ジョジョの奇妙な冒険──5人目のDIOの息子── 作:GIOGIO
何故今作品を作ろうかというと、ジョジョと他のジャンプ作品とのクロス作品を作りたいと思ってたんです。
主人公はDIOの息子ということと、ジョルノと同じギャングとかにしようということが決まり、主人公がギャングとかヤクザの作品を探していました。
そして候補として出たのがぬらりひょんの孫とニセコイなのですが、ぬらりひょんの孫だとスタンドと妖怪がごっちゃになってカオスな状態になってしまうと思い、ニセコイにしたんです。
ついでに何故この話をしたかというと、初めて感想をもらったからです。(泣)
これは承一郎と小咲が教室から去った少し後の話。
〜千棘side〜
学校内───
千棘「忘れ物をしちゃた!早く取りに行かないと!」
私は学校に置き忘れた忘れ物を取りに戻っていた。
千棘「あ!あったあった!」ガサゴソガサゴソ
目的のノートを手に入れ、帰ろうと思ったが
千棘「…ん?…あれ?これって…」
足元に何かあるのを見た。それは、承一郎の錠だった。
千棘(…ったく、何落としてるのよあのバカ。あんな大事大事言っといてその“約束の女の子”とやらが泣いちゃうわよ?)
帰りの途中、承一郎のことを愚痴る。
尺の都合上描いてなかったが、承一郎は千棘に“約束の女の子”とその約束の事を話していたのだ。メメタァ‼︎
そういえば、“約束”と言えば…。
千棘「私も子供の頃に男の子と“約束”した事があったっけ…。なんだっけ、あの時言った言葉…。えーと確か…。あ、そうだ」
私は思い出した言葉を口にする。
千棘「ザクシャ イン ラブだ…」
キング・クリムゾン‼︎
桐崎家、千棘の部屋───
千棘「…さて、こいつをどうしたものか」
今、私の手の中には承一郎のペンダントがある。
千棘(まぁあれだけ大事な物だって言ってたしね。明日返してやるか…。…ったく、“約束”の印とか言って何度も無くしてんじゃあないわよ)
私は少し承一郎に呆れる。
千棘(…『
…あれ?なんかあいつの話に似てる…?
千棘(…まさかね。再開の約束なんて私した覚えないし…。…あのバカの約束した女の子ってどんな人なんだろ。あいつは否定したけどなんだかんだ言っても再開を望んでるし、その子の事今でも好きってことよね…)
千棘(…って何を考えてんのよわたしは‼︎まぁ私には微塵も関係ない話だけど…‼︎)
千棘(あーもうこんなペンダントさっさと突っ返そう。…ってそういえば明日学校休みじゃあない)
しょうがないわねぇ…。
千棘「ん…?」
よく見たらペンダントのチェーンにヒビが入っていた。
キング・クリムゾン‼︎
一条家───
ヤクザ「坊ちゃん‼︎こっちにもありません‼︎」ドタバタ
承一郎「承太郎さん‼︎無敵の『スター・プラチナ』でなんとかして下さいよーーッ‼︎」ドタバタ
ギャーギャー‼︎ガシャアァァアン‼︎
竜「…坊ちゃん坊ちゃん‼︎坊ちゃんにお客さんっス‼︎」
承一郎「客⁉︎今はそれどころじゃあ…」
千棘「……よっ、ダーリン。落し物よ」
玄関にいたのはペンダントを持った桐崎さんだった。
承一郎「うおぉおぉお‼︎ありがとう‼︎それ桐崎さんが拾ってくれたのか〜〜‼︎…さっき失くした事に気付いて大慌てで探してたんだ。すまない、恩に着るよ…‼︎」
竜「あ‼︎坊ちゃん見つかったんスかーー⁉︎」
千棘「…気をつけなさいよね」
承一郎「…しかしなんで落としたんだ?ずっと首にかけてたハズなのに…」
千棘「…さぁ、今日体育でハズしたまま忘れてたんじゃあない…?普通に教室に落ちてたし」
承一郎「ん〜〜…。そうかなぁ…」
千棘「…じゃあそれだけだから、じゃあねバカもやし」
承一郎「え?あ…ああ、ありがとうね!」
私は車で家に帰った。
ギャング「…どうでしたお嬢。オレの直したペンダントは」
千棘「うん、バッチリ。ダーリン全然気付かなかったわ」
ギャング「ええ⁉︎いいんスか気付いて貰わなくて…。せっかくお嬢が…」
千棘「いいのよ」
───これで“チャラ”だからね、バカもやし──…
一条家、承一郎の部屋───
〜承一郎side〜
承一郎(…しかし珍しい事もあるものだな。桐崎さんがわざわざこれを届ける為だけに来るなんて。たまには良い所もあるんだな桐崎さんにも)
承一郎「…ん?なんだこれ…?なんか落…ち…」
僕が制服を脱いだとき、制服から何かが落ちた。それはペンダントのチェーンの欠けらだった。
調べたらペンダントにはチェーンが修理された跡があった。
〜承一郎sideout〜
とある廃工場───
〜?side〜
クロード様は廃工場で私を待っていた。
?「…お呼びですか。クロード様…」
クロード「…来たか、待ちわびたぞ」
そう言い、クロード様は一枚の写真を渡した。写真には、一人の男が写っていた。
クロード「こいつがお前の次の任務の目標、名は一条承一郎。すでに聞き及んでいると思うがお嬢は今この男と交際関係にある。しかし私はお嬢はこの男に騙され利用されていると睨んでいる。狡猾なガキだ…」
?「!お嬢を……許せませんねその男…」
クロード「…おまけにチビで下品でザコで小物で山猿に育てられたような肥えだめ以下のドグサレタマなしのブタ野郎…(続く)」
?「そ…そんなにですか。許せませんねその男…」
クロード「私ではお嬢を直接お守りする事が出来ない。だが私が育てた優秀な部下であるお前ならば、あのクソガキ…(以下割愛)…の魔の手からお嬢を救い出す事が出来るだろう」
クロード「もし奴が本物の恋人でなかったと判明したら、手段を選ぶな、殺せ」
?「…了解しました。お嬢は私が必ず救い出します…‼︎」
…お嬢、待っていて下さい…。そして今度こそ果たしに行きます。
あの十年前の約束を──…
<= to be continued=
一条家───
承一郎「ハックション‼︎」
承太郎「どうした承一郎。風邪か?」
承一郎「いや、誰かに馬鹿にされたような…」
承太郎「…?」