東方魂探録   作:アイレス

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能力多すぎって?
いいじゃない?
自分が書いていて楽しければいいんだから

批判?批判するぐらいなら読まなければいいじゃない

ストレスを文字に打ち出して書いているんだからチートなんだ察して




第8話

鳳扇を見送って私は一人誰もいなくなった都市を歩いていた。

ここにはもう誰もいない

住んでいた者は月へ行くか、他の都市へ行ってしまった。

都市は残っていてももうここは廃墟も同然だ。

 

足は、自然と長い年月を永琳と過ごしたあの部屋へ向かう。

途中には、初めて顔を合わせた牢獄棟

能力の制御が出来ず最大出力で蹴りを放ち鳳扇とその部隊全員を風圧で蹴り飛ばし壁を崩壊させてしまった演習場。

書類を押しつけるために屑どもが隠れて待っていた場所

そしてその場で鳳扇、もしくは永琳にそいつらは怒られていた。

2人の書類は私に来たが・・・。

そして永琳の薬が失敗して爆発し建物が倒壊した場所

 

そこらかしこに思い出があった。

 

なんかと数億年生きてないな・・・・ほんと分からないものである・・・

XXXXXX・XXX君よ、私の大切な義妹よ君は何所へ行ってしまった?

私と同じならどこかで生きていてもおかしくはない。

本当に何所に行ったんだ?

 

考え事をしていると周りが見えなくなってしまう。

とっくに開発局を通り過ぎていることに気づき来た道を戻る。

 

部屋には机などは残っているしかしほとんどは処分されがらんとした雰囲気が郷愁を誘う。

自分には部屋はなく、というよりも断っていた。

仕事も多かったからこの部屋の床や椅子で寝ていた。

永琳や他の研究員、鳳扇にも踏まれたこともある。

そのことはいい笑い話だ。

 

自分の席に着き、一番下の引き出しを引き出す。

そこには、この世界に来ていたときに使った刀が入っていた。

 

どんなに手入れをしても時間には逆らえずもう切ることも出来ない。

ただ、この世界に来たときのことを忘れない物であった。

 

全ての荷物を持って立ち上がった瞬間のことだった。

 

閃光が走りその後を追従するように爆風が走り抜ける。

訳が分からない

閃光に焼かれ、爆風で飛ばされてきた破片にずたずたにされ

 

彼の意識は消えた。

 

 

 

「あ~あ、やってくれるねぇ傲慢な者ども。さてさて、あの子は回収してあげないと行けないなぁ。誰がなんと言おうと、私の弟のようなもんだしねぇ?」

 

暗闇が現れ、そこから長い金髪を風になびかせながら黒いドレスを着た女性が出てくる。

そして、抱えようとした

 

「大丈夫だ、常闇を統べる者。」

 

「お?」

 

目に見えていた傷がみるみるうちに直り服が漆黒の水干のような物に変化する。

 

「何年ぶりかしら?あなたが出てくるのは?普段はその体の持ち主でしょ?」

 

「関係ない、あっちも私も同じだいや、もう私になった。」

 

「あら?そうなの?」

 

「ああ、今ので完全に私と1つになった。あいつは私で私はあいつだ。」

 

「あらあら、まあいいわ。それでどうするのかしら?」

 

「この星が落ち着くまでは自分のところにいることにしようと思う。」

 

「そっ、じゃあ、私は失礼するわ。じゃあね、始まりの闇を呑んだ閃光の残骸にして利用された者」

 

「その名はやめてほしいな、常闇の姉さん、今の私には名前がある。」

 

「知らないわ、聞いてないもの。」

 

「この体の持ち主の名前だ。まあ、さっきまで偽名で通していたが」

 

「へぇ、あなたそんなことには興味すら示さなかったのに変わったわね?」

 

「こいつと混じったからだろう、おかげで楽しめる。」

 

彼女があきれた顔をする。

 

それを見て笑いながら彼は右手を振り下ろす。

音も立てず開かれた空間は暗いようで明るい。

寒いようで暖かい、どっちつかずで矛盾していてものにあふれている。

 

「私の名前は本名と偽名を合わせて今から八雲光淵。義妹が見つかるまで私はこの名前だ。」

 

「そう、じゃあね、光淵、また会いましょう。」

 

彼女はそう言って闇を作り出しその中に消えた。

 

それを見届けると

 

「さあ、始めようかさすがにお返ししないと気が済まない、永琳には当てないようにしないとな。」

 

空間を大量に展開する。

そこから巨大な物体がつきだしてくる。

それはどこかの世界の戦争で使われていた兵器のたぐい

 

そこからエネルギー弾が発射され地球をこのように変えた兵器をたたき落とす。

相手からしたら突然誰もいない場所から攻撃を受けたのだ。

回避する元も出来ない。

3/2が落とされることになった。

 

そのうちの1つが空間の裂け目に落ちたこと誰も知らない

そして本人も知らない。

このことが義妹がいなくなったことと大きく関係することになったなど。

 

宙に大輪の花を咲かせ満足した彼はとある存在に押しつけられたその空間に入り込み閉じた。

そこには、生まれたてに戻った地球と訳が分からず混乱する艦隊が残された。

 




前書きでは失礼いたしました。

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