俺ガイル やはり俺のゾンビエスケープは間違っている 作:( ;∀;)
八幡「なぁ...戸塚...その包帯どうしたんだ?」
戸塚「え?...あぁ...転けちゃってさ...」
八幡「大丈夫なのか?」
戸塚「うん!大丈夫だよ!」
川崎「痛かったらちゃんと私たちに言いなよ?」
戸塚「うん!」
良かった...もう誰も失いたくない...俺はこいつらを...こいつらだけでも守りたいんだ...
雪ノ下「そろそろ非常食が配られる時間よ...行きましょう...」
俺達は非常食を食べ、精神的にも肉体的にも疲れたので寝ることにした...
???「ウゥ...ウガウ...ウガ...ウガァァァァ!!」
八幡「!?なんだ!?」
俺達は謎の叫び声が聞こえたので、起きた...他の生徒も不審に思ったらしく、ほとんどが起きていた...叫び声の主は...
八幡「戸塚!?」
戸塚?「ウガァァァァ!!」
戸塚は叫び声を上げ、こちらに飛び付いた...俺は危険を察知し避けた...
八幡「おい!戸塚!どうしたんだ!?」
戸塚?「ウゥ...」
俺は嫌な汗が出た...戸塚の体は腐っており、目は白目を剥いていた...俺はわかっていた...この時点で...だけど信じたくなかったんだ...
八幡「嘘だろ...?なぁ...戸塚!」
戸塚?「ウガァァァァ!!」
戸塚は俺に飛び付いた...その瞬間、誰かに突き飛ばされた...そして、血飛きが顔につく...
川崎「うわぁぁぁ!!」
八幡「川崎!!」
雪ノ下「川崎さん!?」
川崎が戸塚に噛まれていた...
川崎「うぅ...比企谷...行きな...」
八幡「で、でも」
川崎「行けぇぇぇぇ!!!」
雪ノ下「比企谷くん!!行くわよ!!」
俺は雪ノ下に手を捕まれ、外に出た...
八幡「雪ノ下!待ってくれ!!たのむ!!川崎が!戸塚が!」パン...
俺は雪ノ下にビンタされた...
雪ノ下「いい加減に現実を見なさい!!川崎さんも!戸塚くんも!皆死んでしまったのよ!!」
俺は雪ノ下に現実を見せられた...俺は絶望し、その場に落胆した...幸い回りには化物は居ないので、教われる心配はなかった...
八幡「俺は...何も守れなかったのか...?俺は...」
雪ノ下「...まだ...まだ私がいる...だから今は前を向きましょう...さぁ立って!今は生きる事だけを考えて!」
その言葉は俺に充分すぎる希望を与えた...
八幡「...わかった...」
俺は立って、走り出した...
俺達は校内にあったバッドを持ち、しばらく走っていた...
雪ノ下「はぁ...はぁ...」
雪ノ下はもう体力の限界のようだ...
八幡「...あそこで少し休むか...」
俺はコンビニの前で少し休むことにした...
雪ノ下「...ごめんなさい...私に力がないばかりに..」
八幡「いや...あのとき俺はなにもできなかったから...」
そう会話をしていると、近くから不自然な足音が聞こえてきた...俺はバットを構えて、出てくるのを待った...足音の主が確認できた瞬間、俺はバットを振り上げた...しかし降り下ろすことができなかった...何故なら
八幡「い...一色...?」
俺は固まってしまった...
雪ノ下「比企谷くん!!」
八幡「うわぁ!」
俺は化物の攻撃を受ける事はなかった...その代わりに雪ノ下が...
雪ノ下「くっ...うぅ...」
八幡「クッソォォォォォ!!」
俺は怒りに任せ、バットを化物に叩きつけた...
八幡「雪ノ下!!」
俺は雪ノ下にあわてて近寄る...
雪ノ下「...私は...もう駄目よ...あなただけでも生きなさい...」
八幡「ふざけんなよ!?お前が居なくなったら俺はどうすれば!!」
雪ノ下「...なら私は貴方に以来を出すわ...
小町さんを...命懸けで守りなさい...」
八幡「でも...お前は...」
雪ノ下「うるさい!!早く行きなさい!!」
...俺は覚悟を決めて、立ち上がった...
八幡「雪ノ下...すまない...」
俺は走り出す...後ろから行かないで...と聞こえたが...俺は聞こえてない振りをする...その声を認識してしまったら...また止まってしまうから...俺は走った...家に...もしかしたら小町がそこにいるかもしれないから...10分後俺の家に着いた...
八幡「小町!!」
俺は急いでドアをあけた...小町はいた...ただし...小町は頭だけしかなかった...
八幡「こ...まち...?ふふふ...はははは!あはははは!俺はなに勘違いをしていたんだ!?こいつらだけでも守るだ!?ふざけんなよ!!誰一人守れなかったじゃねーかよ!!雪ノ下も!由比ヶ浜も!戸塚も!川崎も!小町も!」
俺は狂ったように嗤った...後ろから化物が近づいてくる...だがもう逃げるきになれない...
八幡「比企谷八幡!!お前はなにも守れない!!お前なんか!!死んじまえ!あはははは!あはははは!」
瞬間、一発の銃声がしたと同時に、俺の意識がなくなった
はい、プロローグ終了です!では、次回もお楽しみに!