夕張ちゃんやっぱり可愛いですねぇ(うっとり
ps-vita版の艦これでは着任してくれてるんですけど
最近始めたブラウザ版では、未だ着任してくれてません。
くぅぅなんてツンデレ。
夕張ちゃん狙ってレシピ回したら、ゆきかじぇ参上!
いあ、ゆきかじぇも好きなんですが…。
それでは、第10話お楽しみください。
琵琶湖を目指し、トコトコ走る夕張&クロスカブ。
景色はだんだんと山中といった感じになり、それと共にカーブも増えてくる。
大型トラックも多いこの道は、広くはあるけれど一部見通しが悪いので慎重にはしる夕張。
「あ、なんだか体感温度下がってきたみたい」
実際ちょっと場所が変わるだけで、敏感に変化が感じ取れるのはバイクの魅力だ。
少し寒く感じた夕張は、グリップヒーターのスイッチをオンにした。
(注:電ちゃん「グリップヒーターはハンドルを温める装置なのです!」)
5分もしない内に、ぽかぽかと手が暖かくなってくる。
冬場はこれが無いと、長距離ツーリングは非常につらいものになってしまう。
春先とはいえ、やはり山中は空気が一段と寒くなる。
そして日陰ともなると格段に体感温度が下がる。
艦娘といえど、寒いものは寒いのだ。
(特殊能力で耐えれはするが、感覚自体は「さむい」のであまりよろしくないようだ)
急ぐ旅でもなし、夕張は次の道の駅で休憩することにした。
クロスカブの妖精さんに確認すると、あと10分も走れば、右手に見えてくるそうだ。
「うぅこんな事ならゴアテックスのグローブにしとけば良かった」
今頃に言っても、当のグローブは鎮守府の艦娘寮のコンテナの中だ。あきらめるしかない。
逆にあまり暖かすぎると、今度は睡魔が襲ってくる。
このあたりの調節は自分でやるしかない、車とは大違いなのだ。
そうこうするうちに、目的の道の駅が見えてきた。熊川宿というらしい。
山間にあるやや小さめの休憩スポットだ。
ここにもたくさんのライダー達が集まり、それぞれ談笑しながら休憩している。
夕張は二輪用の駐車スペースが空いてなかったので、仕方なく駐車場の隅に停車させた。
「ふぅ、ちょっとあったかい飲み物が欲しいかな」
そう言いつつ、自動販売機まで移動し、ミルクティーを買うことにした。
「ティータイムは大事デスネーって、なんちゃって☆」
金剛のマネをしてみたが、自分でもあまり似てないと思いちょっと恥ずかしがる。
よく見れば、ほかのライダー達がチラチラとコチラを窺っているのがわかる。
あまり気分の良いものではなかった。
そのままバイクのところまで戻り、妖精さんと小声で相談してみた。
「琵琶湖まであとどのくらいかな?」
『1時間といったところですおー』
「そっか、じゃあそんなに慌てなくても良いよね」
納得した夕張は、両手で挟んでいた缶を持ち直しプルタブを開ける。
中身は当然あたたかく、白い湯気がたっていた。
一口飲んで満足げに「はぁ~おいしい~」と呟く夕張。
ゆるんだ顔は若干だらしなく、嫁入り前の娘としてどうなの?といった感じだった。
しばらく休んだ後、さあ出発だ!
という段になって空を見上げると灰色の雲が多くなってきている。
「あら?雨でも降るのかしら」
『大丈夫ですおー2時間以内に琵琶湖まで出ればノープロですおー』
「解ったわありがとう」
妖精さんにお礼をの述べると、今まで通りのペースでトコトコ走り始めた。
しばらくは上ったり下りたり曲がったりの典型的な峠道だったが
やがて景色が開け、延々と一直線の道路にいきつく。
「どうやらこの先が琵琶湖ね?ちょっとペース上げましょっか」
夕張は若干スロットルを開け気味にし、先を急ぐことにした。
ここまでくると、山間部の肌寒さはマシになって
逆に手が暖かくなりすぎていたことに気が付く。
大きな道路の高架をくぐると、目の前に待望の琵琶湖の景色が一面に広がる。
夕張は思わず「うわ~」と声を上げていた。
まるで海をみているようだ、これが湖?大きいなー、と呟きながら、琵琶湖に向かってさらに走る。
5分もすれば湖州道路と呼ばれる道路に突き当たった。
さて、どちらへ向けて走るべきかな?
たしか赤城さんから聞いた話だと、南の方は渋滞するから北側が良いっていってたよね。
そう思い出し、夕張は行き先を左手の北方向に定めた。
右手に琵琶湖を眺めながらトコトコ進む。
さっきの灰色の雲が、徐々に琵琶湖方面に流れ込んできているのがよく見えた。
「んー、雨に降られるのは勘弁してほしいな」
『あと20分ほどで道の駅があるお、雨宿りだお』
「そうね、そうしましょ」
そうと分かれば急ぐ必要もなし、のんびり行きますか!
「~♪」
鼻歌交じりにトコトコと駆けてゆく夕張であった。
今回も若干短め?ですがココまでです。
ここで設定解説のコーナーでっす。
【設定解説】その1:艦娘について⓵
基本人間と変わらない彼女達ですが、色々と特殊な能力をもっています。
一つは、謎生物(?)の妖精さんとコミュニケーションがとれること。
二つ目、身体能力が高い。
三つ目、頑丈である(タフであると思って頂ければいいかと)
四つ目、年をとらない、若いままである。
五つ目、怪我をしても入渠すれば大体の傷は治る。
六つ目、毒など効果があまりない。
七つ目、美少女しかいない。
以上が主だった特殊能力です。
今後矛盾がはっせいするかもですが、その時はゴメンナサイして変更します(汗
で、次回からは若干更新頻度が下がります。
誠に申し訳ありませんが、気長にお付き合い下さいませm(__)m
一部本文修正しました。