東方魂探録   作:アイレス

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だいぶグダグダになってきた気がするなぁ・・・
頑張って引き締めないと・・・
でも主人公・・・永琳には弱いんだよなぁ・・・・
恩というか・・・借りというかで



第24話

知っていることだが

竹取物語で難問をクリアした人はいない

それを間近で見ると・・・・

まあ、あれだ

レアだが

悲惨すぎる

と言うより目の前でおきているのだ

 

だが蓬莱の玉の枝は本物だ

だが輝夜は偽物と言った

それによって彼の権威は失墜した

 

後に輝夜に聞くと

結婚なんてしたくなかったからだとか

なんとも理不尽

だがまあ、彼の方も運がない

輝夜姫に求婚なんてした時点で詰んでいると言うわけだ

誰かに恨まれても知らんぞ・・・

と思うのは仕方が無いだろう

 

それから恋文のたぐいはぱったり来なくなった

あれだけ派手に振れば当たり前か

などと思っていたら

皇室からの求婚

どうするんだよなんて思っていた

 

呼び出しを受けて帰ってきたときだった

輝夜に呼ばれたのは

夏の中頃のことである

 

「私は・・・次の満月に月へ帰らねばなりません・・・」

 

その顔はどこか悲しみと何か

脱走をしたりする前のようななにかがあった

お爺さんとお婆さんは大慌てで帝などに報告を出しに行った

その中で私は静かにしていて

輝夜に不思議がられた

 

 

周りは騒がしい

噂などを聞きつけた人達が屋敷を取り囲んでいるからだ

気が早いことだ

あと半月は先なのに

一人縁側で伊吹瓢と星熊杯で月を見ながら晩酌をしていた

月を見ているとなぜか腹の底から怒りが湧いてくるのはなぜであろうか

 

「あら?晩酌ですか・・・?」

 

輝夜が出てくる

 

「ああ、ちょっと飲みたい気分でな」

 

「・・・・」

 

無言で手元の瓢簞と杯を覗いてくる

 

「見なれ無いものですね・・・いつ手に入れたんですか?」

 

「輝夜に会う前に・・・鬼からもらったものだ」

 

「へぇ~・・・・へ!?鬼!?」

 

「内緒なこれは」

 

「もしかしてこの間の百鬼夜行って・・・」

 

「私が追い返したな率いてたの知り合いだったしな」

 

「光淵さんがよく分からないよ・・・」

 

「いままでどおり呼んでいいぞ、そうじゃないとなんか気持ち悪い」

 

「でも・・・もうそんなこと言えなく・・・」

 

「関係ないぞ・・・そんなこと・・・まあ、好きに呼べいい」

 

「そう・・・」

 

「どうしようがお前の意思一つだ。帰るにしろ、残るにしろお前のしたいようにすればいい」

 

立ち上がり自分の部屋に戻る

その日から輝夜から話しかけてくることは無くなった

 

 

 

そして日は流れ

満月の日がやってきた

屋敷は兵が集まりただのヤジも集まりごった返している

輝夜は屋敷の奥でお爺さんとお婆さんといっしょにいる

私は一人庭で杯と瓢簞を持って軽く飲みながら待っていた

この日が来るまでになぜか知らないがイライラが溜り飲んでいなくては爆発しそうだった

 

 

突然聞き慣れない

いや

遙か未来の戦場で何度も聞いた

ミサイルの飛翔音が響き渡り都の外に爆炎が上がる

それと同時に催眠系の魔法が一体にかけられる

空を見ると何も無い空間から船が現れる

光学迷彩付きの宇宙船とは恐れ入るそれも大小5隻

 

そして一番おおきな船から人が下りてきた

見るだけで傲慢であることが分かる顔つきをした奴だ

なぜか見ただけで何かが刺激される

部下と護衛らしき人の後に赤と青の特徴的な服を着た女性がいた

 

その女性に顔を向ける・・・・

誰だ・・・?

この感覚はなんだ?

疑問しか出てこない

分かることは

私は彼女に会ったことがある

 

それを理解した瞬間

何かが

何かの鎖が弾け飛ぶ音が聞こえた気がした

 

 

 

「輝夜、お迎えに参りました。隠れてないで出てきなさい」

 

偉そうな奴が口を開く

その声でぼんやりしていた意識が戻った

そして、輝夜が出てくる

 

「さあ!帰りますよ!カグヤ殿!」

 

どこかイヤらしい何か腹に逸物抱えていそうな感じだ

 

「私は帰らないわ」

 

輝夜が言い放つ

 

「だって帰ったらただのモルモットでしょう?不老不死で汚れた体なんていいい実験材料なんて思っているんでしょう?」

 

モルモット・・・実験動物か

なるほど不老不死そういえば永琳がそんな薬を研究しようとしていたな

それを輝夜は飲んだのだろうか

 

「・・・・全員!カグヤを逃がすな捕まえろ!殺しても構わん!」

 

ああ、思い出した。

無能で私に仕事を押しつけてきた奴の一人か

 

「そうか、なら私は一人の親としてそれを止めさせていただこうか」

 

輝夜を含め全員が驚いたように目を向ける

 

「馬鹿な!?強力な催眠系の術だぞ!?」

 

相手の一人が叫ぶ

 

「生憎、そういう術はあまり効かない体質でね」

 

「光淵お父様?髪が・・・」

 

「ん?」

 

髪に手をやると昔のあの色に戻っていた

内心複雑だ

人里に入りにくくなる

聖とか言った尼さん?も凄い髪だった気がするが・・・

そして永琳は信じられないモノを見た目で見てくる

仕方ないだろうが・・・

 

「まあ、気にするな」

 

「いや、気にしますよ・・・・」

 

さて、永琳は・・・

ふむ、なにやら怪しい動きしてるなこっちに目線を集中させとくか

 

「さて、お前には月人がまだ地球に住んでいたときにお世話になったよなぁ?」

 

屑に話しかけつつ空間の門を開け刀を取り出す

 

「ま・・・まさか!お前・・・・!?あ・・あり得ない!地球を丸ごと焼き滅ぼしたのだぞ!?生きてるわけが!」

 

「ところがどっこい生きている。さああの時のお返しもさせてもらおうか!」

 

刀を構え輝夜をかばうように斬りかかる

護衛がそれを阻む

そいつの首では無く護衛の体を真っ二つに斬る

 

「おお、さすが鬼が鍛えた刀だ」

 

刃こぼれもしていない

血も軽く振れば全て落ちる

他の護衛は体を震わせている

どうも実戦不足感がある

 

さて、どうやって隙を作ろうか

空間にある物を思い浮かべながら思案しながら

敵に向かっていった

 

 




今後どうするかな

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