東方魂探録   作:アイレス

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疲れた
書き上げるのが大変だ・・・
こんな設定作ったの自分だけど・・・


第65話

真っ暗だ

ナニも見えない

そんな空間を走る走る走る

ただ何も見ずに走り続ける

 

何かを踏んでこける

それは自分によく似たナニカ

すぐに目をそらしまた走る

 

追いかけてくるナニカに捕まらないよう

捕まってしまえば

またあそこだ

なにもないただの部屋

ナニがあったか

覚えていない

だが、恐怖だけがあった

 

だから走る

逃げるために

生きるためにただ走り続ける

 

 

いつもならここで誰かが助けてくれるはずなのに

なぜか来ない

すぐ後ろ今で来ているというのに

そして

ナニカが私を引き倒した

そして複数のナニカに掴まれ

ものすごい力で引きずられていく

ふりほどこうとして気が付いた

その顔は

 

その姿は

 

私だった

 

 

 

「ああああああああ!??!?」

 

世界が反転し明るくなる

見覚えのない部屋に戸惑うがすぐに無理矢理落ち着かせた

ゆっくり頭の中を整理する

昨日のことを思い出した

あの爆発のことを

そうなるとここは永遠亭か?

そう考えた瞬間体が冷える感じがあった

 

確認すると全身汗でびっしょりであった

窓もきちんと閉められていたが

これでは締め切っていても意味はないだろう

 

とはいえここに着替えがあるわけではない

ため息をつきまた横になろうとすると

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

と振動とともに音が近づいてくる

 

ドタン!

という音とともに鈴仙とレミリアが扉を吹き飛ばしながら飛び込んできた

飛び込んできたというのには語弊がある

レミリアが鈴仙ごと扉を蹴り飛ばしながら入ってきたといったところか

おそらくさっきの音は鈴仙が走ってきた音でちょうど扉のところでレミリアがそのままダイレクトインしたのだろう

扉の上でのびている鈴仙はちょっとかわいかったが

 

「咲夜!?さっきの悲鳴は!?」

 

よく見るとレミリアは右手にグングニルを握っていた

さっきの悲鳴で駆けつけてくれたのだろう

 

「いえ、大丈夫ですお嬢様。申し訳ありません少し夢見が悪く・・・」

 

「そうならよかったわ。影陽いいわ-!夢見が悪かっただけ見たいよ」

 

「そうかそうかならよかった。だがレミリアあとで修理代は貰うぞ」

 

「ええすまなかったわ。」

 

「あの・・・」

 

「なに?咲夜?」

 

「なぜ永琳さんが影陽さんに担ぎ上げられているのでしょう?」

 

影陽は肩にぐったりした永琳を担ぎ上げていた

 

「これか?お前に会いたくないってごねたから気絶させて連れてきた」

 

訳が分からない

なぜ会いたくないのか

治療してくれたのは彼女であるはずなのに

 

「お前の知りたいことを知っている。そして君の見ている悪夢その答えにもなるはずだ」

 

目を見開き永琳を見る

彼女がなにを知っているのか

なぜ会いたくないなどと・・・

 

「う・・・」

 

「お、起きたか」

 

「ん・・・え!?ちょ!?影陽!?なにして・・・」

 

「落ち着け永琳。咲夜どうしたい?君の時計のことそして・・・過去のことを聞くその勇気はあるかい?」

 

「・・・・・・」

 

無音がその場を支配するその後ろをてゐが鈴仙を運んでいき

一瞬こちらに目を動かしたがそのまま出て行った

 

 

聞きたい

紅魔館に来るまで

自分を支えてくれていたたった一つの宝物

そして

自分の知らない過去のこと

自分の親のこと

もしかすると知っているのかもしれない

 

だがそれを知ることも恐ろしいのだ

何かが変わってしまいそうで

とても

 

だが・・・・

 

「お願いします・・・・私は知りたい。」

 

ベットの近く小さな棚の上に置いてあった時計を手に取る

 

「この時計は・・・私が絶対に手放さなかった物です・・・そして」

 

「私が苦しいときや辛いときに私の力になってくれた物です。なぜ・・・あなたの物であったはずなのに私が持っているのか知りたいです。」

 

何があろうと

私は私だ

 

 

影陽の肩から下ろされた永琳は悲痛な顔だった

咲夜から目を背けあらぬ方向を向いている

 

「永琳・・・彼女はこう言っているが?」

 

「・・・・・・」

 

「はあ・・・永琳安心しろ私だって関わりがあるんだあの時私がついて行けばこうはならなかった。その罪は私の罪でもある」

 

いつものどこか頼りがいがないが優しさがあり穏やかな声色の彼が

真面目な雰囲気で力の入った声で永琳に告げた

 

「・・・・分かったわ・・・・話しましょう」

 

力なく答えた

小さく息を吐く

 

「まずその時計・・・それは私が光淵・・・いえ、影陽に地球から離れる際貰った物よ」

 

影陽から聞いた話だ

ではなぜ彼女の物が私の手にあるのだろう?

 

「そして・・・貴方は、私と・・・いえ・・・輝夜と同じように月で生まれた一人、私の血を引く者よ」

 




31日・・・投稿できるかわかんない・・・・
実家インターネット繋がったっけ?

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