ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子──   作:GIOGIO

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最近前書きに書くネタがない…(苦笑)

最近はMGSTPPの実況を見てたりするんですけど、弟者さんの声がすごい大塚さんと似てますね。


第31話 暗闇の中で

〜承一郎side〜

 

承一郎「じゃ…じゃあ行こうか小野寺君」

 

小咲「うん」

 

集「あ!お〜いジョジョ〜!」

 

小野寺君と肝試しに行こうとした時、集がやって来た。大事な時に…。

 

承一郎「…なんだい集…」

 

集「あのさ〜桐崎さん知らねーか?」

 

小咲「千棘ちゃん?」

 

集「それがさ〜、さっきから見当たんなくて…」

 

女子「あー桐崎さんならさっき森の中入ってくの見たよ?オバケのカッコして」

 

承一郎「え⁉︎オバケ⁉︎」

 

女子「さっき聞いたんだけどオバケ役の人がお腹壊したみたいで代打頼んだんだって」

 

集「え、そーなの?」

 

代打だって…?桐崎さん…暗いところダメなのに何やって…。

 

安達「あ、いた!舞子く〜ん!」

 

オバケ役の女子、安達さんがやって来た。

 

集「あれ?安達っちゃん?あらあらいーの?オバケの人がこんなとこいたらダメじゃあ…」

 

安達「もしかして桐崎さん戻って来てない…?」

 

集「へ?」

 

安達「いや実はさー桐崎さんにオバケ役お願いしたんだけど懐中電灯に電池入れ忘れちゃって…。もし気付いて戻ってたら渡そうと思って…」

 

…おいおい。

 

女子「明かり無いと森の中真っ暗だもんね〜」

 

男子「でも別に大丈夫でしょあの桐崎さんだし」

 

承一郎「…なぁ、彼女は」

 

安達「あ、ゴメン。やっぱ一条君は心配?大丈夫だよ、森って言っても大した広さじゃあないし猛獣がいるわけでもないし…」

 

男子1「つーかむしろ桐崎さんのオバケ役見てみたくね?桐崎さん美人だしどんなカッコでも似合いそーだもん」

 

男子2「どーする?めっちゃ怖かったら」

 

男子3「オレ脅かされたら逆にオバケに抱きついちゃおっかな〜」

 

男子2「アホ、殴られっぞ」

 

JOJO(おい承一郎、どうするんだ?このまま小野寺と行くのか?)

 

承一郎(………そりゃあまぁ、彼女が自分でやるって決めたのなら大丈夫だと思うけど、でも…)

 

蔵に閉じ込められたときのことがフラッシュバックした。あのとき彼女は泣きそうだった。

 

小咲「一条君…?」

 

承一郎「…すまない小野寺君。すぐ戻るから…!」

 

小咲「…え?」

 

そう言うと僕は森の中へ走った。

 

小咲「え…一条君…⁉︎」

 

 

 

僕は森の中を走る。

 

JOJO(どうする承一郎?俺が代わるか?)

 

承一郎「…ああ、そうだね。波紋の生命探知機は木があるから使えない!夜なら君の独壇場だ!」

 

そう言うと、僕の目が青から紅に代わり、牙が口に生える。

 

JOJO「いくぞ!『ブラッディ・シャドウ』!」ズギュン!

 

承一郎から代わった俺、JOJOは自分のスタンドの名を叫んだ。

 

JOJOのスタンドは承一郎のスタンド、『クリスタル・ボーン』とは対照的に全身黒の戦士で、右目にヒビが入り、全身にハートの模様、左目の下には『DIO』の文字があった。

 

JOJOのスタンドの背後には10個の黒い球体が浮かんでいた。

 

JOJO「空間を超越するッ!」

 

球体の一つが空間と空間をつなぎ、JOJOの体は移動した。

 

JOJO「クソ、ここにはいないか…!」

 

人間を超越した身体能力とスタンドの視力で桐崎を探す。だがここにはいない。

 

JOJO「もう一度だ!」

 

空間をつなぎながら桐崎を探し続ける。

 

 

〜千棘side〜

 

千棘「…羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹…羊が四匹…」

 

森の中で私は羊を数えて怖いのを紛らわせようとしていた。

 

千棘「羊が……だーーーーもうダメだダメだ‼︎やっぱ怖いもんは怖ーーーーーい‼︎」

 

あーーもうなんでこんな事になったんだっけ。早くウチに帰りたい…。

 

震えが止まんないし力も入んない…。

 

あれ…でもなんだっけ…。そういえば子供の頃にも一度、こんな事があったような────

 

 

 

オバケ役「ギャオォオオオォオォオォ‼︎!」

 

鶫「ヒィィィイイイィ‼︎」

 

男子がいなく、るりとペアを組んでいる鶫はゾンビの格好の男子にすごいビビっていた。

 

るり「ちょっ…ちょっと鶫さん…」

 

鶫「すすすすいません…‼︎私…こういうの全然ダメで…」

 

オバケ役「ギャオオオォオ…」

 

鶫「ヒッ…」

 

ビュン‼︎という音を立てて誰かが駆け抜けた。

 

鶫「え…あれ…?」

 

るり「今のは…」

 

 

 

千棘(そうだ、思い出した。あの日記の…!私が岩の隙間に落ちた時…!)

 

千棘(あの時の私は怖くて声も出せなくてボロボロ泣く事しか出来なくて…でもそしたらあの子が───)

 

そうだ、あの子はいつだって私が─────

 

千棘「ヒィッ…‼︎」ビクゥ‼︎

 

突然草むらから音が聞こえ、ビビってしまう。

 

振り向くと、そこには私の恋人の一条承一郎がいた。

 

承一郎の紅い目が青くなった。

 

承一郎「………オバケが泣くものじゃあないでしょ」

 

千棘「………………‼︎もやし…⁉︎」

 

〜千棘side out〜

 

 

承一郎「………大丈夫かい?」

 

千棘「………なんとか」

 

私は承一郎の服の端を掴んで森の中を歩いていた。

 

承一郎「…まったく無茶をするんじゃあないよ。出来もしないのにオバケ役なんて」

 

千棘「だって困ってたんだもん!仕方ないじゃあない!」

 

承一郎「結局周りが心配する事になるんだろう‼︎もうちょっと後先考えて行動してくれ!」

 

千棘「…じゃああんたはしたの?心配」

 

承一郎「…ん?…別にするわけないだろう」

 

だが承一郎は息を切らして、肩で息をしていた。千棘を捜すために走りまわっていたのだ。

 

承一郎「これぐらいで呼吸を乱すなんて、まだまだ練習しないとな。大丈夫かい?桐崎さん。キツかったら休憩するからちゃんと…」

 

千棘「“千棘”でいいわ」

 

承一郎「…え?」

 

千棘「千棘って呼んでいいって言ったのよ」

 

承一郎「えっ⁉︎大丈夫かい君熱でもあるんじゃあないかい⁉︎」

 

千棘「なっ…‼︎うっさい‼︎何勘違いしてんのよ…‼︎昨日お風呂で言われたのよ。私達もう結構付き合ってるのに名字で呼び合ってるんだねって」

 

千棘「だからほら!この先怪しまれない為よ!これからは私もあんたを下の名前で呼ぶからあんたも今後統一してよね!」

 

承一郎「は、はぁ…(彼女こんな事言うキャラだったっけ?)」

 

千棘「ちょっと⁉︎ちゃんと分かったの⁉︎」

 

承一郎「わっ…分かったよ。えーー…と、千棘…?」

 

千棘「うん…承一郎」

 

この時の千棘にちょっとドキッとした承一郎であった。

 

キング・クリムゾン‼︎

 

その後、波紋の生命探知機が使えないので散々に迷い、帰った頃には肝試しはすでに終わっていて、承一郎は小咲との二人きりチャンスを逃してしまった。

 

鶫「あ!お嬢ーー‼︎心配しましたよーー‼︎」

 

千棘「つぐみ!みんな!」

 

鶫は千棘に泣きつき大号泣している。

 

小咲「…鶫さんから事情聞いたよ。千棘ちゃんを迎えに行ってたんだね」

 

承一郎「ゴメン、小野寺君。すぐ戻るって言ったのに…」

 

小咲「アハハ、いいんだよ。千棘ちゃん無事だったんだし」

 

承一郎(ハァ…僕はなんて惜しい事を…。でも小野寺君が許してくれて良かった〜)

 

鶫「あ、そうだお嬢。明後日の振替休日はどうなさいますか?」

 

千棘「え?」

 

鶫「おっしゃってたじゃあないですか。初コイの子に出会った場所に行ってみたいと。明後日なら学校もないしすぐ手配致しますが…」

 

千棘「…まだいいわやっぱり」

 

鶫「え?」

 

千棘「…いいのよ今はまだ」

 

<= to be continued=




スタンドプロフィール

ブラッディ・シャドウ

ステータス
【破壊力- A/スピード- A/射程距離-D(能力射程距離- B)/持続力- A/精密動作性- B/成長性- B】

背後の10個の球体が黒い亜空間を作り出し、その亜空間で空間と空間をつなぐことができる。

球体自体は形を変形させることができる。

元ネタは特にありませんね。言うなら『デュエル・マスターズ』のカードの名前ですね。

ネーミングはジョジョの奇妙な冒険が『血統』とかがテーマになっていたからです。

模様の感じはまぁ『世界』みたいな感じですね。

『クリスタル・ボーン』の像はスタープラチナで、『ブラッディ・シャドウ』の像はザ・ワールドみたいな感じでああ〜〜イイっすかねェェェェェ〜〜〜〜と(笑)

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