Mokepon ~DarkSide Story of Pokemon~ 作:Mitchell
…え?違う?さーせんwwww
思えばシルゲとの因縁は幼少期にまでさかのぼる
あいつは昔からいけすかねぇやつだったんだよ
性格悪いくせにイケメンだし、何より人当たりがいい所が気に食わねぇ
世界十大頭脳の孫だか何だか知らねぇが
エリート特有の鼻につく感じがどうにも腹立たしい
そして事あるごとに俺を見下してくる
「シャクトリムシ」なんてあだ名もその1つ
チクバの船では本気で溺れちまってもいいやあんなやつって思っちゃったよねwwww
mokeponタワーにあいつの霊でも出ないかなwww
…いかんいかん、性格悪いと彼女ができないぞ☆
そんなこんなでタワーに到着…
なんだよ全然何もねぇじゃん、普通に人いっぱいいるし…
期待して損したーなんて思ってたら受付のねーちゃん
「これより上の階でmokeponの霊が祀られております」だって
んじゃまずは2階へ向かうか…ん?
見慣れた奴がびくびくしながら歩いてるな…
「あー怖いよぉー…お姉ちゃん…うぅ…」
あの聞きなれたいけすかねぇ声…まさかシルゲ??
っへぇー!あいつ苦手なんだこういうのwwwwwwwww
できることなら霊の状態でそのツラ拝みたかったが
これはこれで面白い、ちょっくら仕返ししてやるかwwwww
前拉致してきたガキ共にまた催眠術をかけて…
「もうこんなところ早く出たいよぉー…でも図鑑完成のためにここのmokepon捕まえないと…」
『そのmokeponって…私のことかしら…』
「ギャー!!!でたー!!!こ、子どものお化けー!!」
はははwwwwwwwwww愉快愉快wwwwwwwwww
いや実際怖いと思うよ
ローソク頭につけた鬼の能面が首切り鎌(アルミで作ったレプリカだけど)持って
こんな場所で4体も出てきたらそりゃビビるよねwwwww
いやいや同情するぜはははwwwwwwwwww
ひとしきり笑ったのでこいつらを退場させて何食わぬ顔でシルゲの前に現れてみよう
さすがに自分がシスコンだって俺にバレたと知るのはさすがに可哀相かなって思ったから
何食わぬ顔で行ってやるんだぜ?俺マジ優しいwwww
「よ、よぉシャクトリムシ君今日は自分のmokeponの供養かな?弱ぇと大変だなははは」
おーい目の焦点が定まってないぞーどこ見てんだー
「おおお俺は違うぞ図鑑の完成のためにこんなところまできてやったんだからな」
唇真っ青じゃんここ氷点下とかじゃないんだけど
「しかしあれだな幽霊タワーなんてこんなモンかははは全然余裕だったぜ」
おい股びちょびちょだぞ今のお前船であった女に見られたらドン引きされるぞ鏡見て来いよ
「じゃ、じゃあ俺はこれで先に行くから、呪われんじゃねぇぞーははは」
呪われてるのはお前だよその目も当てられないダサさは呪い級だよ
ちょっとやりすぎたかな、さすがに哀れに思えてきたわ…
ま、でもあいつにはこれくらいやっとかねぇと腹の虫が治まらねぇからなwwww
にしても最上階には何があるんだろうな
俺は上を目指すぜ!
…あれ、シルゲの向かった方から女の悲鳴と笑い声が…