東方魂探録   作:アイレス

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学校にあんまり行きたくないなんて思う今日この頃

小説を書いていても気分が晴れない

なんでだろうか?


第57話

魔理沙はアリスに頼み込んで一緒に来てもらったらしい

その時に薬草の束をいくつか持ってきていた

 

これから魔理沙に集めて貰う薬草はレポート用紙5枚分びっしりあり

合計50種ほど書かれていた

魔理沙はがっくりしながらも集めることには同意した

全て集め終わった以降も持ってきたら持ってきた物相応の給料を出すと言ったらやる気になったようだ

付き合わされたアリスはため息だったが

 

「魔理沙少しいいかな?」

 

「んお?なんだぜ?」

 

「この幻想郷の地図みたいな物はないか?妹紅も人里までしか行かないからな」

 

「地図は・・・ねぇな・・・」

 

「私たちはほぼ覚えているから・・・」

 

二人とももう慣れた物らしい

そりゃあ、よくあちこちに行くだけのことはある

 

「それじゃあ、これから書くから何所に何があるか教えて欲しい。協力してくれるのなら、魔理沙、君が持ってきた分減らそう。アリスには・・・まあ、何か薬がいるのであれば用意しよう」

 

「まあ・・いいわよ」

 

「助かるのぜ・・・」

 

永琳はさっそく薬を作りに行ったのだろう

魔理沙の持ってきた物をもってさっさと引っ込んでしまった

私は机の上に紙を広げる

中心に人里の書いてあるそこそこ大きな物だ

 

二人から何所に何があるのか教えて貰いながら

空白の地図に書き加えていく

それは日が暮れ、宵闇が訪れるまで続いた

 

 

 

永琳は影陽が二人の相手をしている間

鈴仙の看病をしながら藍が持ってきた紫からの手紙の内容を確認していた

 

・人里での薬の販売及び病人の受け入れ、治療を行うこと

・永遠亭と人里をつなぐ道の整備

・幻想郷の危機の際は戦力を出すこと

 

などが書かれていた

完全にここの場所が分かると言うことだ

今まで隠れていた場所から外に放り出すことに等しい

なんとなくここを餌に月の連中をおびき出そうとしているような気がする

もはや、月には未練もないが・・・

いや、あの弟子達は連れてきたい

あんなところで腐れせるにはもったいないもの達だ

 

ふと、手紙に違和感を感じる

明かりに透かしても何も出てこない

だが

なんだかおかしい気がするのだ

 

「永琳・・・鈴仙の様子は?」

 

妹紅が入ってくる

 

「まだ寝てるわよ。輝夜は?一緒に寝かしていたはずだけど?」

 

「・・・私を布団から蹴りだしてまだ寝ているよ・・・」

 

「ああ・・・・寝相そんなに悪かったのね・・・」

 

「まあ・・・いいけど・・・」

 

「また寝てくる?」

 

「いや、起きちまったし竹炭でも作ろうかと・・・」

 

ふと一つ思いつく

 

「妹紅ちょっとこれに火を当ててくれないかしら?」

 

「ん?・・・いいけど・・・下手したら燃えるんだが・・・」

 

「内容は記録しているわ。でも何か怪しくてね・・・」

 

「あぶり出しか?さすがにこれでしたら顰蹙ものだろう・・・」

 

そう言いながらも受け取った紙に火を当てる

 

「うえ!?マジカ!?」

 

本当に浮き出て来たらしい

本当にあの妖怪は・・・

 

「見せてもらえるかしら?」

 

「あ・・・ああ・・・・永琳・・・私は道の整備してくる・・・てゐとイナバ連れて行く」

 

「分かったわ。行ってらっしゃい」

 

そう返事をすると妹紅はそそくさと逃げ出すように出て行った

妹紅を見送ってあぶり出された文字に目を走らせる

 

「・・・・・・・・あの腐れスキマ妖怪がーーーーーー!!!!!」

 

怒りのこもった叫び声が永遠亭に響く

 

「ふぇ!?なななんああ・・・なんです!?」

 

鈴仙が飛び起きるほどの声だった

 

 

 

「またスキマが何かしたのか?」

 

「知らないわ」

 

「はあ・・・なんであんな性格になってしまったのやら・・・」

 

 

「妹紅・・・助かったよ・・・・」

 

「いいよ・・・私も逃げ出した口だ」

 

妹紅達は竹林を切り開きながら

影陽達は地図を書きながら叫び声を聞いたが反応は薄かった

 

輝夜は・・・・まだ寝ていた

 

 




次は・・・宴会か・・・・
また荒れるよなぁ・・・・
どないしよ

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