Mokepon ~DarkSide Story of Pokemon~   作:Mitchell

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金の入れ歯を返し、大金と秘伝マシンを手に入れたシャトシ。

なみのりを覚えられるmokeponを手に入れるために、ジムは後回しで東へ進む


#45 アザラシの背に命を預けられるか

とりあえず昨日の夜は予定通り酢豚を食ったことを報告しておこう。

 

 

みんなは思わなかっただろうか

 

空を飛べるmokeponがいるのならなみのりなどは不要ではないかと

 

 

だが海は広い

 

もしもmokeponが疲れたり傷ついたりした時に

 

mokeponが力尽きてしまったら海へ真っ逆さまだろ

 

 

また空をまたぐ旅は、俺にも負担がものすごくかかる

 

風よけの装置とかつけるのも大変だしね

 

 

だから俺を運べるようになる技を覚えてもらえるのはありがたい

 

この秘伝マシンが無いと、背に荷を担いでバランスを取ることができないんだとか

 

 

何だかんだ技・秘伝マシンの使い方もわかったしねぇww

 

 

あれ実はmokepon図鑑にセットして読み込ませ

 

そこから発射されるオッキード光線でmokeponの遺伝子情報を書き換えるんだと

 

考えようによっちゃあおっかねぇよなwww

 

 

というわけで、水を扱えるmokeponを探しに行こう

 

だが何でもいいというわけではない

 

 

例えばアザラシの背中に乗って航海できるか?

 

否。すべる。背中がものっそいつるっつるに滑る。

 

 

しかもアザラシは多分途中で潜る。俺は100%溺れる。

 

自らのmokeponに見捨てられてドザエモン…

 

これだったら風圧にさらされたほうがまだまし…

 

 

だからスタミナや速度、乗り心地とかも考えて

 

良さそうなものを捕まえていこうか

 

 

さて、そうと決まったら東の方へ行こう

 

 

ジム攻略はどうしたって?

 

セクチキのジムは毒系を扱うらしく

 

実のところ今は対抗策を見いだせていない

 

 

だからとりあえず海路を確保しながら、

 

このジムのクリアも同時並行的に考えていこう

 

 

東に向かうのは、その地にストリートファイターが多いらしいから

 

ここで経験値と資金を稼いで、話を先に進めなければな

 

どーせまた大人の事情でしばらく冒険が止まるんだろうからな!((

 

 

 

どうでもいいがずっと引っかかっていることがある

 

あのサファリパークの社長の話だ

 

 

あの時は雰囲気に気圧されて酢豚のこと以外何も考えられなかったが

 

よく考えるとあの話はおかしい

 

 

あの話の舞台は今から30年前のはず

 

なのにどうしてそんなときに入れ歯をプレゼントされたのだろうか

 

若くして全ての歯が入れ歯になったということなのか?

 

 

いやいや待てよ

 

それによくよく考えたらあの言い回しも気にかかる

 

「横にでもなって話を聞いてくれ」なんて普通言うか??

 

 

なんで初対面のやつがソファーの上で横になれるんだよ

 

あんなの最初からおかしい話だった…

 

 

いやいや待て待て

 

「横になる」って英語で「lie」だよな…

 

 

そして「lie」には2つの意味があった

 

1つは「横になる」「横たわる」

 

そしてもう1つは「嘘をつく」だ

 

 

まさかあのジジイ…

 

まさかとは思うがあの話は全て…

 

 

ははっまさかな…考えすぎだよな…

 

 

さて、ストリートファイター相手に戦ってmokepon育ててやんぜ!


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