Mokepon ~DarkSide Story of Pokemon~   作:Mitchell

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史上最大級の人口火事を起こして不良を半殺しにしたシャトシ。

いくら相手が不良でもここまでやって罪悪感とかないのか?


#41 乱獲の対価にあるもの

ある心理学者がこんな実験をした

 

別部屋にいる人間Aにクイズを出し、不正解なら電流を与えるというもの

 

だがそれは真っ赤な嘘。あくまでもAは電流を流されている「フリ」をしているだけだ。

 

 

この実験における本当の被験者は、クイズを出題し、電流を流す人間B

 

Bはこの実験を主催した心理学者にこう言われた

 

「私たちが結果の全責任を持つから、間違えたら容赦なく電流を流せ」

 

 

電流は問題を間違えるごとに強くなり、ついにAの声は途絶える

 

Bは「もうまずいのでは」「やめたほうがいいのでは」と伝えるが

 

頑なに「続けろ」と伝えられる

 

 

すると大半のB役は電流を最大値まで流したという

 

学者の言うことだし、責任は持ってくれるらしいし、という気持ちからだ

 

 

この「ミルグラム実験」は

 

「どんな残虐行為に対してでも、権威ある人の命令で、かつ自分が責任を負わなくていいのなら、それに従うのではないか」

 

ということを検証した実験だ

 

 

そして状況としては、今回俺もこういう状況にあった

 

街(=強大な権力)のバックアップがあったのだから…

 

 

ま、それと今回のこれとは違うかもしれんけどwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

というわけでストレスを晴らせて上機嫌の俺は

 

サイクリングロードを駆け抜け、次の街「セクチキシティ」へ到着した。

 

 

街に入ったとたん、やたらと看板が目に付く

 

「セクチキ名物、サファリパーク!」

 

「今なら期間限定で、珍しいmokeponを特別良心価格で獲り放題!」

 

「さらに今なら特別イベントがあるぞ!」

 

 

スカっとした上に何か闇の深そうな面白い看板がある

 

これは行ってみるしかねぇな!

 

 

早速詳細を聞いてみるためにサファリパークへ向かう

 

 

「いらっしゃいませ!当サファリパークは初めてですか?」

 

というかこの街自体が初めてだよ

 

 

「今なら期間限定、たったの500円/10分でmokepon獲り放題!」

 

闇深すぎるだろ…だって単純に乱獲なんだもの。

 

 

「さ!ボール20個で頑張って!」

 

ああ、上限あるのね、獲り放題じゃねぇじゃんwwwww

 

 

他にも色々聞いてみたので、それも総合してまとめると、

 

 

・使用するボールはここでしか使えず、ここのmokeponはこのボール以外のボールでは捕まえられない(mokeponの一部を遺伝子改造しており、通常のボールの原子分解システムが通用しない)

 

・バトルはできない。石か餌を投げてmokeponを捕獲する

 

・時間は10分限定、延長なし。時間が来たらボールは遠隔操作で使用不可となる

 

・料金は500円、前払・税込方式(通常は1万円)

 

・mokeponはここにしか生息しないものも数種類いる

 

・イベントは「ある物」を探し事務局に提示すれば賞金ゲット

 

 

なるほど、闇の深さの正体はこいつか

 

最大限このキャンペーンを活かしつつ、賞金を狙うぜ!




セクチキシティ→セキチクシティ

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