FGOイベント連続って何事ですかね・・・
めんどい・・・
セミラミス来たからうれしですが・・・
ああ・・・でも式ほしいから頑張らないとなぁ・・・・
魔理沙を見送ったアリスが家に入ると即行で扉を閉め、鍵をかけ、逃げ出した
が
「おいおい、なんで逃げるんだ?アリス?」
壁をすり抜けてすぐにアリスの肩をつかむ
「貴女がいるからに決まっているでしょう!?なんで私の家にいるの魅魔!」
アリスが声を荒げながら抗議する
昔、メイド服を着せられメイドの仕事をさせられた嫌な思い出があるからだ
いじりにいじられたとてつもなく嫌な記憶
そしてこの悪霊はあのフワフワした親とも仲がいいのだから、余計にたちが悪い
「な~に今回は神綺からお前宛の手紙を届けに来たのと弟子の様子を見に来ただけさ」
魅魔と呼ばれた緑の髪で青いセーラー服を着た悪霊は笑いながら答えた
それに驚いたのはアリスの方である
「手紙!?いや!それより弟子!?だいぶ昔に魔理沙って子をを弟子にして老衰で死んでからもう弟子は取らないって・・・」
「いや、手紙の方を気にしてほしいねぇ・・・」
「あの親の手紙の中身は想像がつくけれども!弟子の方が未知数で気になるわよ!?」
「あんたもなかなかひどいこと言うねぇ・・・気持ちはわかるけれど・・・」
ここに来る時にギャンギャン泣かれて来たことは内緒にしておく
余計に酷いことになりそうだと思ったからだ
それに、あんなのでもそれなりに仲のいい友人でもあるのだ
いじりやすいし、反応が面白いからでもあるが・・・
「それで?誰なの?弟子って?」
ジーっと目をそらさず見つめてくる
逃げようかと思ったが、さっきの仕返しか既に人形に包囲されていた
「・・・魔理沙」
「え?」
「魔理沙だよ、さっきまでいた、あいつが弟子だよ」
「ええ!?」
魔理沙の師匠が魅魔!?
なに!?
歴史は繰り返すってこと!?
「うーん・・・小さかったあいつに押し切られてなぁ・・・名前も同じだったし・・・それに・・・」
「それに?」
「感じた魂の感じが似てたんだ・・・それで・・・ちょっとな・・・」
その時だ、ほんの一瞬、何か嫌な感覚がその場に流れたのは
「何?今のは・・・」
「魔理沙・・・?」
魅魔は微かに今の流れたもの中に魔理沙の魔力を感じた
妖怪の山
今、その山は緊張状態にあった
風見幽香が一人妖怪の山を訪ねてきたからだ
彼女が妖怪の山を恐怖に陥れたことは記憶に新しい
いまだに数十人復帰できていないうえに、当事者たる射命丸文は家に引きこもり今回、幽香の気配を微かに感じただけで発狂してしまった
今まで引篭りと言われていた友人の姫海棠はたてがそばにつきっきりだ
意外ともろい子だったのだろうなぁ・・・
天魔はそう思う
逆に犬走椛は次の日には復帰していた
時々あわあわして可愛らしいが、神経は河童の鉄で作った紐、ワイヤーだったか?
それ並みにタフなのだろう
私と変わってほしいぐらいだ
これから、風見幽香と会うのだその精神力を分けてほしい
「天魔様、風見幽香様をお連れいたしました」
「はいりなさい」
そう声をかけると、ふすまが開き、いつもの赤いロングスカートに白のシャツ、その上から赤いベスト
いつも通りそう思いたかったが
その表情は少し険しいものだった
「立ち入りを許可してくれて助かるわ天魔」
「いや、それぐらいは・・・ところで・・・一体何用で?私に面会を求めるなど・・・謝罪はこの間受けたばかりであるし・・・」
「お父様・・・影陽が能力を使ってどこかへ消えた・・・」
その言葉を聞いて天魔は顔色を変えた
影陽殿が能力を行使するなどめったにないことだ
それに必ず、誰かに何があったか教えてくれるという
だがそれもなく、突然の能力行使
何か緊急のことが起きたのか
その時突然、スキマが開き中から八雲の式の九尾が飛び出してきた
「天魔殿!突然失礼・・・・風見幽香!?」
「まあ・・・驚いて当然か・・・何があった藍殿」
「失礼・・・侵入者です、博麗大結界の一部を何者かが破壊し侵入しました」
「それか!」
「え!?」
話がつながる
影陽殿が能力を使ったのも理解できる
「天魔殿には悪いのだが・・・兵を出してもらえないだろうか・・・?」
「なぜだ?我々は基本的に中立、手は貸さないといったはずだが?」
「影陽殿のおかげで現在の博麗大結界は、苗床を無限に増やしていくような生き物や、悪意のあるもの、生きるため以外で人を殺したものは神であろうと入れないような強固なものになっている」
「・・・・人食い妖怪はどうなるんだそれ?」
「入れる、生きるために人を食うのだからな、そして、分かっただろう?」
「ああ、理解した、すぐ準備をする、だが・・・影陽殿の結界を破るような者を相手にどこまでやれるかは・・・保証できんぞ」
「かまいません、危ないと思ったら逃げていいと・・・ただ、見つからないから探すのを手伝ってほしいと」
「分かった、確かに適任だろう、影陽殿も動いているようだしな、場所は」
「魔法の森です、ご協力感謝いたします」
「私も行くとしましょう、かまわないでしょう?」
「あ、ああ・・・」
風見幽香も同行する
ある意味ほぼすべての最大戦力がそろうことになる
今回、紅魔館には声をかけていない
あそこは夜にならなければほとんど動けないからだ
後でうるさそうだが・・・
すぐにでも片付けておきたい案件だ
戦力にならない者は入れられない
妹の方は手を借りたいが・・・
「では、私はこれで、よろしくお願いします」
そういって藍はスキマに戻った
「大天狗!足の速い者と戦いなれた烏天狗、白狼天狗を集めろ!侵入者捜索に当たる!私も出るぞ!」
「は!」
すぐに出撃の準備を下す
天魔がいない間は大天狗に任せる手はずだ
「私も一緒に行くわ、かまわないかしら?」
「了解した、感謝する」
数分後、天魔と幽香に率いられた天狗が山から飛び立った
「あまり、いいものはないな・・・・使えそうなのは・・・お!冥界の魂の檻か・・・あとは・・・神性を貫けるもの・・・・」