RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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休みもなく働く鉄道公安官、ある日札沼まりの友人が函館本線の音鉄に行って、行方不明になった 特捜班は拉致の可能性があると北海道の小樽へ向かった 小樽の倉庫へ行くと3人の男に遭遇した、一体この3人は何者なのか






登場する列車 711系 キハ40系 快速「海峡」


第25話 函館本線・小樽に消えた音鉄

函館本線・大沼公園

雪の多い北海道で、函館本線の列車の音声と写真を撮っていた札沼まりは、友人のかおりと桜内梨子と一緒に音声と写真を撮っていた、今回は函館本線の大沼公園の湖畔で車両見ていた。

その時、列車がやって来た。

「来たっ、来たわ、」

「本当だわ。」

キハ40系の普通列車である、梨子はカメラで写真を撮っていた。

「きっと、森へ行くんだわ。」

「そうだね。」

かおりは録音機とマイクを向けて、キハ40系の走行音を撮っていた。

「へえっ。」

札沼は、喜んでいた。

 

日夜、休みもなく働く鉄道公安官、南たちは、大忙しです。

「えーん、えーん。」と子供がなく。

「もう大丈夫よ、ママすぐからね。」

と小海は迷子の保護をする。

「京浜東北線はこちらです。」と松本が言う。

「じゃあ、俺が案内します。」と岩泉が案内する。

赤城と小泉は上野駅の警戒に当たっていた、しばらくして長野発のL特急「あさま4号」が到着した。

一方、公安特捜班は

「了解、直ちに公安官出動させます。」と高杉が電話を切った。

「南、高山、新幹線ホームで詐欺師が逃走してる、すぐ確保に向かえ。」

「了解、行くぞ、高山。」

「はいっ。」

南と高山は、東京駅の新幹線ホームで詐欺師らしき男を発見、すぐに職務質問を行った。

「すいません、東京公安のものですが?」

「そのトランクの中は、何が入ってますか、ちょっと見せていただきませんか。」

「ええ、もちろん。」

所持品検査した結果、詐欺師ではなかった。

「ご協力ありがとうございました。」

「いえいえ、私ではなかったら人違いですよ。」

「そうですか。」

そして、新幹線ホームを警戒に当たっていた、その時だった。

「あっ南さん、この男じゃない。」

南と高山は、応援の鉄道公安官を連れて詐欺師の確保に当たった。

「やべっ、サツだ。」

「待てッ。」

南と高山は、詐欺師と格闘の末、詐欺師は御用となった。

 3人の公安官は、詐欺師を確保し公安室に連行された、南と高山は、中央線のホームに警戒に当たっていた。

「女の敵めっ、観念しなさい!」

くがっ、と痴漢は失神して気絶していた。

「桜井。」と南が言う

「あいつ。」高山が言った。

「何やってんだ、桜井。」

「桜井、その人が何やったんだ。」

「犯罪者よ。」と桜井が言う。

「そうか、すぐ公安室に連行しよう。」

南と桜井と高山は、男を東京公安室に連行した。

 

公安特捜班

「何でこうなるのよ、犯人を逮捕して始末書なんてありえないわよ。」

「桜井、何で犯人を気絶までしたんだ。」

「犯罪者は情けは無用よ。」

「そういう問題じゃなくてさ。」

この日、南と高山は詐欺師と痴漢を逮捕した。

「南さん、今日、踊り子で旅行バックの落し物の拾得物の書類です。」

「わかった、小海。」

南は、拾得の書類を書いていた。

「上野駅から、戻りました。」

その頃、赤城と小泉は上野駅の警戒から戻って来た。

「赤城、小泉、ご苦労さん。」と高杉が言う。

そこへ、一本の電話が特捜班に事件の知らせが入った。

「はいっ、こちら公安特捜班、えっ、少女が行方不明、了解。」と電話を切った

「おいっ、少女が行方不明だ、捜索に当たってくれ。」

「はいっ。」

小海と岩泉は、少女の捜索を東京駅内を捜索した。

「岩泉君、捜してみましょう。」

「よしっ。」

そこへ、友人の札沼まりと桜内梨子が特捜班にやって来た。

「行方不明。」

「友達が、いっしょに音鉄の仲間なんだけど、かおりっていうんだけど、昨日から行方不明になってるの、函館本線の写真を撮って来るって。」

「どこの駅へ行くって言ってなかった。」

「そこまでは。」

「うーむ、なるほど。」

「じゃあ、列車事故か何かの事件に巻き込まれた可能性も。」

「大丈夫だよ、俺達が探してやるよ。」

「ありがとう、高山君。」

南と高山と桜井は、行方不明の事案を高杉班長に報告した。

「よしっ、北海道警にも協力したから南と高山と桜井は北海道へ向かえ。」

「了解。」

小海は、行方不明のかおりについて事情聴取を行った

 

 

函館駅

「ここが、函館駅だ。」

南と高山と桜井と岩泉は、快速「海峡」に乗り、函館へやって来た。

そこへ、キハ40系の普通列車が到着し、南と高山と桜井は長万部へ向かった。

「おっ、大沼公園だ。」

「ここで、列車の写真を撮ってたんだね。」

「ええ。」

「いわゆる、音鉄と撮り鉄だね。」

南と高山と桜井と岩泉が乗った、キハ40系普通列車は長万部駅に着いた。

「ねぇ、この長万部駅に聞き込みしてみようか。」

「よしっ、この写真でこの女は列車に乗っていたのかを聞き込みをしてくれ。」

「了解。」

長万部駅で聞き込みをしたが、かおりの行方は見つからない。

「えっ、旭川行の列車に乗った。」

「うん、その列車だと小樽に行くと言って、それに乗ったと」

「本当か。」

南と高山と桜井は、旭川行の711系普通列車に乗り、小樽へ向かった。

「どうもご苦労様です、私、北海道警察の橘です、小樽署の船村です。」

「公安特捜班の南です」

「桜井です。」

「高山です。」

南たちは、紺青のY31グロリアブロアムに乗り、小樽の鉄道記念館へ向かった。

ファオン、ファオン、ファオン、ファオン、キキィーッ。

「どうも、今日キシ80系でかおりさんの所持品が見つかったんですって。」

「行方不明の人のものかどうかわかりませんが、昨日のものでした。」

「どこにありましたか。」

「キハ80系のキシ80の車内に。」

「そうですか。」

南と桜井と高山と岩泉は、小樽市内を捜索した。

「何だ、あの倉庫は。」

高山は、怪しい倉庫を発見した。

「こちら高山、行方不明のかおり発見。」と無線で連絡した。

まもなく、南と桜井と岩泉が到着。

「本当にここなのか。」

「ええ、間違いない。」

「高山、よくやったよ。」

南たちは、倉庫に突入した。

「もう大丈夫ですよ。」と桜井。

「立てるね。」と南が言った。

と、その時。

「てめぇーらっ。」

と、3人の男たちが倉庫にやって来た。

「何やってるんだ、あっ、その制服は。」

「やべぇ、警察じゃないか。」と2人目の男が言う。

「はずれ、鉄道公安隊よ。」と桜井が言った。

「お前たちを逮捕監禁の容疑で逮捕する。」と南が言った

3人組の男たちは、ナイフと金属バットを持った。

「くそーっ、なんでここが。」

桜井と高山と岩泉は警棒を携行し、南はSWマスターピースを取り出した。

「うりゃーっ。」と3人は襲い掛かる。

南たちは、3人を確保した。

 

公安特捜班

「逮捕した3人は、小樽で薬物密輸グループの一員だったそうだ。」

「そうでしたか。」

「それにしても、お手柄だった南、桜井、岩泉。」

「いや、それほどでも。」

「後、かおりさんは明日退院するそうだ。」

「よかったですね。」

これで2度目の手柄になった南と高山と桜井と岩泉だった、その後、公安本部長賞も確定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ゲスト

札沼 まり

桜内 梨子

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