東方魂探録   作:アイレス

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ここを抜けたら、やっと人類が出てくる・・・
うーん、過去からさかのぼるって、やり過ぎたかなぁ・・・
ま、ぼちぼち進めます。
読む人なんてほとんどいないでしょうし

後書きに、主人公のまとめを入れときましょうかね。


第11話

「頭いてぇ・・・なんか寝すぎたか?まあ、そういう呪いみたいなものをかけたのは自分だが」

 

どのくらい寝ていたのか、皆目見当もつかない

当たり前だが何億年も動き続ける時計なんてあったら見てみたい

 

「・・・・また増えたか?」

 

周りを見渡すと以前よりも道が狭くなっている

整理はされているが

 

「整理したらきちんとそこに置いていくとか・・・・」

 

最初からそうしてほしいものである。

 

 

 

服を着替え、地球に戻る準備をする。

前みたいに、不測の事態を防ぐためだ。

出た瞬間に寒さで凍え死にそうになったとか笑えない。

 

前のように門を開け外へ出た。

 

目の前からドデカいトンボが突っ込んできた

 

「うおぉぉぉぉぉ!?」

 

いきなりこれかよ、正面からいきなりデカいトンボとか心臓に悪い!

トンボの正面怖いんだぞ!

いきなりだったからついゲートを複数開いて剣でずたずたにしてしまった。

スマン、トンボついやってしまった。

 

 

感覚的にはさっきまで氷の惑星だったのに今は虫と植物の惑星に成っている。

それにしても

 

「デカい」

 

それしか出てこない

植物も虫もとにかくデカい

30メートルを超える植物、さっきのトンボも30センチを超えていた。

 

これはちょっと楽しみだ。

なんせ幼い頃から探検なんて無縁だった

最初の探検がこんな世界とか燃える

そして、今まで小さな歴史なんて見ていなかった。

実際にこうしてみているととても楽しい。

 

ちゃんと足跡は能力を使って消していきながら歩いて行く

能力使って歩きもせずに探検なんて味気ない。

 

スノーボールアースは探検してないって?

行っても行っても猛吹雪の雪原を歩いて楽しいか?楽しいか?

そんなことしてたら確実にピチュってるだろう。

 

・・・ピチュってるって何だ?

変なもんでも食べたかな?

 

くだらないことを考えながら歩く

ここに、義妹は、いないそれは確定だ

もしいるのだとしたら、変態的な感覚で分かる。

ただのシスコンである。(ただの?と言っていいのか作者もわからない)

・・・ただし、人ならざる者に変質していなければの話ではあるが

 

 

義妹がいないのならその時代を思いっきり楽しむそうしなくてはやっていけないものである。

本人は自覚していないがだんだん時間や誓いが緩くなってきていた。

長すぎる時間の中でそんな感情が表に出てきたのか

もともとがこのような性格で、今まで気を張りつめていたせいでまじめだったのか

人の目がないからか

どれが正解かなんて、本人も知らないのである。

 

 

ひたすらに、ただひたすらに泥だらけの道を進んでいく、水が豊富なのか。それとも流れにくいだけなのか、川からあふれた水が森を浸している。

道なき道を景色を楽しみながらただ歩いていく

 

 

・・・・誰かに呼ばれている気がする

歩きながら、さっきから囁くように聞こえてくる

呼んでいるような、どこか懐かしい感覚・・・

何時だったか、このようなことが前にもあった

誰が呼んでいた?

いつどこで、誰が、何のために?

私を呼んでいた?

 

それは

 

いじめられていた義妹が私に助けを求めていた時の感覚だ!

 

 

それに気づいた瞬間、走り出した

木を蹴り飛ばし、虫を叩き落とし、助けを求めるほうへ最短距離で走る。

彼は基本的に、人にはあまり興味を示さない

ただし、他人であっても助けを求めている人、自分を助けてくれたら、見捨てることはできない。

いつだって彼は虐げられる側だった。

虐げずに助けてくれた人も虐げられた。

なら、自分が救えばいい、救える者を救わないで見捨てることは自分も虐げる側へ堕ちてしまうから。

 

 

走り続け、広い空間へ飛び出したそこには

 

1本の巨大な美しい花が咲いていた

 

太陽の光を受け、大地にしっかりと木のような根を張り、

茎の先にこの世のものとは思えないような美しい花が咲いている。

思わず、その美しさに見惚れていたが、声は確かにこの花から聞こえてくる。

 

よく見ると虫が群がっていた

そして、幹をかじって倒そうとしているようだ。

そして、少し離れたところにも虫が群がっていた。

そこから、小さな小さな手が見えた

 

 

その虫の山に容赦なく蹴りを叩き込む

上に群がっていた虫どもを蹴り飛ばすとそこには

緑の髪と薄い羽をもつかわいらしい妖精だった

まだ、その妖精にかみついていた虫を弾き飛ばし抱き上げる

気絶しているようだ。

そのまま、花へ向かいそこにいた虫も同じよう消し飛ばす。

すぐに方はついた

しかし、この子を置いてはいけなかった。

 

ふと花を見ると根元が木の根のように盛り上がっている部分があったためそこに腰を下ろす。

爪でひっかかれたような傷やかまれた傷に薬を塗り、包帯を巻いてやって、また抱きかかえた。

身体強化をして、全速力で走ってきた彼は妖精を抱きかかえたまま花に背中を預け、寝てしまった。

少し暖かい妖精がとても眠気を誘い、2つ違いの義妹と一緒に寝たころを思い出していた。

 

 

 

腕の中で何かがもぞもぞと動く感覚がして、懐かしい夢から浮上する。

腕に目を向けるとぱちっと開いた赤い瞳が目に入る。

起きたら知らない男に抱かれていたというのに恐がりもしない。

もしくは、理解していないだけかもしれないが。

 

「う~~~?」

 

しゃべれないのか、うめきながら顔に手を当ててくる。

仕草が可愛らしい・・・笑顔になる。

それにしても、人懐っこいというか、何というか。

つい、かまいたくなる。

ロリコンではないはずだ、絶対に・・・・大丈夫だよね?

 

 

・・・・・・・・無理だった

 

結局ここにとどまることになってしまった・・・

次の日になったらまた虫がわいていたし、この花が唯一残った花、この妖精はその花を住処とし、暮らしている妖精であることが分かった。

何で分かったかって?

周辺に同じような、花の残骸があった。

どうもこの花には特別な何かがあるらしいが、私には分からない。

そしてこの子が唯一の生き残りのようだ。

それに、なぜか気に入られてしまい、どうも身動きがとれない

 

気づいたら背中などにひっついている。

さあ、あなたはこんな子をおいて立ち去れますか?

私は立ち去ることが出来ない。

断じてロリコンだからではない!OK?

 

 

いったいいくつの月日が流れただろう

相変わらず、花のそばにいる。

もちろんあの妖精もだ。

ただ、妖精では名前ではないので

優華

と呼んでいる

妖精ではなくなったのか、何があったのかは知らないが

背丈が小学生ぐらいにまで伸びていた。

言葉も少し話せるようになった。

今でも普通にすり寄ってくる可愛い存在なのだが・・・

ちょっとした獣なら倒せるぐらいまでになった。

戦うすべはをきちんとたたき込んだからだ。

 

そして私は、優華の前からいなくならなければならない

 

 

もうすぐ、第1回目の大量絶滅がやってくる。

この花がどうなるか、それは分からない

だが、守らなければならない

この子は、私が育てた子のようなものだ

なら、守ることは当たり前のことだ。

 

優華には・・・悲しい思いをさせるだろう

だが生きていれば、また会える

この子なら生き残れる

そう信じるから

 

 

遠くから爆音が聞こえる

地震も起き始めた

火山の噴火が始まったらしい

もうぐずぐず出来なかった

優華を抱き上げる

 

「すまない」

 

そして、家となっている花の中に押し込んだ

訳も分からずオロオロしている

扉を閉め、結界を張る

出てこようとしているが絶対に開かない

どんなに叫んでもこちらには届かない

全ての力を注ぎ込んで結界を張る

2回目の大量絶滅まで持つ、最大出力の結界を

 

おそらく意識は持たない。

眠りにつくことになる

いつまで続くか分からぬ長い眠りだ。

結界が解けるまで優華は眠る。

優華が出てきたとき世界はどうなっているのだろう

 

 

大きな音が背後から近づき一気に私を吹き飛ばし世界が暗転する肉体は跡形もなく消し飛んだ

残った魂は己の世界へ戻っていく

そこには、美しい花が何事もなく静かに咲き誇っていた。




主人公

偽名 八雲 光淵  真名 八雲XXX 及び XXXX

常闇の真逆の存在(光)でありながら闇を己に取り込み炸裂したもの
全てのXXXXともいう存在
しかし、歴史の中でもはや彼はいらない者、光でありながら闇、モノを作る立場、人類史、地球から見ればいらぬモノ。
だから最もやっかいなモノを押しつけ、思い通り動かされそうになる。
逃げだし、思いもせず取り憑いてしまったのが・・・・・

姉として常闇の存在XXXXがいる。

能力
「世界の廃棄物を扱う程度の能力」 

神造兵器、それに類するモノ、人間の手に負えぬモノそれらを廃棄するために作られた空間にあるものを自由に扱うことの出来る能力(fateのゲート オブ バビロン的なモノ)
また、幾多もある平行世界、世界が終焉を迎えた後たまたま、残ったものがやってくることもある。
忘れされれたものや星、世界によって不要と判断されたものも含まれる。
幻想郷に似ているかもしれないが、廃棄場である。
自由に出すことや倉庫としても可能。

元々、持っていないモノ、とある存在に押しつけられた能力でもある。


「技能を写す(コピー)する程度の能力」 

知識や身体能力、技術を自らに写す能力

「魔法を使う程度の能力」

文字通り、魔法を自由に扱える能力魔理沙や白蓮よりも多彩な魔法を使える。
人間である八雲XXXの元々の能力


「XXを操る能力」

「XX、XX、XXを操る能力」

憑いた存在が元々持っている能力使えば世界そのもののあり方が変わっていまいようなモノ、存在自体が使わぬよう封印した。
おそらく、最後の最後にしか使われぬたぐいのモノ

今使える能力だけでもチートだけれど最後は・・・・使わないと行けないたぐいのものを用意しているからこそこれと思っていただければ。


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