東方魂探録   作:アイレス

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なんとか間に合いました
頑張ってストック作らないとな・・・
そしてだんだん文字数が減って・・・


第35話

妹紅が永遠亭から離れた小屋に住むことになり

夕食時まで帰らなかったことに

お叱りを受けたその日

月から一通の電信が来た

綿月姉妹かららしい

月夜見から永琳達の捜索を打ち切るよう伝達があったとのこと

ただし、どうみても怪しい者達も居るから気をつけるよう

警戒はしておくべきだろう

輝夜はふてくされていたが

おかげで一回家でしてチビうさまで動員して竹林を捜索する羽目になった

てゐの仕掛けた一番深い落とし穴で見つかったが

最近は妹紅が里の方に行っているため

姫さんの相手が居なくて大変なのだ

あと一人居ればいいんだが

 

妹紅の様子を見に行った帰り道

散歩と思って脇道を通っていた

私の目線は地面に向けられていた

そこには大きな穴が開いている

そこからかすかに白い物が見える

よく見ると兎の耳だしわくちゃだが

 

「今度は背の高い兎だな・・・てか何所の制服だ?」

 

その背の高い兎はなぜか制服のような服を着ていた

髪は足元に届きそうなほど長い薄紫色

何があったのか泥と傷まみれだ

 

「はあ・・・仕方ないか見つけちまったし、家の罠だしなぁ・・・」

 

とりあえずウサ耳つかんで持ち上げて出してやる

雑かな?と思いつつ手が届いたのがそこだっただけである

触って見たかったことは内緒だ

引っこ抜けなかったから大丈夫だろう

すぐに肩をつかんだし

彼女を背負って歩き出す

しばらくするとてゐが来るだろう

予定より遅いから

 

しばらくすると本当にてゐがやってきた

 

「また、誰か拾ったうさ?光淵って人を拾う癖でもあるのうさ?」

 

「開口一番それか?まあ否定できんが」

 

「否定してほしかったうさ」

 

「今度はお前と同族な気がするんだが?」

 

「うさ?」

 

背中に背負っているデカい兎に気づいたらしい

 

「う~ん、ちょっと違う気がするけどまあ、連れて行くうさ」

 

「選択肢それしか無いだろ」

 

永遠亭まであと少し

さて・・・何を言われるだろう

 

 

 

「・・・光淵?その兎は ど こ で・・・拾ったのかしら?」

 

あかん、おかんむりや

 

「竹林の落とし穴の中、ボロボロだったしな」

 

何でも無いような感じで返すが内心びくびくである

 

「・・・その子はレイセン月の兎で優秀な兵の一人よ」

 

「ほう・・・この細っこい子がな」

 

「武器の扱いならかなり優秀よ。それと人を狂気に落とす瞳を持っている、ルナルティックアイってやつね」

 

「ああ、以前話していた子がこの子か」

 

「ああもう・・・どうしましょ・・・いっそのことただの人形に・・・」

 

「えーりん?豊姫からなんか来たわよー」

 

輝夜のおかげで助かったおかげで黒いことを聞かずにすむ

 

「そう?なんて来たの?」

 

「そこで寝てるレイセン、月での訓練中に脱走して行方不明なんですって。」

 

「「・・・・・・・・」」

 

無言でレイセンを見る

こいつ脱走したのか・・・なかなか勇気のある奴・・・

永琳は頭を抱えていたが

 

「永琳、とりあえず治療してやれ。この子のことは起きてからにしよう」

 

永琳は仕方ないかという感じでレイセンを横抱きに連れて行った

・・・せめて抱えてやろうぜ?

耳をつかんだ俺が言うことじゃないが

 

さて、あの子はここにどんな変化をもたらすのかな?

 




鈴仙・優曇華院・イナバ合流
さてさて、永夜抄 が近づいて参りました
その前に光淵だけ別の場所に行きますが

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