次の日 公安特捜班に新人私服公安官の紹介と朝礼が行われた。
「今日から、警乗2班から公安特捜班に配属になった南公安官だ。」
「南 達仁です。よろしくお願いします」
「俺、高山直人。」
「梶山真由美です。」
「松本恵介。」
「私は、中野です。」
「私は、小海はるかです。」
「菅原と申します。」
「俺は岩泉です。」
「私は公安特捜班・捜査主任の小林洋介であります。」
「三輪です。」
「速水綾子です、わからないことがあったら聞いてください。」
「私は桜井あおいです よろしく。」
「近年、犯罪の凶悪化や列車で逃げようとするものがおれば逃げようとするものもいる、そこで公安本部から増員の依頼があったから、警乗班から配属させようと考えた、そこでだ南が来れば捜査は出来るさ。」
「ちょっと一言いいですか?、捜査班に来るってことはやっぱり左遷みたいなもんですか。」
「自分から志願したんだ。」
「えっ。」
「どうしてまた。」
「小学生の頃から、列車が好きだったから 1人旅もしたこともあります。」
「飽きますけどね、何度も見たら。」
「私は飽きませんよ、乗って旅するのは。」
高杉は南と松本と高山と桜井は、大泥望助の捜査をしていた。
「えーと、事件は先日の6月ごろ住宅街に金庫の50万円奪って主人を負傷させ逃走した模様、この大泥望助は強盗致傷で3人を負傷させている この駅の構内にいると思われるから聞き込みを頼むぞ。」
「了解。」
「南と高山は上野駅内を聞き込み捜査して来てくれ、写真を渡す。」
達仁は、犯人の写真をもらい、上野駅内を聞き込みをした。
常磐線ホーム
「あの、鉄道公安のものですが この人知りませんか。」
「さぁ、知らんな。」と53歳の出張帰りの会社員
「いや、この人は知らないな。」と大学生
「シラネーよ、こんなオッサン」と20代の人
信越本線ホーム
「さぁ、見たことない人だなぁ。」と富山へ帰る67歳の商売人
「知らないな。」と長野へ行く女性
東京公安室・公安特捜班
「高杉班長、今のところ大泥望助は東京駅の東海道本線と新幹線ホームを当たってみたんですが見つかりません。」
「そうか、手がかりなしか、南と高山はどうした。」
「上野駅で聞き込み捜査をしています。」
「そうか。」
「班長、戻りました。」
「おお、高山か何かわかった。」
「それが、東北本線と奥羽本線や上越線や東北・上越新幹線ののホームにも当たったんですが、見当たりません。」
「そうか、もう何処かへ逃げたんじゃ。」
その時、1人の小学生がが慌てて公安室にやって来た。
「大変です、上野駅の近くの公園で男性が殺されているよ。」
「何っ、男性の死体。」
ファオンファオン、ファンファン ウーウーウー
まもなく、警視庁捜査一課とパトカーが到着
「班長、ついに殺人事件に発展しましたね。」
「白昼の強盗の大泥を追って、殺されるとは。」
「よしっ、上野駅内に目撃者を捜すぞ。」
「班長、売店の人が不審者を目撃されています。」
高山と桜井は高杉班長といっしょに売店へ向かった
「ええ、顔は解らなかったけど確か茶色のスーツを着ていたと覚えているけど。」
「どんな人だったか、覚えていないんですか。」
「だって、あっという間だもの、そういえば一人の女性がバックを持って行ってたけど。」
「女性の旅行客。」
「ええ、1人で北国の旅をするのかねきっと。」
捜査会議
「班長、被害者の身元が割れました、害者は熊野 裕介さん16歳音ノ木坂学院の高校2年の生徒です。」
「音ノ木坂学院、ちょっとすみません。」
「知ってるのか、南。」
「私が、通ってた高校です。」
「そうか、南は音ノ木出身か。」
「班長、大泥は12時のやまびこに乗って北海道へ逃げたそうです。」と松本が言った
「そうか、大泥は逃げるつもりだな。」
「班長、私に北海道に行かせてください。」
「よしっ、南北海道へ向かえ。」
達仁は、あの曲を歌った
「はーるばる、行くぜ函館へ。」