東方魂探録   作:アイレス

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夜眠れない日々が続き寝不足でフラフラです

クーラーは私の部屋ないし扇風機は風が当たらない・・・
チルノいないかなぁ・・・・
抱いて寝たい
ロリコンなんて言われてもいいからぐっすり寝たい


第23話

無限とも言える円柱状の空間の中心に彼はただ一人存在する

中心には彼のデスクがおかれ周りには無数の本棚が存在し全て埋まっている

中心からは見えないがこの空間の果ての壁一面にも本棚が存在する

上方向へは今も空間は広がり続けそれに伴い本と本棚も増えていく

彼は今一冊の本の修復をしていた

普通完璧で不壊の本であっても時々は不具合で壊れることがある

 

「ふむ、ページか数枚分飛んでいるか」

 

ページの付け根をなぞるように切り離し本来書かれる場所につけ直す

ふと彼は異常に気づく

 

「やれやれまたか」

 

指を振り問題の本を複数持ってくる

その本は黒ずみ良くない気を発していた

 

「また幻想郷が問題か・・・こっちは・・・月か・・・・今度はどこから枝分かれしたところだ?」

 

端から端まで丁寧に調べ上げる

 

「これはもうダメだな、周りの世界にまで影響を与えかねない」

 

そう呟き本を抹消する

そして黒い表紙で包まれ金字で

 

ENDWORLD

9187549501456・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

と文字と数字が書かれた本が現れ元の場所へ戻っていく

その後直された本も戻される

 

「さて、仕事を続けよう」

 

彼はまた本棚の影へ消えて行った

 

 

 

 

 

 

 

・・・・ちゃんと名を確認するべきだったか

光淵は二人の酒宴の中で内心頭を抱えていた

あの手紙の主の名前ぐらい聞いておけば良かった

まさかあの子の親があの手紙の内の1人とは・・・

あの子もしかして私たちの家を探そうとしていたのでは無いだろうか?

まあ、自分と同じくらいの女の子に恋文・・・結婚の願を出したのだから・・・・・

不安にもなるだろうなぁ・・・・

今更ながらあの子に同情してしまう

ため息しかでない

 

「どうかなさいましたか?光淵殿」

 

「いえいえ、すぐ帰ると言いながらこんな時間になってしまったので娘に怒られてしまうと・・・・」

 

「ははは、輝夜殿にはかないませんか」

 

確かにかなわない、だがこの人との会話の方がキツい

口には出さず出された酒を飲む

この時代の酒はまだ確立されたばかりだが

それなりにいける

鬼二人にもらったあちらの方がうまいのだが

こんなところで出したら大騒ぎだ

 

「そういえばあの子はなぜあの通りに?」

 

「ああ、妹紅のことですか・・・・いえ、理由は何も話してはくれなかったようです。」

 

「なにやら・・・深い事情がありそうでございますね・・・・」

 

「・・・実はあの子は妾の子なのです・・・母親が亡くなったため引き取ったのですが・・・」

 

・・・・・結構重かったなこれは

この人も余計に妹紅の感情を刺激している気がするが・・・

まあ、他の家の問題だ口出しするべきじゃ無い

そろそろ帰らないと本気で怒られるな

 

「不比等殿私はこれで失礼いたします。・・・・本当に怒られそうな気がしてきましたので」

 

「ふふ、女は怒らせると本当に怖いですからな。人を出しましょうか?」

 

「いえ、大丈夫ですよではこれにて」

 

そう言って藤原不比等殿の屋敷を後にする

すっかり夜中で人通りも無い

おまけに朔、新月で真っ暗だ

その道を一人歩いて家に帰る

 

・・・・・妖気が漂っている

しかも大量の妖気の中に知っている者が二人

 

「萃香、勇儀お前らか」

 

すぐに出てきたのは萃香、その後を羅生門の方から勇儀がやってくる

 

「おお、光淵久しぶりだね。・・・貴族にでもなったのかい?」

 

「・・・さあな、自分でもさっぱりだ」

 

「くくく、確かにあんたの場合そんなこと気にもしなさそうだよな」

 

勇儀が笑いながら返答する

はてさて何しに来たのやら

 

「で?今度は何しに来た?」

 

「ん~・・・なんか噂の輝夜姫って言うのをさらおうk・・」

 

よし・・・ヤロウ

 

「・・・光淵?なんで威圧を放っているのかな・・?」

 

「いいことを教えてやろう。輝夜の親は私だ」

 

二人が青ざめながら顔を見わせる

 

「さあ、どうする?」

 

「「おとなしく帰ります」」

 

・・・逆に素直で怖いな

そう思っていたら百鬼夜行全員が我先に逃げていくのが見えた

二人をおいて

後を二人が追いかける構図だ

あいつらは本当に懲りないな

ああ、勇儀も含めたらかわいそうか

 

そんなこともありながら家に帰宅すると跳び蹴りで出迎えが来た

もろに顔に入った

誰もまさか門をくぐった瞬間に姫様が跳び蹴りかましてくるとか考え無いだろう?

 

次の日は顔と首が痛かった

その状態で恋文を出した5人が集められ難題が出された

私の空間に全部収まって居るのだが200セットほど

それと昨夜陰陽師がたまたま羅生門近くを歩いた居たら百鬼夜行がものすごい勢いで外に出て行ったのを目撃したとかなんとか

 




次はお迎え&永琳と再開?予定

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