青春memory   作:N"our"vice

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どもー5代目の鍵使いと申します
お初に目にかかる方もいると思います
僕はラブライブサンシャインの二次創作を書いているものです
素晴らしい作家さんたちのいるなか、N"our"viceの一員として参加させていただきました!
それではストーリーとしてちょびちょび出てきた天下谷健誠くんをメインとして書きました

僕よりも素晴らしい作家さんたちが書いた話のちょっとした箸休めだと思ってお読みください

それではどうぞ!


ゲームの延刻

 

 

「よし、3ターンで種火は回れるからあと、10回はいける」

俺、天谷健誠は朝食のプロテインを飲みながら、某スマホゲームをプレイしている

 

俺は16歳、ボクシング部に入っているこの春から高校生1年生である

実は俺は普通の歳だと高校生1年生ではないのだ

なぜなら、あんなこんなで去年、ある重い病気にかかり1年間、入院してそのせいで、留年し

その後、回復力が凄すぎたらしくボクシングしてもなんとも無いくらいまで回復して

今に至るのだ

だから、詠斗、高道海人と英莉星彩とは同級生にして幼馴染なのだ

 

 

そんなことはどうでもいいとして

今日は部活がOFFである

なので今日は詠斗、海人とゲームセンターで遊ぶ予定だ

いつもこの2人と遊ぶのだが、最近部活の大会が近くて遊びに行けなかったのだ

昨日ようやく大会が終わり、疲れを取るために休みなのだ!

本当に楽しみだな

 

集合時間はあの壁時計の時間だとあと一時間あるし、もう少し、ゲームしてるか

と思ってスマホを開くと、それは集合時間になっていたのだ

 

そうだった。一時間ズレてること忘れてた

 

こうして、俺は遅刻をしました( •̀ω•́ )✧

 

 

 

遅刻をして集合場所になっていたゲームセンターの近くであり、学校の近くでもある駅に行くと、

 

「遅いわよ!」と英莉星彩の声が聞こえた

あれ?彩!?

「つかぬ事を聞きますが彩なんでい……」

と言おうとした時、また次の言葉が飛んでくる

「いや〜10分も遅刻とは何事じゃー」

と確か詠斗のクラスメートの日比谷実音という人が突っかかってきた

え?実音!?

「てか、実音、5分前に来たお前が言えることじゃないからな」

と海斗がすかさず実音という人につっこむ

「え〜と?まず、遅れてごめん

あと、何で彩と実音という人がいるの?」

ようやくして、言葉を放つことに成功

「えっと、実音の奴は知らんが、健誠、彩、お前が呼ばなかったのか?」

「そうよ!健誠、あなたが誘ったんでしょ!」

と海斗と彩がそう言った瞬間思い出した

「忘れてたわwww」

「忘れるなよ」

「その間、ずっと海斗と2人でいれたから許すけど…///」

「って、俺、知らんってなんなだよ!

あと、実音という人やめてくれない!?」

実音という人がそんなこと言ってるけどそんなことは知らない

知らないというのは恐らく、詠斗が誘ったのだろう

あと、彩が顔を赤くする時、海斗が目をそらす光景も目の当たりにした

最近この2人はいつもこうだ

いつもは彩はデレて、海斗は鈍感だったのだが、

先々週くらいからか海斗も少しずつデレてきている

 

……お前ら、もう付き合えよ

 

それはそれこれはこれ、今はもっと重大なことがある

 

「てか、詠斗(あいつ)来てないな」

 

そう詠斗がまだ来てないのである

 

けど、安心しよう詠斗が遅れてこないことは1回もないのだ

もし、時間通りに来たらそれは……

言わないでおこう

 

 

それから10分後がたった

「来ねぇーー!!」

なんと詠斗は来ない

「本当に来ないんだけど、詠斗なんで来ないよよ!」

「腹減った」

彩は痺れを切らしていて、実音という人は腹減ったといってバナナを食べている

 

まさか、ここまで来ないとは思わなかった

 

「あいつ、寝てるのか、少し電話してくるから待ってろ」

そう言って海斗はスマホを開いて、詠斗に電話をかけた

 

そこから3分後

「出たか?」

「出ない、だめだ」

実音という人に尋ねられた海斗はそう答えた

出ないって本当に詠斗何してるんだ?

「どうするの?」

と彩が尋ねる

「いや、しばらく待ってみるか、あいつの事だ家で呑気に飯でも食ってるだろう」

そう海斗が答えた

俺もそうであると信じたい

俺がそうであったように

しょうがないから、人間観察でもしてよ〜と

「気持ち悪いからやめた方がいいわよ」

と彩は言いながら、海斗の腕を掴む

え?彩なんで俺の心の中読めたの?

「嘘だよ嘘、ん?」

俺は何か後ろに二人くらいいるのを悟った

「どうした叫んたり、イライラして?」

「あれ?アニキに、凪咲さんではないですか」

それは春希さん(アニキ)と毒姫こと、同じクラスの凪咲さんだった

 

「いや、健誠、学年違ってもお前、同い年だろいつもだけど同い年がアニキって、言うのやめてくれない?」

とアニキはいうがそんなことは知らない

凪咲さんはアニキの腕をしっかり掴んでいる

そう、彼らは付き合っている

しかし、その事は俺たちのメンツしか知らない

それ故か凪咲はいろんな人々から告られる

まぁ、ここのメンツみんなみんな美男美女しかいないからな(特に海斗とか彩とかね)

 

「春希、どっかお出かけか?もしかして暇か?」

と海斗はアニキに話している

「あぁ、本屋に行くんだ。凪咲が買いたい本があるか」

確か、凪咲さんは小説を結構見てたな

はっきり言うと俺も小説は好きだが、

凪咲さんが好きなのはラノベという俺の未開のジャンルなんだっけ?

ラノベは詠斗に勧められるんだけど、俺は歴史小説が好きだから板に合わないんだ

そんなことはほっとこう

「そか………俺たちはk「春希、ちょうどいいや!、一緒にゲームセンター行かね?」

おい、実音!人が話してる最中に割り込むな!てか、さっきの春希が言ってた話聞いてたか!」

 

海斗の話している最中に実音という人が話した

 

海斗たぶんこの人が聞いてない理由、多分バナナ食ってたからじゃないかな

 

「ねぇ、春希、この人おかしいね」

そして、凪咲のこの毒姫が発動した

この毒姫という名の由来はこの毒舌から来ても過言ではない

「それはいっちゃいけないよ凪咲ちゃん

実音は元々バカだけど」

あ、それは言わないお約束って奴を言いやがったぞ

毒よりもひどい槍を実音という人に投げたぞぉ!

「おい、それはひでぇー!!俺は天才だぞ!」

それに反論する人がいる

恐らくこの人の天才とはみんなから見ると馬鹿と同じなんだろうと思うな

「英莉星さん、あなたの言ってることはそう見たいね」

そして、さらに凪咲さんが息の根を止めにきている

 

これはもう

「実音という人、残念だね」

しか言えない

 

「健誠よ、君は俺と同じだと思ってたのにぃ〜」

「それは無いです。死んでも認めたくないです」

「えっ……………即答…」

 

確かに俺も勉強は出来ないけどこの人とは一緒にされたくない

「よく行ったな健誠www」

 

「春希、早く行かないと売り切れちゃう」

と凪咲さんはアニキの袖を引っ張りながらそう言った

「分かってるよ凪咲、そうだ!さっきの実音の話、凪咲が本を買ったら、行くよ」

それに気づいたのかアニキはそのまま駅前の書店てと歩き出した

 

「そうか、じゃあな」

そう言って、アニキたちと別れた

 

そこからしばらくすると違う声が聞こえた

 

「悪い〜遅れた〜」

 

「遅せぇ!!!」

その声の主は詠斗だぁ

その声と同時に詠斗の怒号がとんでる

ようやくして、詠斗がやって来のだ

「全く、1体何をしてんだ?」

 

「いやぁ、アニメを見返してたら、寝落ちしててさぁ〜」

と詠斗

これはいつもとの事なんだ

「つまり寝坊だろ」

「はい」

海斗が詠斗に毒を指す

「呆れた」

さらに彩も毒を指す

「あきれたとはなんだぁと!」

しかし、詠斗は反論した

「だっていつもの事じゃない、健誠はゲームして、詠斗はアニメを夜通し見てて、

もう少しは反省しなさい!!」

 

「「はい、すみませんでした以後こういうことがないように気を付けます」」

詠斗と俺は論破された

 

 

なんで俺も謝まってんだろう?

 

てか、なんで論破されてたっけ?

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで俺達はようやくゲームセンターについた

 

「なぁ、詠斗、寝そべりあったぞ!!」

 

「まじか!、取りに行くぞ!彩!!」

 

「なんで私なのよ!!」

 

「彩、これで!」

 

「わかったわよ!」

 

と言うたわいない会話がクレーンゲームの前で続く

 

俺は何故かそれを眺めていた

「どうした?そんな懐かしぃ〜とか思った顔をして」

その後から海斗が声をかけてきた

「そんなように見える?」

「そうだな」

「なんか、ここ最近、部活が忙しいかったから、こういうの久しぶりだなーって」

「いや、高校で部活やってまだ3ヵ月前後だろ」

「バレたw?」

「バレるわそんな嘘」

「だよね」

とたわいない会話をしていると

クレーンゲームの方から

「これマジやべぇって、

海斗の好きなキャラのやつだぜこれ!」

詠斗たちの声がする

「おい、まじかよ!おい、健誠行くぞ!

金を回せ!取りに行くぞ!彩!!」

 

「え?待てよ〜」

 

 

 

 

人間五十年、下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり

 

これはかの有名な織田信長が桶狭間の戦いの前に謳った敦盛の歌詞の一節だ

 

この意味は人間の一生など所詮は50年にすぎない。

 

天上界の時間の流れと比較したら、まるで夢や幻のようなものだ。

 

その俺達の人生は夢や幻だ

いつ、その夢や幻が終わるかわからない

 

そして、俺達の青春は夢と幻の時の一欠片だ

このひとかけらは決して終わりを迎えてしまうけれども、この一欠片の思い出は下天の時間の長さよりもずっと遠くまで色褪せることはないだろう

 

だからこの一欠片だけは俺は大切にしたい

もっと詠斗たちと過ごしたいと

 

俺はそう心に刻みながら、クレーンゲームに1歩足を踏み始めた

 

「なぁ、海斗〜俺が取ってやるよ〜」

 

「「「だめだ」」」

即答でクレーンゲームにたかっていた男子3人から応答が帰ってくる

「絶対にお前にやらせはしないだって

お前、クレーンゲームが苦手だろ

てか、そこで立ってろ」

と海斗

「これは戦場だ!!

お前にクレーンゲームをやられるなど先に戦死が決まったも同然だ!」

と詠斗

 

 

前言撤回だ ひとまず、こいつらをぶっ叩きたい!






今回の話でとりあえず1人1話ずつ書かせていただきました!
いつも読んで下さっている方々、感謝申し上げます。

次回の話は夏風 櫂さんと雪桜(希う者)さんの合作です!
よろしくお願いします!

そして本日、8月22日はなんと!今作のメインキャラである秋原 詠斗くんの誕生日ということで小噺を夏風 櫂さんに書いていただきました!
ぜひ読んでいただけると嬉しいです

~~~

海「そんじゃあ」
 海実創「詠斗、誕生日おめでとー」
 詠「おー、どうもどうも」
 創「そっかー、今日で詠斗も17か……」
 実「ちっ、18禁解禁に一足早くリーチを掛けたか……!」
 海「ま、俺らは誕生日迎えても何も変わんないけどな」
 創「……何を言いたいんだい?」
 海「この小説はド○えもんと同じ時空設定だ」
 実「設定言っちゃったよ」
 詠「ウロボロスかよ」
 海「さっすが、小説執筆してるヤツは違うね」
 詠「いやいや、何が違うんだよ」
 海実創「格好のつけかた」
 詠「うるせぇよ!」
 創「そうだ!」
 実「創だけに?」
 創「最近、詠斗が書いたやつって何?久しぶりに読んでみたい!」
 実「無視なんだね……」
 詠「ん、いいぜ。度肝抜かれるなよ?」
 実「なになに?俺にも見せt……『ニートな俺とヤンデレンジ~ホモショタ料理を添えて~』?」
 海創「……………………は?」
 詠「やっぱり、タイトルで度肝を抜かれたか!俺、天才だな!」
 
 ピンポーン

 海「お、ピザが届いたみたいだな!」
 創「そ、それなら皿とかも準備しないとね!」
 実「よぉし、買ってきたもの出すぞー!」
 詠「あ、おい!読んでから動いたっていいだろぉ⁉」
 海実創(アイツ、最近疲れてるんだな……)



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