東方魂探録   作:アイレス

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最近1日1話書いてる気がする。
短いし、中身薄いけど


第6話

壁崩壊事件から数日が立ち、鳳扇が復帰した。

そのことを報告しようと鳳扇は八意殿のいる開発局にいた。

光淵は、部屋にはいない

今、第一部隊は副長をトップとして、翼竜の討伐に出ていた。

それに光淵がついていったのである。

そして、部屋では鳳扇と永琳がとある話をしていた。

 

 

 

「光淵の住まいですか?開発局に所属しているからそちらの棟では?」

 

「それが見た覚えがなくて、それに私が帰る頃にもまだ部屋に残っていたりするのよ。」

 

そう、彼が帰ったところを一回も見たことがない。

それどころか、部屋を用意したのか、覚えがない。

 

「・・・・やってしまったかしら?」

 

「確認しましょう。」

 

過去の書類を2人で引っ張り出す。

いいことに、光淵がしっかり日付ごとに順番に並べてくれていたのですぐに見つかった。

 

「この建物って・・・・・」

 

「公共施設を作るからって潰されたところですよね。」

 

「「・・・・・・・」」

 

公共施設が作られることになった時期を見ると光淵が入ることが決まって数日のことだ

明らかに嫌がらせである。

では、彼はいまどこで生活をしているのだろう・・・?

 

「明日には、光淵が帰ってきます。その時に聞きますか?」

 

「いいえ、いい機会です、この際、彼の行動を見張って書類の押し付けられている場面、誰がそんなことをおこなっているかも調べましょう。鳳扇隊長、副長にも伝えてもらえませんか?出撃帰りで悪いのですが、人手がほしいです。」

 

「分かりました、伝えます。まがりなりにも、あいつは私の部下、副長にとっても部下ですおそらく協力してくれるかと。」

 

「そうですか、優秀な部下にちょっかいをかけたことを後悔させてあげましょうかね。」

 

二人の顔が悪い顔になる。

笑っているようにも見えるが邪悪な笑みだ。

実験の結果を持ってきた職員が入って書類を置いたら速攻で出て行くぐらいには

 

 

「光淵支援隊長の行動追跡ですか?いいですよ」

 

「・・・あっさり引き受けるんだな」

 

「たぶんそこで聞いてる奴ら全員手伝いますよ?」

 

副隊長がドアを開けると部下の大半がそこにいた。

 

「・・・・盗み聞きか・・・まあいい手伝うんなら手伝え」

 

全員に彼に何が起きてるか鳳扇が言うとそこは怒りに支配された。

 

「・・・おい、副隊長、光淵に対して怒りはないのか?こいつら」

 

「無いですよ、一人一人謝りに回って、お詫びの物まで配ってました、それに・・・」

 

「それに?」

 

「今回の翼竜討伐大活躍の上に面白い物も見せてもらいましたし・・・」

 

「??」

 

 

「・・・・・翼竜をかかと落としでたたき落としたぁ!?」

 

「ええ、片っ端から」

 

「・・・どうなったんだ?」

 

「全部頭を地面にめり込ませて土下座状態に、あ、首折れてるんで即死です。それがきれいに整列した状態で並びましてね。全員で大笑いです。」

 

「・・・・そうか、まあいい、気づかれるなよ、気づかれるとあいつ気にするからな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?昨日の光淵の行動は?」

 

まだ日の出ていない夜明け前、開発局前に3人の陰があった

永琳と鳳扇、副隊長の3人である。

 

「部下によるとシャワー室に行って開発局に戻ってそのままだそうです。」

 

「・・・完全にあの部屋が寝床じゃないのか?」

 

その後、彼が起きるとこの中枢地区を散歩しに行っていた。

 

「おい!そこのお前!今日のやつだ!やっとけよ!」

 

散歩しているとあちこちで書類を渡されていたが、今日は追加がある。

 

「おい・・・ちょっとこっちこい」

 

光淵に書類を渡した奴を第一部隊の連中が両腕を捕まえて犯罪者のごとく連れて行く。。

 

「おい!放せ!なにをす・・・」

 

「説教よ、それ以外何があるかしら・・・?」

 

「ひぇ・・・八意様・・・」

 

鳳扇の部下が書類を渡した奴を片っ端から捕まえ、永琳と鳳扇による説教が始まる。

そいつらだけで数十人がとっ捕まった。

 

「何をやってるんだ?あいつら・・・・?」

 

片っ端から捕まえて説教なんてしていたらそりゃ目立つ、もろにばれていたが声は聞こえていなかったのでそのまま部屋に戻った。

 

ちなみに、説教(物理も含む)を受けたもの達は永琳と鳳扇の連名による抗議文を携え部署に文字通り、たたきつけられることになった。

 

 

 

 

「これであいつらも懲りましたかねぇ・・・?」

 

「懲りてほしいわ、全く・・・」

 

光淵のいる、開発局に戻りながら話す。

二人とも疲れ切った表情だった。

無理もない実に30人を超えるほどの人数がいた上にガヤまで出てきたのだから。

後始末は副長たちに任せることになった。

 

「あとは部屋の問題ですか」

 

「それなりの部屋を用意させます。」

 

 

 

 

「部屋?そんなのいらん、ここで十分だ。」

 

「「・・・・はぁああああ!?」」

 

「何か変なこと言いましたか?」

 

変なことしか言っていないのだよ部屋ぐらいは普通もらうものだ。

 

「理由を聞いてもいいかしら?」

 

これから来る答えになんとなく予感を覚えながら永琳が聞く

 

「前の部屋、行った時にはもうゴミだらけだったからいらない、別にそんなに荷物もないし、ここで十分過ごせる、足りないのは布団ぐらいか?」

 

「部屋で寝ましょうよ・・・・」

 

「どうせ寝てる間に火事になるだろうよ、ここなら変な奴も手を出してこないからな。」

 

頭が痛い問題だ、確かにやりかねない

 

「わかりました、秘書室をここに新設するのでそこに住んでかまいません」

 

「ありがとうございます、実を言うと一回踏まれたことがありまして」

 

「・・・・誰に?」

 

「言いません、可哀想ですので。」

 

端っこのほうで安どのため息をつく人がいたのだがそれは許された。

 

こうして、多数の問題は解決されることになった。

はずだった

 

 

 

「光淵?その書類は・・・なに?」

 

「泣きつかれた書類」

 

「・・・・・」

 

解決にはまだまだ遠いようだ。

 




次から戻ります。

気が向いたらこんな話が入ってくるかなぁ

この物語はシリアスなんだろうか、それともギャグなんだろうか、自分でも先が読めない
書いてるときに話ができあがっていくから


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