東方魂探録   作:アイレス

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もっと書きたいことがあるのになぜかかけない!

言いたいことはたくさんあるのに!!




第64話

「はぁ!?あの二人が親子ぉ!?」

 

「うむ・・・そういう反応だろうな」

 

「まじに?」

 

「ああ、永琳から事情も聴いた、それに遺伝子も確認した。まあ・・・まだ本人にはまだ言ってはいない」

 

「・・・・それ普通本人が先じゃないかしら?」

 

「いいじゃないか、あの子の今の主人は君なんだから、本人も君に話すだろうから今話しても構わないだろう」

 

レミリアは少し頭を抱えながら答える

 

「こういうことって・・・普通は本人から聞くものだと思うのだけれど・・・」

 

「いいじゃないか、我ながらひどいと思うが子供をほったらかしにしていた保護者達と引き取って育ててくれた現保護者その話し合いなんだから」

 

ふっとその言葉を一瞬聞き流そうとして我に返った

保護者達?

 

「あなた・・・」

 

「そ、もう片方は私の血、まあ2分の1が永琳の血で4分の1が私の血で残りは分からんが・・・」

 

「なにそれ・・・おかしくない?」

 

「実験動物扱いだったらしいからな」

 

その言葉にレミリアは目を見開いた

 

「永琳は月の賢者ってことは聞いているんだけか・・・?」

 

レミリアは小さく頷く

 

「だが彼女は他の重役のような傲慢な考え方などしなかったし不正なんてなかった、そこが他の重役から不満を貰ったらしい」

 

そこから語られるのはなんとも理不尽なことを受け続けた人物の話

ただ我欲のために動く

汚らしいもの達の話し

正しいことをしているはずであるのに正しく評価されない

せっかく開発した物も他人に持って行かれ予算も削られる

だがその頭脳は絶対に必要な物でそこから抜け出すことも出来なかった

 

彼女はいらない

だがその頭脳は欲しい

ならば彼女に変わる人物を

自分たちのために動く人形を

彼らは求めた

 

 

「まさか・・・その人形って・・・」

 

「そうだ、咲夜のことだ。彼女は永琳の頭脳を得ようと作られた命だ。私の血が入っているのはきっと私の豊富な力と強力な能力を得ようと考えたのかもしれない実際にまだ未熟だが時を操ることが出来ているしな」

 

「・・・・」

 

「だが、永琳は開発局系のトップでもある訳だすぐに気づいてコッソリその研究室に忍び込んだらしい」

 

その時点でかなりおかしい

なぜ本人が忍び込まなくてはならないのか

 

そして見つけた

資料の山

そして

一人の幼くボロボロの子供と

積み上げられた人の形さえなしていない子供達の姿

 

 

 

「シャレにならないわよそれ・・・・」

 

「そうね見たときには驚愕したわ。」

 

そう言って永琳が入って来た

 

「永琳・・・咲夜は?」

 

「あれなら大丈夫でしょう。まあ様子見で3日ぐらいは入院して欲しいわ。その間ぐらいここに泊まってかまわないわ」

 

「そう・・・よかった・・・」

 

「・・・あの子の話しをしていたのでしょう?」

 

「ええそうよ」

 

「今・・・言うべきかしら・・・それともまだ言わない方がいいのか・・・。私には・・・分からない」

 

「「・・・・」」

 

永琳なら絶対に見せないであろう思い悩み苦しんでいる顔だった

 

「私は・・・血の上では親よ・・・でも私はあの子を・・・一人捨てるように放り出した!」

 

それは悲痛な叫びだ

 

「今あの子は自分で主も見つけ幸せに生きている。そこに・・・私なんかが入るべきじゃないそう考えてしまうのよ・・・」

 

永琳の悩み

かなり特殊なものだ

だが私としては結論は決まっているのだが

 

「レミリア君はどう思うかい?」

 

「・・・そうね、咲夜の一人の友人として言わせて貰うわ、言うべきね。」

 

「・・・・」

 

「実はね、結構咲夜も思い詰めているのよ。ここの異変の後の話なのだけれど」

 

 

 

 

永遠亭から帰る途中

咲夜が頭を押さえているのをレミリアは見とがめた

 

「咲夜?どうかしたのかしら?」

 

「いえ・・・なんと・・・言いましょうか・・・」

 

「隠し事かしら?」

 

「いえ、そうではなく・・・・先ほどの・・・八意永琳のことなのです・・・」

 

「彼女がどうかしたのかしら?」

 

「いえ・・・なんだか・・・懐かしい?いえ・・・見覚えのあるような感じがあったので・・・」

 

「不思議なこともあるものね。まあ大抵は見間違いとか気のせいでしょう。忘れなさい」

 

「はい・・・」

 

 

 

 

「これが帰りのことだったわ。でもこれだけじゃなく夢も見ているのそれも悪夢のたぐいよ」

 

「・・・・」

 

「でもね、夢の最後そこだけは悪夢ではないそうよ、最後の一瞬だけ誰かがそこから連れ出し逃がしてくれるってことらしいわ」

 

「「・・・・・」」

 

それは・・・

 

「主人としてもこれ以上咲夜を苦しめないで、あなたが明かせば、それですむわ。あなたがその後どうするかは咲夜が決めることよ」

 

咲夜がどう思うのかそんなこと誰にも分からない

だが咲夜知りたがっているのだ

 

「私もレミリアに同意見だ。それにもう時計のことを話している。それに永琳君がそのことを罪だと言うのであれば本人に言うべきだ。まずい時はまずいが今回は意外と話してしまえば楽になるぞ。」

 

「・・・・」

 

永琳ははだまったままうつむいてそのまま動きが止まってしまった

 

((これ行かない気がするな・・・・))

 

チラリとレミリアを見るとレミリアもこっちを見ていた

たぶんおんなじことを考えていたのだろう

小さく指を動かし合図をする

そして小さく頷いた

 




そのうち今出てきているキャラの設定でも書いて出した方がいいかな?
作中だけじゃあまり・・・詳しくかけない・・・・

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