だけの秘密。…誰にも言っちゃダメだよ?」
承一郎「えっ⁉︎いいのかい⁉︎そんな秘密僕なんかに教えて…⁉︎」
小咲「アハハ!いいよもちろん。私も今日楽しかったからなんとなく…そのお礼」
承一郎「ありがとう!絶対に誰にも言わないさ!約束するよ‼︎」
小咲「うん…、“約束”だよ?承一郎君」
その時、小野寺君の顔が10年前の約束の女の子と重なった。
え…今の…?いや、そんなわけ…。
小咲「……アハハ…やっぱり照れるね下の名前で呼ぶの。やっぱり私は一条君のが呼び易いや…!」
…今一瞬“あの子”が…。いや…今のは“約束”という言葉に反応してしまっただけ、小野寺君があの子だなんて…そんな都合良い事あるわけ…。
小咲「……ゴメン一条君、名前で呼ばれるのそんなに嫌だった?」
承一郎「えっ⁉︎いやいや全然⁉︎」
承一郎(あ、そうだ!今のウチに誕生日を聞いちゃおう…!)
承一郎「あ…あの小野寺君、ちょっといいかい…?聞きたい事があるんだけど…」
承一郎「10年前僕が約束した女の子って小野寺君?」
小咲「え…」
承一郎(え…ええ〜〜〜〜‼︎?な、何を言っているんだ僕は⁉︎)
JOJO(…なんかすごいなお前…度胸あるな結構)
承一郎(いや、意識していたからつい思わず…‼︎なんて言い訳しよう…‼︎こんな事唐突に言っても分かるわけが…‼︎)
小咲「うん…そうだよ」
承一郎「……小野…寺…君…?」
JOJO(…マジかよ)
キャラプロフィール
JOJO
瞳の色:ややレッド 体格や好み:大体同じ
一条承一郎の裏の人格。体質は吸血鬼。普段は寝ているが、肉体は共有しているので危機になったときに承一郎と入れ替わったりする。
容姿は『イリーガルレア』のアクセルに近い。いつもは承一郎に入れ替わる前に骨のマスクで承一郎になりすましている。
記憶はお互い共有していて、たまに二人で話すことがある。
基本的な戦闘スタイルはスタンドで相手との空間をつなぎ、強力な不可避の一撃を叩き込むのが多い。
父であるDIOの吸血鬼の技は全て使える。