東方魂探録   作:アイレス

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前回最後に出したあいつ・・・
次あたりに出そうかね・・・月の前に・・・
魔理沙にゃ悪いが・・・憑代という犠牲になってもらおう



第82話

冬が過ぎ、リリーホワイトが飛び回る

幻想郷に春がやってきた

 

やってきた?のだろうか?

なぜか知らないが、花が咲きまくっていた

本当に謎であったのだが・・・

そんな分かりやすい異変に霊夢は飛び出していったようだが

原因は霊にあるらしい

どうも60年おきほどで起こるものらしい

別にどうでもいいことだが

外で大量の人が死んだからとか

 

で、本当にそんなことはどうでもいいという感じで永遠亭は回っていた

何故か?

四季折々の植物や花が咲き乱れている

つまり

季節に少ししか取れない、薬の元となるものがそこら中にあるわけだ

採集しないわけがない

今、永遠亭はチビイナバ、鈴仙、てゐ、輝夜に妹紅、影陽、お願いして魔理沙も借り出して採集を行っていた

後は・・・

幽香にもお願いしての採集だ

元々から植物の扱いには慣れている

どのあたりにどの植物があるか知っている

鈴仙やイナバに場所を教えてほしいとお願いしていた

ここ数か月で何とかある程度まで他人と会話できる程度まではなっていた

とはいっても

それなりに仲のいい子はいたようだが

 

・・・・その子の場合たまたま近くで生まれたての付喪神らしい

幽香のことを知らないから

実際に話す幽香しか知らないから仲がいいのだと思っている

 

影陽は今日、幽香の家に来ていた

なんだか嫌な予感があったのと

単純に幽香のことが心配になっただけだ

なんだかんだで・・・親ばかな気がする

 

永琳も・・・

時々抜け出して紅魔館に行っているようだ

この間咲夜から話を聞いて把握している

ばれてるのか・・・本人に・・・

 

花咲き乱れる道を幽香の住む家へ足を進める

すると視界がだんだん黄色に染まる

無数のひまわりが丘中を埋め尽くしていた

なかなかに壮観である

ただ、季節が夏でないことが少し惜しい

 

少し残念な気持ちで家に近づくと

 

「人間がこんなところに何の用だ!」

 

可愛らしい声が聞こえてくる

ふと、目線を下におろすと門のところに小さな子供がいた

ウェーブのかかったショートボブの金髪に赤いリボン

赤と黒を基本としたドレスのようなものを着ている

背は・・・子供というより人形だ

と言うことは、あれが仲良くなった付喪神とやらか

 

「君は・・・確か・・メディスン・メランコリー、かい?」

 

「・・・なんで名前を・・・」

 

「幽香が話してくれたからな」

 

「・・・・」

 

黙ったところで幽香が出てきた

 

「あら、お父様?いらっしゃい」

 

「え?」

 

「あら、メディも来たの?ふふっ、紹介するわ、彼は私の義父、八雲影陽よ、それと人間ではないから大丈夫よ」

 

「・・・・」

 

「嫌われたかな?まあ、ちょっと胡散臭いだろうしなぁ」

 

「そんなことないわよ?お父様?それで今日はなにか?」

 

「ああ、ちょっと様子を見に来たんだ、霊夢が突撃したとか聞いたからな」

 

幽香のもとにあの巫女が突撃したと聞いたのは最近だ

本人もこの間会ったときは何も言わなかったから知らなかった

 

「ああ・・・少し仲良くなって・・・少し脅かしたかったから・・・」

 

少し照れながら話す幽香

可愛らしい

そんな幽香の様子にメディスンは目を丸くしている

 

「まあ、仲のいいやつが増えたのはいいことだ」

 

安心して、話を切り上げる

あまりこっちに時間をかけると永琳からの嫉妬の視線がつらいのだ

それと、忙しい採集の手伝いもしなければならない

 

「じゃあ、私はこれで、そのうちメディスンも連れて遊びに来い」

 

そう言い残して永遠亭へ戻る

少しでも平和な時間が続くことを祈りながら

 

 

 

 

「ふふ・・・この子は良さそうね・・・」




ちょい主人公の詳しい解説を
無茶苦茶な設定なんだよなぁ・・・ほんと・・・
何でこんなもの書こうと思ったのか・・・
能力も公開ほとんど使ってないモノもある気がするけど

八雲影陽 又は 八雲光淵

影陽は元々の名前、光淵は偽名であったが名前の無き魂の名前となる
元々影陽は生まれるはずのない者であった
生まれることなく死ぬ存在であった

それを救ったのが光淵という存在
彼は、影陽の世界とは別の世界線から来た
幾多に枝分かれする世界の大本に近い世界
そこの世界の始まりの存在
宇宙の始まりより存在した混沌の魂
ただ、なにもないことに飽き、逃げだし追っ手から逃げるため、歴史の管理者のもとにいた消された世界から回収された神具を管理する無垢な魂を奪って逃げた
逃げた世界で見つけたのが影陽である

油断して、影陽の生きようとする力に引っ張られて影陽の体に憑くことになる
だが、好都合なことにうまく影陽の魂をすりつぶさずに憑くことができ、追っ手をまくことに成功する
ただし、このせいで、人としてあり得ないような髪の色と瞳になる
また、現れることのない能力を開花させる結果となる
義妹となったマエリベリー・ハーンの能力は他の世界が足り者を補おうとした結果覚醒
ただし、影陽の近くにいたため覚醒は遅れる
覚醒したメリーは今の世界へ拉致られる
蓮子は・・・まだ内緒

影陽は死にかけたところで光淵が能力を使用しメリーの世界の始まりまで飛び、そこの始まりの光の魂を得る対はルーミア

光淵はもう彼の中にはいない
限界の来た影陽の魂に自分の全てを受け渡し消滅した

能力について

「空間と重力と時間を扱う程度の能力」光淵の能力宇宙の始まりの魂にふさわしい?

「原子を操る程度の能力」光の魂が持つはずであった能力、奪ったとも言う

「魔法を使う程度の能力」影陽の能力、ただし聖と同じく身体能力強化に特化

「技能を写す(コピー)する程度の能力」歴史上の人物の動きを完全に模倣する能力

「世界の廃棄物を扱う程度の能力」神具を管理していた無垢な魂の能力、無垢な魂を使

用していた管理者にとっては神具であろうとただの廃棄物でしか無かった(fate的にギルガメッシュのものの上位互換、複数の世界をまとめて管理していたため重複がかなりあるのが特徴)

ただのチートだよなぁ・・・・
まあ・・・へたくそだからチートで補っているとも言うのか・・・

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