東方魂探録   作:アイレス

25 / 113
・・・・なにか忘れてる気がするんだよなぁ・・・
何だろうか・・・・
そんなモヤモヤの中先の書いています



第25話

ああくそ多すぎる

次から次へと敵が降りてきやがるし

なんで機関銃やらがあるんだ

 

「輝夜!これ持っとけ!」

 

空間から盾と槍を出す

 

「何これ・・・」

 

「アイアスの盾とイージスの盾とドゥリンダナもしくはデュランダルと言われる剣。こっちも余裕が無くなってきたからな危なくなったらそれで身を守れ」

 

「外国の神話の武具じゃないのこれ・・・・」

 

「まだたくさんあるから壊しても構わん」

 

「そっちの方がもっとおかしかった!」

 

妙な会話が繰り広げられていたが

 

「貴様ら!戦ってるならまじめにやれ!」

 

屑がわめく

こんな会話をしながらも被害がましていくばかりだと言いたくなるだろうが

あいつは何もしていない

 

「面倒だな・・・輝夜あれ打ち落としても大丈夫か?」

 

宇宙船を指さしながら聞く

 

「跡形も無く消せばたぶん大丈夫だと思うけど」

 

銃弾を盾で守りながら答える

 

「そうか・・・気は進まないがあれを使うか・・・・高X線ビーム砲」

 

空間から極太のビームが突き出し

大型の船と小型の船を巻き込み消し飛ばした

残ったのは小型の船1隻だけだ

 

「おお」

 

「馬鹿なぁぁあ!???」

 

「いいのか?もうお前一人だけだぞ」

 

「そんなわけ・・・な・・・」

 

後ろには矢に打ち抜かれた兵士達と

屑に弓を構えた永琳しか無い

 

「八意様・・・何を・・・」

 

「私は輝夜の意思に従うだけよ。元からそのつもりで来た。それに・・・光淵とも再会したからかしらね」

 

「きっ・・・きさま・・・」

 

「「さよなら」」

 

永琳と声が重なる

同時に矢が額に刺さり

首をはね飛ばす

 

唯一残った船はすでに逃げに入っていたが追い打ちでミサイルを数発たたき込んだ

一応信管は抜いたやつを

おかげで船がハリネズミみたいになったが

 

「光淵あれ撃ちすぎじゃ無いかしら」

 

少しあきれたような永琳の口調だ

少し懐かしい

 

「まだまだたくさんあるんだあれでも少ないぐらいだ」

 

「・・・生きていたのね・・・」

 

「ああ、何とかな」

 

じっと二人を見ていた輝夜が尋ねる

 

「ねぇ・・二人はどんな関係?恋人?」

 

「恋人では無い・・・わね」

 

「何だろうな?前は上司と部下だったと思うが・・・」

 

「あの時は建前上でしょ?実質同格よ」

 

「なんか私だけのけ者感があるんだけれど・・・」

 

ふてくされたような感じになる

頬も膨らましてるか?

 

「ああすまん。ああさっさと逃げないとな」

 

「準備してるわよ」

 

「こっちも終わってる。輝夜何か残しておくなら用意しろ」

 

輝夜は慌てて準備する

 

「永琳、蓬莱の薬持ってきた?」

 

「ええ、悪用されないように持ってきているわ」

 

「お爺さんとお婆さんそして帝に残していくわ手紙と一緒に」

 

「おや、帝にもかい?」

 

「それなりにいい人ではあったからね。文通相手としては」

 

それなりではあったらしい

がなんとも言えないのは確かだ

 

「・・・そういえば光淵も一緒に来るの?」

 

「途中で分かれるかもしれないが・・・私もここには残れないからな」

 

「そう・・・」

 

「まあ、しばらくは一緒のはずだ。さて急ごう群衆が寝ている間に都を出よう。あいつらがまた戻ってくるかもしれない」

 

「それもそうね、急ぎましょうか」

 

三人とも目立たないような服に着替え傘をかぶり

急いで都を出て行った

 

出て行くとき薄い霧が少しずつ三人を隠しながら

守るように包んでいた

 

 

 




何を忘れているんだろう・・・・
なにか・・・大切なモノの気が・・・

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。