東方魂探録   作:アイレス

34 / 113
今日は自衛隊の試験に行ってきました
・・・どうだろう

それはさておき
今日書けなかったので次・・・投稿できるか分かりません!


第34話

「どうするんだ?これ?」

 

「私に言われてもなぁ・・・」

 

「お前が作ったんだろうが」

 

「副産物的にはね」

 

ある一つの倉の前で中を見ながら妹紅と話していた

この倉は物を保管するところなのだが

今は竹炭で一杯になっている

元々ここにあったものは新しく作られた倉に入っている

 

なぜこんなにも竹炭があるのか

それは妹紅の鍛錬の結果である

妹紅の扱う炎の調整をするため竹を使っていたらこんなことになったのだ

もちろん失敗したものもあるが

妹紅はまじめなのだ

毎日欠かさずこれを行う

何回も何回も

結果

倉一杯の竹炭の山である

 

「どうするんだ?これは、使い切れないぞ」

 

「う~ん・・・」

 

「どうし・・・なにこれ?」

 

なぜかやってきた永琳もこの光景を見て驚きの声を上げる

 

「妹紅の鍛錬の副産物だそうだ」

 

「・・・いつの間にこんなことに・・・」

 

「売ったら?人里に?」

 

突然輝夜が現れそう言う

 

「「「は?」」」

 

「さすがにこれは使い切れないし、このままだと悪くなるでしょう?」

 

「だからって・・・誰が売りに行くんだ」

 

「う~ん・・・妹紅と光淵かな。光淵なら月が見つけても対処できないし外の話も調べられるでしょ?妹紅はそもそも月の連中は知らないし」

 

「退屈だからこれを売ってくるついでに面白い話を持って来いと言うことか」

 

「それもあるけれど、やっぱり少しは外と繋げておかないと何があるか分からないでしょう?」

 

「それはそうだが」

 

「まあ、いいんじゃないか?」

 

妹紅が賛成する

 

「買ってもらってお金も貯めた方がいい。何かあったとき便利だろ?光淵は凄い量の宝物を持っているけれど売れない物が多いから」

 

それを言われると痛い

資金は私の物を使うとほぼ無限だ

だがかなり限られる

金塊なんぞ一度溶かして刻印などを消さなければならない

武器なんかアウトだ

神造兵器やら武器やら、遙か未来の武器まである

月なんて破壊できるぐらいの物も・・・

下手に出せない

 

「竹林の人里に近いところに小さな古い小屋があったはずだ。とりあえずあそこで暮らしているような体裁を整えるか」

 

「私がそこに住もう。光淵は髪の色があれだからな私も大概だがまだ普通だ」

 

妹紅それは言わないでほしいな

だがその気になれば色は変えられるんだが・・・

 

「それじゃあ、準備するか」

 

売るためにもいろいろ準備しなければならない

小屋の中もきれいにしなければ

 

「てゐ、その小屋の場所は知っているよな?」

 

近くに来たてゐに説明し小屋のことを聞く

 

「知ってるうさ」

 

「そこから、ここまでは罠はなしだそれ以外に仕掛けてくれ」

 

「了解うさ。今あるぶんは全部壊しておくうさ」

 

そう言って、てゐは了承して仕事に向かう

 

「とりあえず小屋に行ってみるか」

 

 

 

 

「んあ?来たのか?光淵」

 

「お前こそ、居ないと思ったらこっちにいたのか」

 

小屋には妹紅がいて小屋の修理をしていた

行ってもらえれば手伝ったんだがな

 

「どんな感じだ?」

 

「そんなにひどくは無いよ。掃除すればすぐに住めそうだ」

 

「竹炭置く場所はどうだ?」

 

「小さな物置みたいな部屋があったからそこに入れようと思う」

 

掃除の手伝いをしながら話をする

 

「良かったのか妹紅」

 

「ちょっと思うところがあったのさ・・・もし輝夜が出歩くようになったとき自慢できるだろ?」

 

ニヤリとした顔を向けてくる

 

「ククッそういうやり返し方か」

 

「意外と効きそうだろ?」

 

「その場で殴られそうだ」

 

その姿が頭に思い浮かび2人でお笑いした

 

 

「ん?あ、やばいな」

 

「どうした?」

 

「飯、永琳に任せっきりにしちまった」

 

「あ~・・・ドンマイ」

 

「仕方ねぇか・・・妹紅帰るぞ」

 

「ほいほい」

 

作業をやめ屋根から飛び降りてくる

 

「修理は終わったからあとは荷物運び込むだけだ」

 

2人で帰り道を歩く

そのとき

何かが覆うような感覚がした

空を見上げても何も見えない

感覚が鈍ってしまったのだろうか?

 

「どうしたんだ?」

 

「いや、何でも無い」

 

何なのだろうか

覆う

いや

隔てる

が正しいかもしれない

だがすぐに忘れることにした

今は、永琳からのお怒りに対しての返答を考えねば

 

 




主人公・・・尻に敷かれてる?

まあ、いいや

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。