流星と風の使徒   作:鏡面ライダー

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私がやり方を決めるまで+α

 

流星のロックマン

 

ロックマンシリーズの作品であり、端的に言えば、引きこもりの少年が絆の力で世界を救うストーリーのゲームである。

 

世界を救う、ストーリーである。

 

そう、この世界、短期間に集中して大体三回くらい世界の危機が訪れる。しかもシリーズ通して敵が襲いかかってくるついでに主人公のスバルくんのメンタルにも攻撃してくるという当時の全年齢対象ゲームにしては珍しい心折設計。

特に委員長のアレは許されない。おのれ赤マダオめ、もし会ったら気がつかれないように地味な嫌がらせしてやる(ビビり)。

それでも戦えるスバルくんってすごいよね、アイアンハート、というにはちゃんとダメージ受けてるから、立ち直りが早いタイプなのかな?あとは周りに恵まれてるってのもあるか。

 

 

話がズレたが、要するにこの世界は絶対お断りだった世界滅亡の危機系の世界だったというわけだ。

 

救いと言えば原作を知っていることと、味方陣営で死亡者は出ていないことか。まぁ結構ギリギリな状態まではいくんだけどね………。

 

可能なら家で待機しながら世界が救われるのを待つのが一番楽なんだけど………。

 

「正直………安心できない………」

 

自意識過剰かもしれないが、私が来たせいで何かしらの影響が出ていた場合が怖い。

多少苦戦が増えるとかならまだいいが、原作メンバーの誰かが死んでしまったり、最悪の展開でロックマンが敗北してしまえばもうその時点で詰みである。

私1人程度でそんな大きな影響があるとは思えないが、それでも不安は残る。

 

「と言ってもなぁ………」

 

かと言って、原作に介入するのも難しいのだ。

 

まず友人として近づくという方法だが、仮に同じ学校で同学年でクラスメイトだったとしても、無理矢理ねじ込んでいいところクラスメイトCあたりが関の山だろう。スバルくん人と積極的に関わらないし、学校に行くのって原作開始してからそこそこ経ってからだし。

委員長側から接近するにも、正直あのテンションについて行ける自信がない。

うまくスバルくんだけと親交を深める、というのは難易度が高い。でも最終的には委員長たちとも関わることになるから、ある程度はどうにかしておかないとなぁ………。

 

次にヒロイン枠………なのだが………。どう考えても無理である。見た目が美少女でも中身が私な上に、ライバルがツンデレ委員長(美少女)と大人気アイドル(当然美少女)である。うん、死んだ目で喉やられてあんまり話せない上に中身が残念な私じゃどう考えても無理。アゾられるまでも無くトッキーも諦めるレベルだ。

 

かと言って一緒に戦う、となると、前提として電波変換できなければ話にならない。

電波変換の方法は、FM星人かAM星人に協力してもらう、古代のスターキャリアーと古代の電波に協力してもらう、ハンターVGが開発されるまで待って適性があることを願う、の三つが原作から考えられる方法だ。

 

三つ目はまず除外。とてもじゃないが遅すぎる。

二つ目も除外していいだろう。手に入れるのが難しすぎる。

となると一つ目になるのだが、これはこれで厳しい。原作に出てくるFM星人はみんな敵かパートナーがいるかのどちらかだからだ。AM星人に至ってはウォーロックと三賢者くらいしかいない。一応一体だけ可能性のある相手がいるが、それでも厳しいだろう。

 

三つとも、可能性は薄い。

 

「………でも………他に手がないわけじゃ………ない………」

 

実のところ、思いつく方法が他にも一つある。可能性が薄いのは変わりないが、もともとの可能性も薄いのだ、当たってくれればラッキー、当たらなければ次を考えればいい。

実際、一緒に戦うのが一番介入しやすいし、サポートも容易だ。

 

「試すだけの………価値はある………」

 

この時点である程度方針は決まった。

 

そうと決まれば早めに行動を起こさなければ。

 

私は素早くパジャマから着替え、トランサーを起動し、外へ出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今がもう夜の11時近くということに気がつき、そそくさと家に戻ったのだった。

 

 

 

 

ーハルカの部屋ー

 

 

自分の間抜けさに呆れながら、もう寝ようと自室に戻った私だが、ある事を忘れていた。

 

「………寝ようと………思ってたんだけど………」

 

そうだった………私の部屋散らかってるんだった………。

 

机にはそこそこな数のカードフォースが山積みになっているし、床には空のペットボトルが何本も転がり、コンビニ弁当のものらしき容器がゴミ箱に入りきらずに、周りに落ちている。

ベッドも掛け布団が足元の方に雑に追いやられていて、本棚は数冊しか本がなく、元は本棚にあったろう本は床に積まれ、ついでに部屋の空気がすごい埃っぽい。そりゃ喉やられるわ。

唯一片付いているのは部屋の隅に置かれたパソコン周りの一角だけだ。

 

これはアレだな、まずは片付けないと話にならないなこれ。

 

 

 

ー1時間後ー

 

 

よ、ようやく片付いた………。

散らかってたのがほぼゴミばかりだったのが幸いだった。ゴミを捨てて掃除機かけてってだけで一部屋だけなのにこれだけかかるって………。………ここの掃除機音めっちゃ静かだったから近所迷惑ではないと思う………。

 

とにかくこれでようやく寝れる………。

 

うん、だから本棚に入りきらなかった本のことは明日考えよう。とりあえずそろそろ寝ないと本当に倒れそうだ、二日連続で倒れるとかシャレにならない。

あ、でも埃まみれだからシャワーだけ浴びとこう………。

 

そしてパジャマに着替えた私はさっさとベッドに入り、就寝したのだった。

 

 

「………」

 

 

「………………」

 

 

「………………………」

 

 

 

「………まだ布団………ちょっと埃っぽい………」

 

掃除機で吸った程度じゃダメか………明日布団洗濯しないと………な………





うーん………やっぱりあんまり長くならないなぁ………

せめてできるだけ早く投稿できるようにはします!

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