機動戦士ガンダム なぜこうなった?一年戦争編 作:青木 虚空
機動戦士ガンダム なぜこうなった?一年戦争? アイドル?芸能史
アイランドフィッシュ阻止作戦
一年戦争、それは地球圏でおこなわれた二台芸能事務所の戦いが起きた出来事を、表す言葉である。
それは宇宙世紀79年におき、一年かけた芸能闘争であった。
最初の始まりは、ジオンプロダクションの、一斉ゲリラライブから始まる。
ゲリラライブの場所になったのは、サイド1、2、4の3カ所でおこなわれた。
3カ所のゲリラライブは大成功を収め、連邦事務所のシェアをスペースコロニー群から、大きくげずる結果になった。
しかし、シェアは大きく削ったが連邦事務所の影響を全てをとる事は出来なかった。
そうして、ジオンプロダクションは、アイランドフィッシュ作戦を発動させる。
その作戦を知った連邦事務所は、時代劇、歌謡曲のスター、ティアンムを送り出す。
はたして、その結果は、決戦の場、アイランドフィッシュでおこなわれることになったのである。
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アイランドフィッシュ、コロニー内
「………おまえら〜〜〜〜!!あたいの歌を聴きなぁぁぁぁああ!!!」
ステージの中心で黒髪の女性が、マイクを片手に吠える。
集まった、観衆から女性の声に合わせるように
「シーマ様!!シーマ様!!シーマ様!!」
「わぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」
大歓声が上がる。
彼女はジオンプロダクション所属の新人アイドル「シーマ・ガラハウ」である。
彼女はサイドの各所でゲリラライブ専門で回っていたが、ファンからエロかっこいい、嬢王様と言われ人気急上昇中であった為、ジオンプロダクションに目をかけられ、一大作戦のアイランドフィッシュ作戦に選ばれたのである。
そうして、アップテンポの曲を次々と歌いづずけ、観衆のテンションをどんどんと上げていく。
そうして、コロニー内は、シーマ一色になりかけた時、ジオンプロダクションに凶報が届く。
連邦事務所、スターティアンム動くと
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「スター、そろそろアイランドフィッシュです。ご準備を……」
「……うむ。……私は、ステージに上がる。あとは任せた」
「っは!!」
宇宙戦艦内、特別に作られたティアンム専用の控え室に、連邦事務所のスタッフがティアンムに声をかけ、全ての準備が終わったことを伝える。
その言葉を聞いたティアンムは、大きく頷くと、座っていたイスから立ち上がり、余裕のある、ゆっくりとした動きでステージに向かっていった。
そうして、連邦事務所の、アイランドフィッシュ作戦を阻止する、反抗作戦が動き出したのである。
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「ド、ドズルさん。……連邦のやつらが動きました。……ど、どうしましょう?」
……ティアンムか。………他の者では荷が重い。わし自ら出る。オーロラビジョンの準備を」
「はぁぁあい!!わ、わかりました。…急いで準備をします」
連邦の動きを知った、ジオンプロダクションの移動事務所は、大騒ぎになっていた。
スタッフはあちこちを走り回り、混乱の中ドズルが動いた。
最初は、コロニー内でのライブ会場を写したモニターを見ていたドズルは連邦ごときがと考えていたが、ティアンムの名を聞いた途端、自ら動くことを決断したのである。
また、遅くなったが、ドズル・ザビは、ジオンプロダクションの創始者、デギン・ザビの三男でもあり、ジオンプロダクション所属の演歌歌手でもある。
彼の豪快な歌声はスペースコロニー内ではかなりの人気があり、ジオンプロダクション内ではスターのの一角を担っている人物である。
そうして、コロニー内でのファン獲得以外に、宇宙空間では、ジオンプロダクション、連邦事務所の二台スター対決が始まろうとしていた。
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所かわって、お茶の間。TVを見ていたとある家族のTVに特別番組の歌番組が映り出す。
そうして、番組の司会進行役の男性が映り
「…どうも、お茶の間の皆さん、司会進行役のタモンであります。今日は通常の番組編成を替えてアイランドフィッシュでおこなわれる、スターティアンムvs演歌の花道、ドズルの歌唱合戦を、お送りしだいと思います」
と、司会進行役のタモンが番組の説明をし、彼のバックの宇宙空間には、オーロラビジョンで映し出された、ティアンムとドズルの姿が映っていた。
「……父さん、どっちに投票するの?」
と、リモコンを持つ長女。
「………父さんとしては、ティアンムさんかなぁ?」
と、父親
「……母さんは、ドズルさんかな?あの強そうな感じが好きなんだよね」
と、母親。
「ブーブーブーブー。俺はシーマ様を見たかったよ。アイランドフィッシュ内では、シーマ様の生ライブがやっているというじゃんか、俺はそっちが見たかったよ」
ふてくされる長男。
「僕、私、どっちでもいいもん」
と、双子の次男次女。
という光景が、この家族内ではあり、時間が経つにつれ、ティアンム、ドズルの。歌唱合戦が進んで行ったのである。
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「………これでお二方の歌唱合戦は終了しました。本当にお二方の歌は、素晴らしかったです。落ち着いた感じと深みのある声のスターティアンム。熱い心で心に届く声、演歌の花道ドズル。本当に素晴らしかったです。しかし、この戦いも決着をつけなければなりません。さぁ、見ていた視聴者のみなさんが決める時間です。……リモコンのdボタンを押し、ティアンムさんなら、緑のボタンを、ドズルさんなら、赤色のボタンを、両方とも良かった、選べない人は黄色のボタンを押してください」
と、司会者の男性が言葉を終えると同時に、男性の横に各色のバーが映り、激しく投票者数とパーセンテージが動き出す。
そうして、投票終了のカウントダウンが始まり、ついにカウントダウンの数字が0になり、投票が終了となったのである。
そうして、司会者の男性が動き出す。
「ついに決まりました、アイランドフィッシュでの戦いの結末が………」
司会者の男性は、横に映っている、バーのせいで結果は出ているのだが、ためてためて、言葉を出し渋るように言葉を、選ぶように声を発する。
「緑、36パーセント。赤、38パーセント。黄、26パーセント。……これによって、アイランドフィッシュ決戦は、演歌の花道ドズルさんの勝利が決まりました」
この瞬間、肩を落とす、ティアンムの姿と、仁王立ちをし腕を組むドズルの姿に別れたのである。
そして
「ティアンムさんが負けた」
と父親
「やっぱりドズルさんよね」
と喜ぶ母親。
「……どっちでもよかったよね?」
と、長女と双子の次男次女。
「……どっちでもいいよ。シーマ様が見たかったよ」
と長男。
と言った会話がこの家族内では、おこなわれていったのである。
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「勝ったか」
ジオンプロダクション勝利の報告を聞いたデギンは、一言つぶやいた。
「(今までの苦労がむくわれた。すべての毛が東方の彼方に飛んで行った、過去の苦労が無駄ではなかったと……これで、カツル)
」
と、デギン・ザビは社長椅子から立ち上がり、キタキタ踊りを踊り出したのである。
それを冷めた目で、見ていたギレン・ザビは
「(……父上、老いたな。このままでは、ジオンプロダクションの先は短いか)」
と、さらに冷たい目を、デギンに向けるのであった。
一方、場所はかわり、連邦事務所では
「……はぁあ?もう一度行ってくれ。今聞きそびれた」
「……はい。残念ながら、アイランドフィッシュ決戦では、スターティアンムは、ジオンプロダクションの演歌の花道ドズルに惜敗。アイランドフィッシュ内でのライブ阻止にも失敗。新人のシーマの人気が、アイランドフィッシュ内ででは固定化しつつあります」
報告を聞いていたゴップは部下かの報告を二度聴き、その言葉が、言葉の衝撃波として直撃をする。
その瞬間、ゴップの体は、大きな衝撃を食らったように、社長椅子からイスから吹っ飛び、頭のセットが崩れる。
その衝撃の瞬間を見た部下は
「……お、落ち武者!?」」
と驚愕の言葉を発してしまうが
「……じ、ジオンプロダクションにれ、連絡だ。次はルウムで一大決戦だと。……各所にも連絡しろ!次はルウムだと」
ゴップはイスの背に手をかけ、立ち上がりながら、言葉を発する。
そうして、彼の投資に反応するように、頭頂部の輝きは増していくのであった。
そうして、ルウムでの、ジオンプロダクション、連邦事務所の、一年戦争、前期の一大決戦が始まろうとしていた。
双方ともに宇宙での全力をかけた戦いが、始まろうとしていたのである。
これ、つづくのか?しかし、間違って、アイランドフィッシュ作戦だけだったのが、なぜ?ブリティッシュ作戦が入っていたのか?
眠い状態は危険だぜw
次回は、ブリティッシュ作戦なんだよねw