東方魂探録   作:アイレス

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なんとか書けた
ある程度進んだら結構書けるもんですね
短いけど


第21話

萃香は飯を食った後

戦うだけ戦って満足して帰って行った

跡地は・・・・

草すら生えていない荒れ地になってしまった

偽装どころの話では無い

 

「さっさと逃げるのが正解だな」

 

他の人が来る前に見つかる前に

空間を空けそこに飛び込む

ただ誤算だったのは

無理矢理放り込んで別の場所に放り出すという

ことをしたため

飛び込んだ足下に・・・

出口が出来ていたことぐらいか

昨日から全く運がない

彼はそのまま空に放り出された

 

「ああ、なんでこんな時に限って空なんだ・・・」

 

そのまま重力に引かれ落ちていった

ほんとに付いていない・・・

 

 

 

 

目が覚める茅葺きというのか天井が見えた

寝かされているらしい

 

てしっ という音とともに小さな手が顔に当たる

そちらに目を向けると小さな可愛らしい赤ん坊が不思議そうな顔で見つめていた

 

「おお、目を覚ましたかい?」

 

お婆さんがそう聞いてきた

 

「お爺さんが連れて帰ってきたときはびっくりしたがね。」

 

そりゃそうだろう誰だって人が倒れていれば驚くし

予想外の人が来れば驚くようなものだ

 

「すいませんありがとうございます。おかげで助かりました。」

 

お婆さんは穏やかに答える

 

「いいのよ。見捨てたりしたら恐ろしいわ」

 

そりゃ見捨てて祟られるとたまったもんじゃ無いだろう

会話している間にも子供は私の体で遊んでいる

だが悪い気分では無い

なぜか何所か懐かしいのだ

 

「あらあら、ごめんなさいねぇ・・・ほらこっちへおいで」

 

お婆さんのことなど知らないように私にひっついたままだ

 

「いいですよ、このままでも。お爺さんは何所に?お礼を申し上げたいのですが」

 

「ああ、竹を取りに行っているよ。あんたを見つけて戻ってきたからね」

 

「後でお礼をしなければ行けませんね・・・この子の親は?」

 

「その子はねぇ・・・」

 

なにやら深い事情がありそう・・・・ん?

竹・・・老夫婦・・・赤ん坊・・・・

まさか・・・・

 

「お爺さんが竹の中から見つけてきた子だよ」

 

この子かぐや姫か・・・・・

そのかぐや姫が私の上で遊んでいるのは何の因果か

 

確か最後月に帰って行った

月と聞くと何か黒い感情がわき出てくる

不思議だ

誰か知っている人が月にいるのだろうか

今の私にはさっぱり分からない

だが・・・

何かがうずく

何か大切なものが近くなるような

そんな感じだ

目を落とすと輝夜が見つめていた

まだ過去の記憶も持っていない純粋な目だ

頭をなでてやるとうれしそうい微笑む

 

なぜ過去の行動さえも何かかうずく

本当に私はどうしたのだろう

 

お爺さんが帰ってきてお礼を言っていたときもこの子は離れもしなかった

なつかれてしまったらしい・・・

困ったことにこういうのにはなぜか私は弱い

遭遇することはほとんど無かったが・・・

 

次の日、お礼もかねてお爺さんを手伝って帰ってくると

体当たりの洗礼を受けた

・・・遠慮もないこの頃の姫さんはおてんばなのか・・・

ああこれはやばい

離れられなくなる

そう思い慌ただしく出て行く準備をする

自分の記憶と関連がありそうだが面倒ごとは苦手だ

なんせ国とも直接関わる貴族がこの子に群がるわけだ

いい年をした大人がである

ある意味ロ○コンじゃ?

そこに私は居たくない

だが・・・

 

出て行こうとした私の足に抱きつく

ある意味老夫婦の二人も困惑気味だ

当たり前だ二人よりも来たばかりの男に懐いているのだから

・・・・そんな目で見ないでくれ・・・・本当に・・・・

連れて行ったら確実に世界が狂う

私が居る時点で狂っているかもしれないが

・・・・・・ダメだなこれ・・・・諦めよう

子供のウルウルした目力には弱いのか

心の中で頭を抱えつつ

抱き上げ小屋に戻っていった

 




主人公fate風に運のパラメーターを出すとEかな?
それ以外がA以上?
知ったこっちゃ無いけど

意外とこいつロリコンっけでもあるかな?
書いてる側としてはそんな設定は無いけど

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