RAILWARS! 東京公安室公安特捜班   作:新庄雄太郎

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今回は、上越新幹線で放火事件の犯人を追いかけます 本年もよろしくお願いします







登場する列車 新幹線200系「あさひ」115系普通電車


第23話 上越新幹線・越後水原の尋ね人

午後7時ごろ、消防車のサイレンがけたたましく鳴らしていた。

「火事だ、火事だぞ」

「向こうのアパートらしい。」

「何っ、アパート!」

達仁は、アパートへ行って見ると多くの野次馬に囲まれていた。

「危険だから、これ以上は近づかないで。」

だが、このアパートの火事が事件に発展するとは、思いもしなかった

 

公安特捜班

次の日、昨日のアパート火災は、放火殺人と断定。

「焼死した塚田昭さんは、父の金を取り返しに行こうとしてもみ合いになり、拳銃で撃たれたと考えられます。」

「2人はその場で逃走か。」

「ええ。」

「班長、被害者に摘出した弾丸からは使用された拳銃は45口径のオートマチックと判明しました。」

「45口径か。」

「これは、暴力団か恨みの犯行と考えられるな。」と松本が言う

「班長、害者の拳銃には前科がありました。」と高山が言った

「何だって。」

「2年前に新宿中央署管内で起きた刑事射殺事件に使われたということです。」

「きっとその事件に関係してるかもしれない。」

「可能性があるな。」

速水が、高杉に声を掛けた。

「高杉班長、面会の方が。」

「よしっ、どうした。」

新潟から来た、被害者の母親からだった。

「あの、昭が殺されたって聞いて来たのですが。」

「えっ、息子さん。」

「あのー、あなたは。」

「私、昭の母親の塚田幸恵と言います。」

「東京の大学に行ってる息子が頑張ってるかなと心配したんですが、正月休みに帰って来たのが最後でした。」

「なるほど。」

南と高山は、新宿中央署で遺体の昭を確認し、新潟へ搬送された。

 

次の日、南と高山は上越新幹線の警乗の日で、放火殺人犯の手配写真が公開された。

「この男が犯人か。」

「ああ、新潟へ逃げるんだな。」

南と高山は、200系新幹線「あさひ313号」に乗って新潟へ向かった。

 

あさひ313号を下車し、新潟駅に到着した その後羽越本線に乗り換えて水原駅に向かった

「おっ、あの少女は一体誰なんだ。」

「どうした、高山。」

「本当だ」

南と高山は1人の少女に目を付けた。

「ちょっといいかな。」

「鉄道公安隊だけど。」

「この男、知らないかな。」

「いいえ、知らないけど。」

「そうか」

南は、すぐに高杉班長に連絡した。

「何っ、その少女が男に関係している」

「ええ、この少女は手配中の放火犯と接触する可能性があります。」

「わかった、今、桜井と岩泉と小海を応援に向かわせる。」

 

瓢湖

「久しぶりだな、嬢ちゃん、おやっさん。」

「どちらでお会いしました。」

「10年前、あなたの煎餅会社で勤務したものだけど。」

「10年前、塚田、お前はまさか。」

氷川は、コルト・ガバメントを取り出し、62歳のおじいさんに銃を向けた。

「やっと思い出したか、お前の息子の昭のせいで、学校を退学させられた氷川正人だよ。」

「氷川、あなた、わかったはあなたが昭君を殺したのね。」

「そう、その通りさ。」

「やめてっ、私を殺すのはやめてっ、」

「そこまでだ、氷川」

「鉄道公安隊だ、もう逃げられないぞ。」

「うるせぇ」

氷川は、ガバメントを3発打った。

桜井は、1発発砲し、氷川を制圧、事件は解決した

「高山、見てよ。」

「本当だ、白鳥がたくさんいるよ。」

「シベリアから来たんだな」

「まぁ、美しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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